DDIには、ディスク内のすべてのデータを削除する機能はございません。
DDIのディスク内に存在するすべてのデータを完全に削除する必要がある場合、
データ削除用専用ソフトウェア、あるいは専門業者のデータ削除サービスを利用し、
お客様ご自身でデータ削除を実施いただくようお願いしております。
なおディスク内のデータ削除を行う一般的な方法の一例としては
Live CD Linux を用いる方法がございます。
Live CD Linux を用いたデータ削除方法につきましては、各OSのガイドをご覧ください。
【補足】
DDIでは、DDIのインストールメディアを用い、DDIを製品出荷時のモードへ復元することが可能です(※)。
※製品出荷時のモードへの復元については、各DDIバージョンのインストールガイドをご覧ください。
しかしながらこの復元機能では、一般的な用語でいう「クイックフォーマット」を行います。
これはブロックに保持されるファイルを消去するのではなく、
DDI がファイルにアクセスするために必要なインデックスといったメタデータの削除を行います。
また、新規インストールや製品出荷時への復元機能によりパーティションの再構築が行われますが
未使用のブロックに対してゼロ埋め等の初期化処理は行われないため、保持されていたファイルが残存する可能性があります。
このため、DDIのインストールメディアにて初期化を実施した場合、高度なフォレンジック技術により第三者により復元されてしまう可能性があります。
【関連質問】
Q.
HDD故障が発生したため、出張修理対応にてHDD交換を行うことになりました。
故障したHDDを返却する前に中のデータを完全に消去したいのですが、物理破壊や電磁消去を行ってもよいですか?
A.
いいえ、回収する故障HDDに対しては、物理破壊や電磁消去は実施いただけません。(※)
データ削除方法としては、データ削除用専用ソフトウェアや専門業者のデータ削除サービスをご利用ください。
なおDDIのハードウェアベンダーであるDELL社側では、HDD回収後にデータ削除や物理破壊を実施するものの、作業完了証明書は発行していないため、お客様ご自身の責任でデータ削除をいただく必要があります。
DELL社製品の修理・廃棄時における記憶装置の取扱いに関する詳細は以下ページをご参照ください。
◇弊社製品の修理・廃棄時における記憶装置の取扱いについて
https://i.dell.com/sites/csdocuments/Merchandizing_Docs/ja/%E4%BF%AE%E7%90%86%E3%83%BB%E5%BB%83%E6%A3%84%E6%99%82%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E8%A8%98%E6%86%B6%E8%A3%85%E7%BD%AE%E3%81%AE%E5%8F%96%E6%89%B1_ver.10.pdf
※ハードウェアに KYHD (Keep Your Hard Drive) オプションが付いている場合は、HDD をお客さまにて保管・処分して頂くことも可能なため、この限りではありません。