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本事象につきましては、既に弊社 ActiveUpdate サーバに本事象の対処が実施された server.ini を配置しております。
そのため、後述の手順を実施せずとも、Apex Central にて弊社 ActiveUpdate サーバに対して
手動アップデートを実施いただくことで、以降事象は発生しない状態となります。

Apex CentralにPatch 8 (ビルド 6660)を適用すると不要なファイルを削除する処理があり、SPLXで使用するファイル「libaction.zip」が削除される仕様となっております。そのため、SPLXのパターンアップデートに必要なファイルが不足することでアップデートが失敗します。

Apex Central をインストールしたサーバ上で以下手順をご実施いただき、改善があるかをご確認いただけますでしょうか。
 

1.
Apex Centralをインストールしたサーバで
C:\Program Files (x86)\Trend Micro\Control Manager\aucfg.ini
をテキストエディタなどで開き、[common] セクションに下記のパラメータが存在しない場合は、パラメータを追加して保存します。

delete_directory_list=pattern;engine;


aucfg.ini に [common] セクション自体が存在しない場合は、ファイル内の末尾に左詰めでセクションも追記します。
  

[common]
delete_directory_list=pattern;engine;


2.
Apex Centralをインストールしたサーバで
C:\Program Files (x86)\Trend Micro\Control Manager\WebUI\download\activeupdate\product
に以下の2つのフォルダを作成します。
libaction_x64
splx3
 
3.
以下のURLから libaction.zip および libaction.sig をダウンロードします。

https://apexcentral80-p.activeupdate.trendmicro.co.jp/activeupdate/japan/product/libaction_x64/libaction.zip

https://apexcentral80-p.activeupdate.trendmicro.co.jp/activeupdate/japan/product/libaction_x64/libaction.sig

※libaction.zipのファイルサイズが「13881 バイト」であることを確認してください。

ダウンロードしたファイルはApex Centralをインストールしたサーバの以下のフォルダに保存します。
C:\Program Files (x86)\Trend Micro\Control Manager\WebUI\download\activeupdate\product\libaction_x64
 
4.
server.ini をバックアップします。
C:\Program Files (x86)\Trend Micro\Control Manager\WebUI\download\activeupdate\server.ini を
C:\Program Files (x86)\Trend Micro\Control Manager\WebUI\download\activeupdate\server.ini.old にリネームします。
 
5.
C:\Program Files (x86)\Trend Micro\Control Manager\WebUI\download\activeupdate\server.ini
を以下のように編集して保存します。もし既に存在する場合は、該当手順はスキップします。

5-1.
[All_Product] セクションに以下の内容を追加します。

Product.135=SProtect for Linux, 3.0, 3.1


5-2.
以下の内容を追加します。

[Info_135_30000_1_9217]
Version=3.0
Update_Path=product/libaction_x64/libaction.zip,13881
Min=3.0
Max=3.0

 
6.
アップデートを実行して、問題が改善した事を確認します。