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■目次
Patch 1とは

インストールの前に
事前準備
最新版ダウンロード
インストール手順
予想適用時間
インストールの確認手順
インストールの後に
設定
アンインストール(ロールバック)手順
修正される既知の問題
変更されるファイル一覧
 

■Patch 1とは
Patch 1とは、InterScan Web Security Suite (以下 IWSS) 3.0 Linux 版 リリース以降からビルド 1141までのHotFixを含む累積的な修正プログラムです。


■インストールの前に

インストールを行なう前に、付属のReadmeファイルをお読みください。本Patchのご利用にあたり重要な情報が記載されています。


■事前準備

Patch 1 (Build_1142)のインストールトラブルに備え、各種ファイルのバックアップを行ってください。バックアップしたファイルはシステムのリカバリに使用することが可能です。

製品Q&A:2063925「LINUX: 設定のバックアップと復元方法


■最新版ダウンロード

次のファイルは「最新版ダウンロード」からダウンロードできます。
 

     

InterScan Web Security Suite 3.0 Linux版 Patch 1

プロダクト

バージョン

サイズ

日付

ユーザ・ガイド


iwss30_lin_patch1_b1142_r1.tgz

Linux

3.0

2.22MB (2,331,810 bytes)

2008/06/12

Readme



■インストール手順

本Patch 1 (Build_1142)のインストール手順は次の通りです。

1) 本Patchをダウンロードし任意のローカルフォルダに保存します。

2) IWSS管理コンソールにログインします。
 http://(IWSSのIPアドレス):1812/

3) [管理]→[システムパッチ] の順に選択し、[システムパッチ] 画面を開きます。

4) [参照] をクリックします。

5) ダウンロードしたPatchを指定し、[開く] をクリックします。

6) [アップロード] をクリックすると、IWSSによってPatchがIWSSサーバにコピー され、ファイルが有効なPatchであることが確認されます。

7) [インストール] をクリックして、Patchを適用します。

注) 本Patchのインストールにより、HTTPサービスおよびFTPサービスが数分間中断されます。あらかじめご注意ください。


■予想適用時間

平均 4 分間

*
検証環境における修正プログラム適用に要した時間を記載したものです。ネットワーク環境や適用するコンピュータの性能などによって適用時間は異なります。あくまでも目安としてご利用ください。

■インストールの確認手順

インストールおよびアップデートの確認手順は次の通りです。

1) IWSS管理コンソールにログインします。
 http://(IWSSのIPアドレス):1812/

2) IWSSの管理コンソールにはパスワードが設定されています。初期設定では、ユーザ名: admin、パスワード:adminIWSS85 が設定されています。

3) 管理コンソールの左側のメニューから[概要]を選択し[検索]タブを選択します。

4) 画面にウイルス検索エンジン、ウイルスパターンファイル、プログラムのバージョン(Build 番号) が表示されます。
正しくインストール/アップデートが行なわれている場合、以下のビルド番号表示となります。
(コンポーネント:IWSSの現在のバージョン)


■インストールの後に

インストールを行なった後に、ウイルスパターンファイルおよびウイルス検索エンジンのアップデートを行なうことを強くお勧めします。最新のウイルスに対応するために、ウイルス検索エンジン、ウイルス検索パターンファイルを、常に最新の状態に保っていただく必要があります。

製品Q&A:2061597「UNIX:製品情報確認方法 (製品バージョン/ビルド番号/パターンファイル/検索エンジン/アクティベーションコード)


■設定

インストール後の設定は必要ありません。


■アンインストール(ロールバック)手順


Patchを削除して、以前のプログラム(ビルド)にロールバックするには、次の手順に従ってください。

1) IWSS管理コンソールにログインします。

2) [管理]→[システムパッチ] の順に選択し、[システムパッチ] 画面を開きます。

3) Patch番号「1142」で [アンインストール] をクリックします。
確認画面が表示されたらPatchのIDおよび詳細を確認します。


注) Patchの適用中に、予約アップデートの設定によってパターンのアップデートが起動された場合、Patchの適用が正しく行なわれないことがあります。

Patchを適用する前に、一時的に予約アップデートを無効にするか、下記のようにcronを停止し、Patchの適用が終わったらcronを再起動します。

cronの停止:
/etc/rc.d/init.d/crond stop

cronの起動:
/etc/rc.d/init.d/crond start


■修正される既知の問題

本Patch 1 (3.0-Build_1142)の適用により修正される既知の問題は次のとおりです。

   

InterScan Web Security Suite 3.0 Linux版 Patch 1

項番

製品Q&A

問題内容

1

-

2GBを超えるファイルをダウンロードしようとすると、IWSSがダウンロードを停止するにもかかわらず、エラーメッセージがクライアントのブラウザに送信されないことがある問題
その結果、ブラウザで空白のWebページが表示されます。

本Patchの適用後は、IWSSが2GBを超えるファイルをダウンロードしようとするとアプリケーションがログファイルに新しい情報を追加し、クライアントのブラウザに次のようなエラーメッセージが送信されるようになります。

IWSS Security Event (IWSS-hostname)
http://hostname/largerfile/more_than_2gig_file.ios
INFO: download will not be completed because the content length of the current file is 4007723008 bytes and exceeds the file size limit of 2147483646 bytes

2

-

IWSSのHTTP検索において、検索するファイルタイプの設定を、[トレンドマイクロの推奨設定] および一次処理を [駆除] に設定した場合、POSTリクエストの特定のウイルスを検出および処理できないことがある問題

本Patchの適用後は、IWSSのHTTP検索において、検索するファイルタイプの設定を、[トレンドマイクロの推奨設定] および一次処理を [駆除] に設定した場合でも、POSTリクエストに含まれるウイルスを検出、処理できるようになります。

3

-

解凍後のサイズが2GBを超える圧縮ファイルをダウンロードできないことがある問題
検索エンジンの制限により解凍時のファイルサイズが大きすぎることを示すエラーコード -76が返され、圧縮ファイルのダウンロードが中止されます。

本Patchの適用後は、新しく設定可能になったパラメータextract_too_bigをintscan.iniファイルに追加することにより、解凍後のファイルサイズが2GBより大きい圧縮ファイルをダウンロードできるようになります。
設定方法の詳細については、「6. 設定」を参照してください。

4

-

intscan.iniファイルの[HTTP]セクションにあるskipSpecificVirusパラメータが正常に機能しない問題

skipSpecificVirusパラメータに特定のウイルス名を指定することによって、そのウイルスを検出した際の管理者への通知を抑止することが可能ですが、ログファイルにはウイルス検出イベントが出力され続けていました。

本Patchの適用後は、skipSpecificVirusパラメータで指定されたウイルス名のイベントがログファイルに書き込まれなくなります。
設定例:
skipSpecificVirus=Corrupted_Zip_file

5

-

IWSSが宛先となっているHTTPのOPTIONSリクエストを受信した場合にループアタックと判断し、[HTTPレスポンスを返さずに]接続を切断してしまう問題。

一部のアプリケーションではこれを死活確認に使用するものがあり、HTTPレスポンスが必要になります。

接続を切断する前にIWSSが"Allow: OPTIONS"というヘッダつきのHTTPレスポンス200を返すようになります。

6

-

ICAPモードで使用中のIWSSで遅延検索を有効にしている場合、FLV形式のファイルをダウンロードすると、IWSSプロセスのCPU使用率が異常に高くなってしまうことがある問題

本Patchの適用後は、ICAPモードで使用中のIWSSで遅延検索を有効にしている場合にFLV形式のファイルをダウンロードしても問題が発生しなくなり、IWSSプロセスのCPU使用率が異常に高くなる問題が修正されます。

7

-

認証が3回失敗すると、Internet Explorerで空白ページが表示されることがある問題

本Patchの適用後は、認証が3回失敗すると、次のメッセージが表示されます。

Authentication Failure.
Please check your username and password.
(認証失敗。ユーザ名とパスワードを確認してください。)

8

-

ユーザ名にラテン文字を含む特定のユーザが選択されている場合、LDAPからのラテン文字を含むユーザ名がリアルタイムレポート内で正常に表示されないことがある問題。

ラテン文字は、データベースが要求するUTF-8表記ではなく、HTMLエスケープによりUnicode文字に変換されます。

本Patchの適用後は、データベースクエリでISO-8859-1文字セットがUTF-8にエンコードされ、HTMLエスケープによりUnicodeに変換されなくなります。

9

-

IWSSが実行ファイルをブロックするよう設定されている場合、「/」または「//」を含み「.com」で終わるクエリコンポーネントをもつWeb URLがIWSSプロキシにより予期せずブロックされることがある問題

URLの例:
http://<host:port/abs_path>?<クエリコンポーネント (xxx.comで終わる1つ以上のWebサイトまたはパス)>

本Patchは、IWSSが誤ってクエリコンポーネント内の「/」および「//」をURLのabs_pathコンポーネントと同様に処理する解析問題を修正します。

本Patchの適用後は、Web URLのクエリコンポーネントに含まれる「/」および「//」が通常の文字列として処理されるようになります。
上記のようなURLにアクセスした場合も、IWSSプロキシによって実行ファイルと誤認識されブロックされることがなくなります。

10

-

以下のエラーメッセージがmetricmgmt.logに10分ごとに出力されることがある問題

「Unable to get database utilization statistics」

ostgreSQLデータベースサーバがローカルにインストールされていない場合、WSSがローカルデータベースの使用量チェックの際にファイルシステム上でデータベースを見つけることができず、これをエラーとして処理することによって10分ごとにエラーメッセージが出力されていました。

本Patchの適用後は、IWSSがファイルシステム上でデータベースを見つけることができない場合の処理を変更することにより、エラーメッセージが出力されなくなります。

11

-

IWSSサーバが仮想IPアドレスを保有し、FTPクライアントがその仮想IPアドレスへアクセスした場合、アクティブモード時にIWSSサーバの実IPアドレスからFTPクライアントへ向けてアクセスが行われることがある問題

FTPクライアントが仮想IPアドレスに接続した場合にも、IWSSが接続ソケットのIPアドレスをチェックすることにより、FTPクライアントに対しそのIPアドレスから接続するようになります。

12

-

HTTPポリシーで [配信前に検索] を選択していた場合に、特定のPDFファイルがダウンロードできなくなることがある問題

例えば、WebサーバがIWSSへPDFファイルを送信する際、HTTPレスポンスのContent-Typeヘッダに日本語などの不適切な値が設定された場合に、このPDFファイルのダウンロードに失敗することがありました。

本Patchの適用後は、HTTPポリシーで [配信前に検索] を選択していた場合に、特定のPDFファイルがダウンロードできるようになります。

13

-

バーチャルドメイン環境下でIWSSがリバースプロキシモードで運用されている場合、IWSSがHostヘッダを変更してしまうために接続に失敗することがある問題

本Patchの適用後は、リバースプロキシモードで運用している場合にHostヘッダを変更しないように設定できます。
設定方法の詳細については、「6. 設定」を参照してください。

14

-

管理コンソールに表示される初期設定の通知メッセージ「HTTP検索」、「HTTPファイルタイプブロック」、「URLブロック」が、実際にHTTPトラフィックがブロックされたときにユーザ側に表示されるメッセージと異なることがある問題

管理コンソールに表示される初期設定の通知メッセージ「HTTP検索」、「HTTPファイルタイプブロック」、「URLブロック」が、実際にHTTPトラフィックがブロックされたときにユーザ側に表示されるメッセージと一致するようになります。

15

-

FTPの遅延検索を設定してアップロードをする場合、IWSSでのファイル検索時にFTPサーバへデータを転送しておらず、IWSSとFTPサーバ間でタイムアウトが発生することがある問題

FTPプロトコルハンドラに検索時でもFTPサーバへデータを転送する機能を組み込むことにより、大容量ファイルのアップロード時にタイムアウトが発生しなくなります。

16

-

HTTPSモードで、予約レポートのリクエスト認証のためにURLストリングでMD5ハッシュ化されたパスワードを送信する際に不具合が発生することがある問題

予約レポートのリクエストでPOSTデータがURLエンコードされ、IWSSがパスワードを問題なく受信できるようになります。

17

-

監査担当者もしくはレポート専用の権限を持つユーザは、レポートクエリでユーザを検索するために使用されるJSP (JavaServer Pages) ページでプロセスを実行する権限がないため、個々のユーザまたはグループでのレポートを選択できないことがある問題

管理者以外のユーザがユーザを検索できる別のJSPページが追加されます。

18

-

ユーザがSNMPエージェントの標準以外のポートを使用できないことがある問題

本Patchの適用後は、intscan.iniファイルとcrontabを編集することで、svcmonitorがSNMPの標準ポート161以外のポートを使用できるようになります。
設定方法の詳細については、「6. 設定」を参照してください。

19

-

IWSS管理コンソールで [HTTP] メニューから [ウイルス検索ポリシー] を選択し、任意のポリシーを選択して表示される [ウイルス検索ルール] 画面で、[検索するファイルサイズの上限を設定する] に無効な値を入力して保存すると、[ウイルス検索ルール] 画面が正常に表示されなくなることがある問題

本Patchの適用後は、管理コンソールの [ウイルス検索ルール] 画面で [検索するファイルサイズの上限を設定する] に無効な値を入力しても正常に処理されるようになります。

20

-

FTP検索においてデータコネクションが終了する前にFTPサーバからレスポンスコード226を受信すると処理が停止することがある問題

FTP検索においてデータコネクションが終了する前にFTPサーバからレスポンスコード226を受信しても、IWSSはレスポンスを正常に処理できるようになります。

21

-

HTTPまたはICAPいずれかのプロセスモードで、[サイズの大きいファイルの処理]が [配信後に検索] に設定されている場合、サイズの大きいファイルのダウンロードがタイムアウトになるとIWSSがコアダンプファイルを生成することがある問題

本Patchの適用後は、[サイズの大きいファイルの処理] が [配信後に検索] に設定されている場合でも、コアダンプファイルが生成されなくなります。

22

-

FTP over HTTPモードで [サイズの大きいファイルの処理] 機能が正常に作動しないことがある問題

FTP over HTTPモードで [サイズの大きいファイルの処理] 機能を使用した場合ファイルのダウンロードや検索時にIWSSがデータをtrickle転送するようになります。

23

-

[検索を省略するMIMEコンテントタイプ] 機能を使用しているとき、MIMEコンテントタイプのビデオファイルvideo/flvが正常に認識されないことがある問題
この問題はIWSSのパフォーマンス低下を引き起こします。

MIMEコンテントタイプのビデオファイルvideo/flvにアクセスした際に、IWSSがMIMEコンテントタイプを正常に処理できるようになり、検索およびダウンロード時のパフォーマンスが向上します。

24

-

ログインパスワードの最初の8文字が暗号化されない潜在的なセキュリティの問題

IWSS管理コンソールでログインユーザ名とパスワードを作成する際に、パスワードがすべて暗号化されて保存されるようになります。

25

-

URLの信頼リストの翻訳エラーの問題

本Patchの適用後は、URLの信頼リストの翻訳エラーの問題が修正されます。




■変更されるファイル一覧

Patch 1 (Build_1142)インストールにより次のファイルが変更されます。
Patch 1 (Build_1142)のインストールトラブルに備え、各種ファイルのバックアップを行ってください。
バックアップしたファイルはシステムのリカバリに使用することが可能です。

ファイル名

タイムスタンプ

size

build番号

aaxs_approved_url.jsp

2008/04/23

13,952

1142

daemon.dat

2008/04/23

7,012

1142

isdelvd

2008/04/23

261,558

1142

ismetricmgmtd

2008/04/23

206,865

1142

iwss-process

2008/04/23

1,608,963

1142

IWSSGui.jar

2008/04/23

318,136

1142

IWSSPIScanVsapi.so

2008/04/23

519,678

1142

libftp.so

2008/04/23

142,024

1142

libhttpproxy.so

2008/04/23

364,259

1142

libicap.so

2008/04/23

594,702

1142

libIWSSUIJNI.so

2008/04/23

795,673

1142

notifications_httpscan.jsp

2008/04/23

21,218

1142

notifications_httptypeblock.jsp

2008/04/23

14,988

1142

readme.txt

2008/04/23

22,897

1142

scan.dat

2008/04/23

9,096

1142

scan_policy_rule.jsp

2008/04/23

34,527

1142

schedulereport

2008/04/23

1,233,695

1142

svcmonitor

2008/04/23

293,220

1142

svc_snmpmonitor.sh

2008/04/23

2,006

1142