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本機能の利用条件

メッセージボックス機能を使用するには、以下の条件を満たす必要があります。
  • ServerProtectの一般サーバ(以下、一般サーバ)と表示を行うターゲットのサーバは同じドメインに参加していること。
  • 一般サーバがドメイン管理者アカウントでインストールされていること。
  • 特定のバージョン以上を適用していること
    • ServerProtect for NetApp 5.8 Service Pack 1 Patch 2 以上
    • ServerProtect for Windows 5.8 Patch 7 以上
    • ServerProtect for Storage 6.0 HotFix build 1205 以上
    • ServerProtect for EMC Celerra 5.8 Critical Patch build 1566 以上
 

アカウントに関する設定のヒント

新規インストール時は下記の箇所でドメイン管理者カウントを指定することができます。


すでにインストール済みの環境の場合、SetUserInfo.exe を使用して、対象の一般サーバの権限情報を書き換えてください。ツールが置かれている初期設定でのパスは次の通りです。

  • 32ビット環境の場合 C:\Programe Files\Trend\SProtect\
  • 64ビット環境の場合 C:\Programe Files\Trend\SProtect\x64\
 

本機能を有効にする手順

次の手順に沿って設定を行ってください。
  1. ServerProtectの一般サーバ(以下、一般サーバ)と表示を行うターゲットのサーバは同じWindowsドメインに参加させます。
  2. 一般サーバがドメイン管理者アカウントでインストールされていることを確認します。
    インストール時のアカウント情報が不明な場合は、SetUserInfo.exeを使った設定変更を行ってください。
  3. 通知を行う対象のサーバにて、レジストリエディタでAllowRemoteRPCの値を1に設定します。

    [HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Terminal Server\]
    AllowRemoteRPC = 1 (REG_DWORD)

 

よくある質問

メッセージボックスによる通知が行われない場合は、事象再現時のパケットデータとCase Diagnostic Tool (CDT)によるデバッグログを同時に取得してください。
調査のヒントは以下の通りです。
 

NT_Status: STATUS_TRUSTED_RELATIONSHIP_FAILURE(0xc000018d)

ワークステーションとプライマリドメイン間の信頼関係などによる問題のため、ログオン要求が失敗したことを意味します。
ポップアップを表示させたいコンピュータをいったんドメインへの参加を解除し、再度参加させてください。

NT_Status: STATUS_LOGON_FAILURE(0xc000006d)

ユーザ名やパスワードが間違っている場合に発生します。
一般サーバに指定したアカウントでポップアップ表示先のコンピュータにログオンできることを確認してください。

NT_Status: STATUS_INVALID_PARAMETER (0xc000000d)

正しくないパラメータが渡されたことを示します。
AllowRemoteRPC レジストリ値が「1」に設定されていることを確認してください。