概要
訓練を目的としたメッセージに記載された URL などが InterScan MSS によって「Phishing」判定されてしまう等、InterScan MSS で設定されているポリシーによりテストメッセージが検出されてしまう場合の除外設定についてご説明します。
実現方法
以下のポリシーを新規作成し、すべての既存のポリシーの先頭に配置するようにします。これにより、訓練用のメッセージは既存のポリシー処理をスキップし、InterScan MSS の後段のメールサーバへの配送処理へ移動するようになります。
- エンベロープの送信者アドレスが訓練用メールの送信者のアドレスの場合、ローカルのTCPポート10026番宛てに直接配送する
ポリシールール作成例
上述のポリシーの作成例は以下の通りです。
※ ここではメッセージを受信する内部アドレスを「*@example.com」としてご説明します
- 管理コンソールから ポリシー - ポリシーリスト を開きます。
- 追加 - その他 から「受信者と送信者の選択」で以下を設定し、次へをクリックします。
このルールの適用対象: 受信メッセージ
宛先 (受信者): *@example.com
差出人 (送信者): 訓練用メールの送信者のメールアドレス (エンベロープの送信者) - 検索条件の選択 では何も指定せず次へをクリックします。
- 処理の選択 ではインターセプトで「中継」を選択し、ホストに 127.0.0.1、ポートに 10026 を指定し、次へをクリックします。
- 順序番号で「1」を指定して完了をクリックします。