脆弱性の影響を受ける製品/コンポーネント/ツール
該当する脆弱性 | 製品/コンポーネント/ツール | バージョン |
CVSS3.0
スコア | 深刻度 |
---|---|---|---|---|
CVE-2023-34144
| Apex One Apex One SaaS | All | 7.8 | 高 |
CVE-2023-34145 | All | 7.8 | 高 | |
CVE-2023-34146 | All | 7.8 | 高 | |
CVE-2023-34147 | All | 7.8 | 高 | |
CVE-2023-34148 | All | 7.8 | 高 |
脆弱性の概要
CVSSv3: 7.8: AV:L/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
Apex One及びApex One SaaSのセキュリティエージェントにおいて、信頼できない検索パスの脆弱性が確認されました。この脆弱性により、権限昇格が行われる可能性があります。この脆弱性を悪用するには、攻撃者は低レベルでのコードの実行権限を保持している必要があります。
CVE-2023-34146, 34147 及び 34148: 危険なメソッドや機能の公開による権限昇格の脆弱性
CVSSv3: 7.8: AV:L/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
Apex One及びApex One SaaSのセキュリティエージェントにおいて、危険なメソッドや機能の公開の脆弱性が確認されました。この脆弱性により、権限昇格が行われセキュリティエージェントに関する特定のレジストリキーに任意の値を書き込むことができる可能性があります。この脆弱性を悪用するには、攻撃者は低レベルでのコードの実行権限を保持している必要があります。
対処方法
製品/コンポーネント/ツール | バージョン | 修正 | Readme |
---|---|---|---|
Apex One | 2019 | SP1 Critical Patch 12033 | Readme |
Apex One SaaS | 2023年5月のメンテナンスで修正 (セキュリティエージェント build 14.0.12518) | Readme |
「修正」に記載されている内容は、掲載された脆弱性の対応に必要となる公表時点でのバージョン、ビルド番号です。より新しいバージョン、ビルドが公開されている場合は、最新のものを適用してください。
弊社では、広く最新の脅威に対応するために、常に最新のバージョンの製品をご利用いただくことを推奨しています。古いバージョンをお使いのお客様は新しいバージョンへのアップグレードをご検討ください。
軽減要素
この種の脆弱性を悪用するには、一般的に攻撃者が脆弱な端末にアクセスできることが必要です。 信頼されたネットワークからのみアクセスを許可することで、本脆弱性が利用される可能性を軽減することができます。トレンドマイクロは、お客様にできるだけ早く最新のビルドにアップデートすることをお勧めしています。
参照情報
- ZDI-CAN-19680
- ZDI-CAN-19681
- ZDI-CAN-19188
- ZDI-CAN-19191
- ZDI-CAN-19192
更新情報
- 2023年 6月 6日 公開
- 2023年 6月13日 訳語を一部修正しました。
- 2023年 6月22日 対処方法にApex One SaaS セキュリティエージェントのビルド番号を追記