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証明書の期限

Cloud One - Network Securityの証明書の期限は2年間です。

影響

証明書の期限が切れた場合は、Network Security Virtual Appliance (以下、NSVA)と
Cloud Oneの通信に失敗し、NSVAの管理ができなくなります。
コンソール上の表示としましては「Health Status」が「Not Communicating」となります。

 

対処法 - AWS環境の場合

以下の手順をご実施ください。

1 Cloud OneコンソールからNetwork Securityの管理コンソールに遷移していただき、
 事象が発生しているアプライアンスを選択し、
 [Select Action] > [Unregister(Not Communicating)]を実行してください。
 
2 AWS側のコンソールに遷移し、該当のNSVAが存在するEC2インスタンスの
 セキュリティグループおよびネットワークACLにて
 SSH接続元として予定しているインスタンス等からのSSH接続(TCP22番ポートへインバウンド通信)が
 可能な設定になっているかご確認ください。
 可能でない場合は、通信できるように設定を変更してください。

※「オプション2: Gateway Load Balancerを使用して一元化された仮想アプライアンスを展開する 」の方法で構築した場合は「mgmt-sg」の設定を変更してください。
 
3 SSH接続元インスタンスに、下記の方法またはscpコマンドを使用するなどして
 NSVAインスタンスのキーペア(秘密鍵)を配置してください。

a) NSVAインスタンス構築時のキーペアを用意します。

b) NSVAインスタンスのキーペアをテキストエディタ等で開いてください。

c) b)で開いたキーペアの中身をコピーしてください。

d) 接続元インスタンスで下記コマンドを実施します。
#vi <key_pair_name>.pem
※<key_pair_name>にはNSVAが存在するインスタンスのキーペアと同じ名前など
 判別しやすい名称をお付けください。

e) 上記で開いたエディタ内でc)にてコピーした内容を貼り付けます。
 
f) エスケープキーを入力してvimの入力モードを抜けてください。
 
g) :wqを入力し、ファイルを保存してください。

4 下記コマンドを実行してください。
#chmod 400 <配置したキーペアのファイルパス>

5 SSH接続元インスタンスにて、以下のコマンドを実行してください。
# ssh -i "[手順3で作成したキーペアのファイルパス] admin@[NSVAインスタンスのIPアドレス]
ご参考:SSH を使用して Linux または macOS から Linux インスタンスに接続します。
 
6 手順5を実行後、以下のような表示がされることを確認します。
 下記の表示になればログインに成功しています。
----------------------
NetworkSecurity[リージョン名]{}
----------------------

7 下記コマンドを実施します。
---------------------
NetworkSecurity[リージョン名]{}cloudone unregister
NetworkSecurity[リージョン名]{}show cloudone
---------------------

以下の値が返ってくれば、登録解除(unregister)に成功しています。
---------------------
No Trend Micro Cloud - NetWork Security Register Request
---------------------

8 下記コマンドを実施します。
---------------------
NetworkSecurity[リージョン名]{}cloudone register <Token>
NetworkSecurity[リージョン名]{}show cloudone
---------------------

なお、コマンド中で使用するTokenの取得方法は「アプライアンス展開トークンの管理 」を
ご確認ください。

実行した結果、末尾が以下の値が返ってくれば再登録に成功しております。
---------------------
Register Status: Registered
Connented: true
---------------------