仮想パッチ機能(iVP)が正しく動作しているかを確認する手順は以下のとおりです。
なお、特定のルールに対してのテストを行なう手順はありません。
- InterScan Web Security など、ゲートウェイでウイルスを検出する機能をご利用ではないことを事前にご確認ください。
- 仮想パッチのテストには HTTP 通信を使用します。
- プロキシサーバなど HTTP ゲートウェイにおいてウイルス対策機能をご利用の場合、一時的に対象エージェントからの HTTP 通信を許可していただくか、プロキシサーバを経由しない HTTP 経路をご用意いただきますようお願いいたします。
事前確認 仮想パッチのライセンスを有効化にする
オンプレミス版 Apex One は、仮想パッチのライセンスが有効化されていることを確認してください。
下記製品 FAQ の『仮想パッチのライセンスを有効化する手順』をご参照ください。
Apex One SaaS は仮想パッチのライセンスの有効化は不要です。
Step 1 仮想パッチのポリシーを作成する
仮想パッチのルールを有効にして、ポリシーを作成します。
- Apex Central の管理コンソールへログオンし、[ポリシー] → [ポリシー管理] へ移動します。
- 新規ポリシー [作成] ボタンをクリック、もしくは該当のポリシーを選択して [ポリシーの編集] 画面を開きます。
- [仮想パッチの設定] 項目にて [仮想パッチを有効にする] が有効になっていることを確認します。
- 以下 2 つのルールが有効になっている事を確認します。
無効の場合は有効にします。
■識別子:1005924
■名前:Restrict Download Of EICAR Test File Over HTTP
■識別子:1004715
■名前:HTTP Web Client Decoding
「すべて設定」をクリックすると上記の 2 つのルールが「有効」になります。
Step 2 エージェントへのポリシー配信
仮想パッチのルールを有効にしたポリシーを、動作確認をするエージェントに配信します。
- Step 1 で作成したポリシーについて、 [対象] の指定で動作確認をするエージェントを設定します(画像はラベルを選択)。
「配信」をクリックしてポリシーをエージェントに配信します。
- ポリシー配信が完了したことを確認します。
Step 3 仮想パッチ機能の動作確認
Eicar を使用して、仮想パッチ機能の動作確認をします。
- ポリシーを割り当てたエージェントで、下記製品 FAQ にアクセスします。
- 『ウイルス検索機能の確認』の確認手順 2.「こちらのサイト」をクリックします。
- 「各製品共通テストウイルス」のサイトが開きましたら、eicar.com のリンクを右クリックし、「リンクをコピー」などから URL をコピーします。
※ 「リンクをコピー」の表示はブラウザによって異なります。
- コピーした URL の冒頭の「https」を「http」に変更してアクセスします。
- 仮想パッチ機能が正しく動作している場合、Eicar のダウンロードはされずにエラーが表示されます。
Apex One エージェントがウイルスとして Eicar を検出する場合は、ルールが正しく動作していません。
※ エラーメッセージはブラウザによって異なります。
※ Apex One エージェントのポップアップなどは特に表示されません。
Step 4 ログの確認
仮想パッチにより通信がブロックされたログは、Apex Central 側で確認します。
- Apex Central の管理コンソールへログインし、[レポート] → [ログ] → [ログクエリ] へ移動します。
- ログの種類として、プルダウンメニューから [セキュリティログ] → [ネットワークイベント] → [IPS] を選択して確認します。