この動作によって、以下2つの影響が生じます。
影響1:エージェントログが削除される
影響2:ポリシー設定が解除される
影響を回避する方法につきましては、後述の「事前に回避する方法」をご参照ください。
影響が発生する条件
本影響は以下の2つの条件で発生します。なお、エージェントログの削除は条件2のみを満たす場合、ポリシー設定の解除は両方とも条件を満たす場合に発生します。
条件1:エージェントポリシーの適用方法として「対象の指定」を使用している
(Apex Centralと連携し、ポリシー配信している場合のみ対象)
条件2:セキュリティエージェントとEndpoint BasecampのGUIDが不一致
ポリシー設定の解除は、両方の条件を満たす場合に発生します。
そのため、ポリシーの対象の指定方法として「ラベルの選択」や「条件に応じてフィルタ」を使用している場合、条件1を満たさないため発生しません。
エージェントログの削除については、条件2のみで発生します。
セキュリティエージェントとEndpoint BasecampのGUIDは、Image SetupツールでGUIDを変更している環境などで不一致となる場合があります。
事前に回避する方法
影響を回避する方法として、次の2パターンがあります。
ポリシー設定が解除される影響については、両パターンとも効果があります。
エージェントログが削除される影響については、パターン2のみ効果があります。
パターン1:エージェントポリシーの適用方法として「対象の指定」以外で適用を行う
パターン2:アップデート設定にてHotFix配信禁止設定を行う
(配信を暫定的に停止し、配信前にログを手動でエクスポートする)
上記1の手順につきましては、オンラインヘルプ新しいポリシーの作成をご参照ください。
上記2の手順につきましては、オンラインヘルプその他のエージェント設定(Apex Central) 、アップデート権限とその他の設定(Apex One)をご参照ください。
※ 削除されるエージェントログは、Web コンソールの [エージェント管理] 画面にてツリービューで該当のエージェントを選択、右クリック「ログ」で選択できるログなどが対象となります。
※ エージェントログが削除される影響につきましては、発生後の対処ができません。
※ エージェントログを保持しておく必要がある場合、「パターン2」を事前に実施頂き、
Apex Central からエクスポートするかApex Oneからエクスポート頂くようにお願いいたします。
また、ログをエクスポート後、アップデート設定を元に戻してください。
事象発生後の対処方法
ポリシーがリセットされた場合、手動で適切なポリシーを再適用してください。なお、Apex Central 管理コンソールの「ポリシー」>「ポリシー管理」画面の「エンドポイント/製品 (ポリシーなし)」より、ポリシー適用が解除されているエージェント数を確認頂くことが可能です。