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利用しているカーネルバージョンがKSPでサポートされているか確認する場合は、 以下の「サポートされるカーネルの一覧」をご確認ください。

サポートされるカーネルの一覧

Linux 版 DSA は、原則としてサポート対象プラットフォームの各ディストリビュータが提供している公式カーネルをサポートします。
サポート対象カーネル一覧に記載されていないバージョンのカーネルの使用はサポート対象外となり、各種保護機能が有効にできません。

上記のサポートされるカーネルの一覧「Supported Linux Kernels(xx.xx)」のリストから、
カーネルバージョンが完全に一致しているか確認をする方法について以下記載いたします。


〇サポート対象である場合
例えば、ご利用されている Red Hat Enterprise Linux のカーネルバージョンが「5.14.0-70.13.1.el9_0.x86_64」の場合、
サポートされるカーネルの一覧「Supported Linux Kernels(xx.xx)」のリストに「5.14.0-70.13.1.el9_0.x86_64」が記載されているため、サポート対象となります。


〇サポート対象ではない場合1
カーネルバージョンが「4.14.355-195.591.amzn1.x86_64」である場合、サポートされるカーネルの一覧「Supported Linux Kernels(xx.xx)」のリストバージョンには、
「4.14.355-195.591.amzn1.x86_64」が記載されていません。
そのため、「4.14.355-195.591.amzn1.x86_64」はサポート対象外となります。


〇サポート対象ではない場合2
Ubuntuなどの一部のOSではカーネルタイプが複数存在します。
この場合はカーネルバージョンだけなく、リストのサポートしているカーネルタイプ(genericやaws、azure、gcp等)に
「Y」が記載されているかについてもご確認ください。


genericはサポートしているもののgkeはサポートしてないなどの場合がございます。

例えば、Ubuntuの「4.15.0-20」ではgenericには「Y」が記載されておりサポートしているものの、
gkeには「Y」の記載がないためサポートされません。


※カーネルタイプについて
 「azure」、「cloud」など特定のタグが付いているカーネルタイプは、
 特定のディストリビューションや クラウドプロバイダーによってカスタマイズされたカーネルを意味しています。

 例えば、下記のようなカーネルはazureのカーネルタイプとなります。
 例:kernel-azure-3.10.0-957.21.3.el7.azure

 「uname -r」コマンドにてカーネルタイプについて出力がない場合は、「default」列の「Y」の有無をご参照いただき、
 特定のカーネルタイプのタグが出力されている場合は、カーネルタイプに「Y」の記載があるかご確認ください。
 

〇サポート対象ではない場合3
カーネルが実験的 (例えば、CentOS Stream)、アプライアンス (例えば、Exadata)、コミュニティ (例えば、ELRepo)、
カスタマイズされたものである場合は、サポートの範囲内とは見なされません。

サポート対象となるLinuxカーネルスコープの詳細はLinuxカーネルをご確認ください。