IWSA 3.1 の各種コンポーネントを手動でアップデートするには以下の手順に従ってください。
【管理コンソールからの方法】
1. IWSA 3.1の管理コンソールにログオンします。ログオンするには、Webブラウザのアドレスバーで次のURLを入力します。
http://[IWSA 3.1 IP アドレス]:[ポート番号]/
例:http://192.168.100.1:1812/
*ポート番号の初期設定は1812です。
2. 管理コンソールにログオンするためのユーザIDとパスワードを入力します。初期設定のユーザIDとパスワードは以下のようになっています。
ユーザID:admin
パスワード:adminIWSS85
3. 管理コンソールの [Summary] の [Scanning] タブから手動アップデートを行うコンポーネントを選択します。下の図では [Virus pattern] が選択されています。
4. 手動アップデートを行うコンポーネントを選択したら、[Update] のボタンをクリックします。コンポーネントのアップデートが開始されます。
※プロキシサーバ経由でインターネットに接続されている場合は、管理コンソールの [Updates] >> [Connection Setting] から、プロキシサーバの情報を入力してください。
【手動でウイルスパターンファイルを置き換える方法】
※下記の内容でウイルスパターンのアップデートを行った場合、ウイルスパターンファイルのロールバックができなくなります。
1. トレンドマイクロの「法人カスタマーサイト」からウイルスパターンファイルを作業用マシンにダウンロードします。
【トレンドマイクロ 法人カスタマーサイト】
<<http://jp.trendmicro.com/jp/support/ecs/index.html>>
※ウイルスパターンファイルをダウンロードするにはご登録のメールアドレスとパスワードによるログインが必要です。詳細は法人カスタマーサイトのページ最下部の「法人カスタマーサイトのご利用方法」をご確認ください。
ダウンロードしたファイルは、IWSAへアップロードする必要があります。そのためFTPサーバもしくは、WEBサーバをたてて頂き、IWSAのシェルモードにログインしてからftpコマンドもしくは、wgetコマンドにて取得してください。
2. ダウンロードしたパターンファイルを適当なディレクトリにて解凍します。
3. 解凍したパターンファイル (lpt$vpn.xxx) を、/etc/iscan のディレクトリに保存します。
4. 手順3.で保存したパターンファイルの権限が ”-rw-r--r--” に、ユーザとグループが iscanになっていることを確認します (それ以外の場合は変更します)。
5. 以下のスクリプトを実行します。
# /etc/iscan/rcIwss restart
6. 管理コンソールからパターンのバージョンが更新されていることをご確認ください。
【手動で検索エンジンを入れ替える方法】
1. IWSS のデーモンを停止させます。
# /etc/iscan/rcIwss stop
2. 現在の検索エンジンのバックアップを保存します。
# mv /usr/iwss/lib/libvsapi.so libvsapi.so.bak
3. 新しい検索エンジンを以下のディレクトリに保存します。
/usr/iwss/lib/
4. 必要があれば、検索エンジンの権限とオーナーを変更します。
# chmod 755 libvsapi.so
# chown iscan.iscan libvsapi.so
5. IWSSのデーモンを再起動します。
# /etc/iscan/rcIwss start
