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Endpoint Sensor でデータベース (mdf ファイル) の肥大化に関する問題が発生し調査を行う場合に、
一般的な対処および一般的に必要となる情報を記載したものとなります。
追加での情報採取が必要になる場合がある点についてあらかじめご理解ください。
 

前提

前提として、Endpoint Sensor を利用する際のサイジング推奨値を満たしているかご確認ください。
参考: Quick migration guide for Trend Micro Apex One
※「Sizing Considerations」の欄をご参照ください。
 

一般的な対処

まずは以下の対処を実施いただき、ファイルサイズが縮小されるかをご確認ください。

 ・インデックス領域のリビルドおよびデータベースの圧縮
 

インデックス領域のリビルドおよびデータベースの圧縮手順

  1. SQL Management Studio より、SQL データベースへ接続します。
 
  • Endpoint Sensor のデータベースを選択し、右クリックし、[新しいクエリ] をクリックします。
 
  • 以下のクエリを入力し、[実行] をクリックします。

     ALTER FULLTEXT CATALOG ftCatalog_CmdLine REBUILD
     ALTER FULLTEXT CATALOG ftCatalog_RegAll REBUILD
 
 
  • 上記3が完了後、Endpoint Sensor のデータベースを選択し、
    [タスク] > [圧縮] > [データベース]を選択し、圧縮を行います。
    空き容量目安などが表示されますので、確認後、[OK] を押してください。
    ※データベースの圧縮を行う際には、Apex One 管理サーバ側の Trend Micro Endpoint Sensor Service を
     一時的に停止することをお勧めします。
     この場合、ユーザーはその間に調査を行うことができなくなりますがデータ損失のリスクはありません。
     Endpoint Sensor が復帰した後、エージェントはメタデータを送信します。
     なお、Apex One Master Service の停止は不要です。
上記にて事象の改善が見られない場合、再発する場合などには以下の情報をご提供ください。
 
 

確認事項

以下の情報についてご教示いただきますようお願いいたします。

 ・配下のエージェント台数
 ・Endpoint Sensor で収集したログを何か月分保存する想定なのか
 ・SQL Server のディスク容量
 ・運用上の Trend Micro Endpoint Sensor Service(Apex One サーバ側)の定期的な停止有無
 

データベース側にて取得が必要な情報

SQL Server Management Studio から Endpoint Sensor で利用しているデータベースに
接続していただき、以下の情報を取得後、弊社までご提供ください。

 ・SQL Server のファイルサイズ上限設定の設定値が確認できる画面ショット
 ・Endpoint Sensor データベースのディスク使用量レポート
 ・Endpoint Sensor データベースのテーブルごとのディスク容量レポート
 ・Endpoint Sensor の設定情報のエクスポートデータ
 

SQL Server のファイルサイズ上限設定の設定値が確認できる画面ショットの取得手順

  1. SQL Management Studio より、SQL データベースへ接続します。
 
  • Endpoint Sensor のデータベースを選択し、右クリックし、[プロパティ] を選択します。
 
  • [ファイル] タブを選択し、「自動拡張/最大サイズ」の欄の [...] マークを選択します。
 
  • 表示された画面の画面ショットを取得します。


 

Endpoint Sensor データベースのディスク使用量レポートの取得手順

  1. SQL Management Studio より、SQL データベースへ接続します。
 
  • Endpoint Sensor のデータベースを選択し、右クリックし、
    [レポート] - [標準レポート] - [ディスク使用量] をクリックします。
 
  • ディスク使用量のレポートが生成されますので、右クリックし、
    [エクスポート] - [Excel] をクリックし、レポートをエクスポートします。


 

Endpoint Sensor データベースのテーブルごとのディスク容量レポートの取得手順

  1. SQL Management Studio より、SQL データベースへ接続します。
 
  • Endpoint Sensor のデータベースを選択し、右クリックし、
    [レポート] - [標準レポート] - [テーブルごとのディスク使用量] をクリックします。
 
  • ディスク使用量のレポートが生成されますので、右クリックし、
    [エクスポート] - [Excel] をクリックし、レポートをエクスポートします。


 

Endpoint Sensor の設定情報のエクスポートデータの取得手順

  1. SQL Management Studio より、SQL データベースへ接続します。
 
  • Endpoint Sensor のデータベースを選択し、右クリックし、[新しいクエリ] をクリックします。
 
  • 以下のクエリを入力し、[実行] をクリックします。

     SELECT *
     FROM dbo.Setting
 
  • クエリ結果が表示されますので、すべてを選択しながら右クリックし、[結果に名前を付けて保存] を
    クリックして任意の名前をつけ、クエリ結果を保存します。


 

製品側にて取得が必要な情報

お手数ではございますが、以下の情報を取得後、弊社までご提供ください。
・「最大メタデータストレージ」の設定値が確認できる画面ショット
・Apex One サーバの CDT 情報
 

「最大メタデータストレージ」の設定値が確認できる画面ショットの取得手順

  1. Apex Central の管理コンソールにログインします。
 
  • [ポリシー] > [ポリシー管理] を選択し、「製品:」で「Apex One サーバ」を選択後、
    Apex One サーバに適用されているポリシーを選択します。
 
  • 「Endpoint Sensor」のプルダウン配下の「最大メタデータストレージ」の設定値が
    確認できる画面ショットを取得してください。
 

Apex One サーバの CDT 情報の取得手順

以下の製品 Q&A をご確認いただき、Apex One サーバの CDT 情報を取得してください。
Apex One :Case Diagnostic Tool の使用方法
※手順5では「OSCE_14server」と配下の項目すべてにチェックを入れてください。
※この場合、デバッグ情報は不要ですので手順6では [Start Debug Mode] は押下せずに [Skip >>] を押下します。