詳細
DSA 20.0.0.8438 を使用した場合に、管理コンソールで指定されたプロキシを経由せず、HTTPS経由で Smart Protection Server のURL へ直接接続を試行します。
そのため、プロキシを利用している一部の環境で、以下のアラートが発生します。
・Smart Protection Serverとの接続失敗
原因
DSA 20.0.0.8438 にて、以下のプロキシ設定が正常に反映されない不具合が確認されております。・管理コンソール上のポリシーもしくはコンピュータの設定画面から、左メニューの[不正プログラム対策]→[Smart Protection]タブを選択し、「ファイルレピュテーションサービス用のSmart Protection Server」の項目で設定可能なプロキシ設定
影響
プロキシを利用している一部の環境で、DSA が Smart Protection Server への接続に失敗します。
結果として、スマートスキャンのクエリに失敗します。
スマートスキャンの詳細につきましては、以下のオンラインヘルプをご確認ください。
オンプレミス版DSA: Smart Protection Server
C1WS: Smart Protection Server
対処方法
2024年1月リリースのDeep Security Agent (20.0.1-690)で修正を行いました。
リリースの詳細については、「Deep Security Agentの新機能(英語版)」をご確認ください。
本ビルドは、Cloud One - Endpoint and Workload Security(以下、C1EWS)をご利用のお客様に対し、先行してリリースしております。
ダウンロードセンター への公開は、2024年1月24日ごろを予定しております。
そのため、Deep Security オンプレミス版をご利用のお客様および、すぐにバージョンアップできないお客様につきましては、以下の「回避策」をご検討ください。
回避策
C1EWS管理コンソール>[管理]>[システム設定]>[プロキシ]>[プロキシサーバの使用]にて、
「設定されたプロキシにアクセスできない場合にAgentによるOSプロキシの適用を許可する」を有効にします。
※本設定の詳細は、「プロキシ設定」および「OSプロキシを有効にする」をご参照ください。
本設定を有効にすることで、AgentはOSに設定されたプロキシ情報を参照してSmart Protection Server へ接続できるようになります。
本回避策は、C1EWSをご利用のお客様 かつ Windows OSおよびMac OSのみの環境が対象となります。
上記以外のお客様につきましては、DSA 20.0.0.8268 以前のビルドにロールバックしてください。
ロールバック手順につきましては、Deep Security Agentのロールバック手順 をご参照ください。