オンライン環境のTrend Micro Apex Centralを用いてServerProtectシリーズ向けに手動更新モジュールを作成する手順
SPLXの手動アップデートに必要なコンポーネントは下記の6コンポーネントです。Apex Centralにて下記コンポーネントをダウンロードします。
[ウイルス対策]ツリー配下
・ウイルス検索エンジン(Linux、32ビット)
・ウイルス検索エンジン(Linux、64ビット)
・ウイルス検索エンジン(Linux for CIFS、32ビット)
・ウイルスパターンファイル
[スパイウェア対策]ツリー配下
・スパイウェア/グレーウェアパターンファイル
[プログラムアップデート]ツリー配下
・ServerProtect for Linux
作成した手動更新モジュールをSPLXに適用する手順は、オフライン環境にApex Centralを用意して、Apex Centralから配信する方法(A)と SPLXに直接配置する方法(B)の2通りがございます。
(A)作成した手動更新モジュールを、オフライン環境に用意したApex Central上に配置して、管理下のSPLXに配信する方法
この手順は、SPLXをApex Centralで一括管理して、一括でパターン配信を行う構成とする場合に実施頂く手順です。
- オフライン環境上のSPLXとの疎通が可能なサーバにApex Centralをインストールします。 インストール後、下記FAQの手順に従ってSPLXを登録します。
WebコンソールからServerProtect for Linux 3.0をTrend Micro Control Manager/Trend Micro Apex Centralへ登録する方法
- SPLX登録済みのApex Central管理コンソールにログインします。
- メニューバーにて[ディレクトリ] > [製品] を選択します。
- 画面左側のツリー内で [ローカルフォルダ] > [作成したエンティティ名] が表示されている事を確認します。
- 作成済みの手動更新用モジュールを、Apex Centralサーバ内の任意のディレクトリに配置します。
配置したディレクトリを共有して、ネットワークパスを確認します。
- Apex Centralの管理コンソールに戻り、メニューバーにて[運用管理] > [アップデート] > [手動アップデート]を選択します。
- [コンポーネントのインテリジェントダウンロードを有効にする]のチェックを入れます。
- 「アップデート元」を「その他のアップデート元」にチェックを入れます。ここには、配置済みの手動更新モジュールのディレクトリをUNCパスで記載します。
例) ¥¥<ホスト名>¥Users¥Administrator¥Desktop¥activeupdate
- [配信計画]枠にて[選択したすべての管理下の製品に配信する]を選択して、任意の配信日時を設定した後に[ダウンロード]ボタンをクリックします。この後、Apex CentralからSPLXへ手動更新モジュールが配信されます。
- メニューバーにて[運用管理]タブ > [コマンド追跡]を開き[パターンファイルの配信]というコマンドが記録されていれば、配信は実行済みです。
- SPLXの管理コンソールにログインします。画面左側のメニュー内[Summary]を選択して、パターンファイルのバージョンが任意のバージョンに更新された事を確認します。
(B)作成した手動更新モジュールを、SPLXに直接配置する方法
- SPLXに手動更新モジュールを配信する為のHTTPサーバを構築します。
- HTTPサーバ上に、作成した手動更新モジュールを配置してHTTPアクセス可能な状態にします。
- ブラウザで、コピーしたファイルへHTTPアクセスが可能か確認します。
- SPLXの設定画面(Webコンソール)にログインします。
- 画面左側のメニュー内[Update]内で [Download Source] を [Other Internet Source] に設定し、URL を以下の通り設定します。
http://{HTTPサーバ名またはIPアドレス}/{保存ディレクトリ名}
例)http://192.168.0.1/activeupdate
- [Save]ボタンを押して設定を完了します。
- [Update now] ボタンを押すとパターンファイルの配信が開始されます。
- 画面左側のメニュー内[Summary]を選択して、パターンファイルのバージョンが任意のバージョンに更新された事を確認します。