本事象は SQL Server のデータベース接続に Windows認証をご利用の場合に発生することが確認されております。
問題回避を優先される場合には、SQL Server認証に変更しての対応をご検討ください。
Windows認証からの変更を許容いただけない場合には、以下の対応をご確認ください。
また、SQL Server認証にもかかわらず本エラーが表示される場合には、製品サポートまでお知らせください。
Apex One の SQL Server のデータベース接続の権限についてご確認ください。
Windows認証は、現在ログオンしているユーザのユーザ名が適用されますので、その点ご留意をお願いいたします。
◆SQL Serverデータベース接続の設定
https://docs.trendmicro.com/ja-jp/documentation/article/trend-micro-apex-one-2019-server-online-help-sql_tool_use
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Windowsアカウントを使用してサーバにログオンするときは、Apex Oneに現在ログオンしているユーザのユーザ名が適用されます。
重要:
ユーザアカウントは、ローカル管理者グループに属しているか、Active Directory (AD) ビルトイン管理者である必要があります。また、Windowsのローカルセキュリティポリシーまたはグループポリシー管理コンソールを使用して、次のユーザ権限割り当てポリシーを設定する必要があります。
・サービスとしてログオン
・バッチジョブとしてログオン
・ローカルログオンを許可
ユーザアカウントには、次に示すデータベースの役割も必要です。
・dbcreator
・bulkadmin
・db_owner
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■ユーザ権限割り当てポリシーの確認
[管理ツール] ->[ローカル セキュリティ ポリシー]>"[ ローカル ポリシー] を 展開">"[ ユーザー権利の割り当て]を選択"
Apex Oneに現在ログオンしているユーザが以下の権限を与えられているかご確認ください。(スクリーンショットをご提供ください。)
・サービスとしてログオン
・バッチジョブとしてログオン
・ローカルログオンを許可
■「ApexOne が使用するインスタンス」に対し、『Windowsアカウント』に
以下の権限の付与状況をご確認くださいますでしょうか。
・Dbcreator
・bulkadmin
・db_owner
<権限確認の操作例>
(1)「Management Studio」を起動し、SQL Server で
使用している『Windowsアカウント』で接続します。
(2)「Management Studio」に接続できる事を確認します。
(3)「Management Studio」の画面上で[セキュリティ]→[ログイン]を開き、
『Windowsアカウント』を選択します。
(4)「サーバロール」画面にて下記 3点の権限にチェックが付いているか
ご確認ください。
・Dbcreator
・bulkadmin
・db_owner
上記権限に問題がない場合の原因といたしましては、以下のサービスが無効化されている可能性がございます。
Secondary Logon サービス
iAC(Application Control Service) のインストール処理をする際に、SQL Server への接続が必要となります。
その際にSQLデータベース認証の種類を”Windowsアカウント”と選択している場合は、ドメインユーザで接続を試みますが、"Secondary Logon"サービスが無効化されている場合に、その処理に失敗をします。
そのため、SQLのデータベース認証においてWindowsアカウントを選択している場合は、Apex Oneのインストール時に、"Secondary Logon"サービスのスタートアップの種類を"手動"へ設定いただければと存じます。
なお、Apex Oneのインストール終了後に、再度"Secondary Logon"サービスのスタートアップの種類を"無効"へ戻していただいて問題ございません。