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上記のエラーが手動アップデートの画面を選択した場合でのみ発生する場合、下記の順番で回避されるかお試しください。
なお、以下では InterScan MSS のインストールパスが、初期設定の /opt/trend/imss であるものとして説明します。

    • Step1：正常に通信が行えるか確認する
    管理コンソールの中で、手動アップデート画面を表示させる場合は、弊社のアップデートサーバと通信を行う必要が生じます。

    したがって他の画面は表示されるのに手動アップデート画面でタイムアウトが発生する場合は、アップデートサーバとの通信が正常に行われていない可能性が考えられます。InterScan MSSを動作させているコンピュータからインターネット接続が正常に行えるかなどもお調べください。
    また、インターネット接続の際、プロキシサーバを通す必要がある場合は、管理コンソールの 設定 > アップデート > プロキシ設定 で正しく設定されているかご確認ください。
    　

    • Step2：lockファイルを削除する
    下記の手順でlockファイルを削除して、現象が回避されるかお試しください。

    1. 下記コマンドを使ってInterScan MSSのサービスを停止します。
    # /opt/trend/imss/script/S99ISIMSS stop

    2. psコマンドでInterScan MSSのプロセスが残っていないか確認します。
    残っている場合は該当プロセスを"kill -9"コマンドで強制終了します。

    3. lockファイルを削除します。
    # rm /opt/trend/imss/temp/patupdate.lock

    4. 下記コマンドを使ってInterScan MSSのサービスを開始します。
    # opt/trend/imss/script/S99ISIMSS start

    5. 手動アップデートを実行、現象の再現性を確認する。



上述 Step1、Step2を行っても現象が回避されない場合は、弊社で原因を調査いたしますので、下記の確認を行ったあと必要情報を採取して弊社までお送りください。

確認1：予約アップデートは正常に行える場合

    1. アップデートのデバッグを有効にします。
    1-1. /opt/trend/imss/config/imss.iniを開きます。
    1-2. 「AphostDebugOn=yes」「updatedebug=on」を設定、上書き保存します。

    2. 下記コマンドを使ってInterScan MSSのサービスを再起動します。
    # opt/trend/imss/script/S99ISIMSS restart

    3. パケットデータを採取します。
    例えば、Linux の環境では下記のコマンドを使用します。
    # tcpdump -vvvX -s 1500 -w packet.dat

    4. 管理コンソールより、手動アップデートを実行します。

    5. aphostのタイムアウトエラーが発生したら、下記の情報を採取してください。
    ・/opt/trend/imss/bin/aphost.log
    ・/opt/trend/imss/log/log.imss.yyyymmdd.0001
    ・/opt/trend/imss/log/updatelog.debug
    ・/opt/trend/imss/lib/AU_Log/TmuDump.txt
    ・packet.dat

確認2：予約アップデートも正常に行えない場合

    1. アップデートのデバッグを有効にします。
    1-1. /opt/trend/imss/config/imss.iniを開きます。
    1-2. 「AphostDebugOn=yes」「updatedebug=on」を設定し、上書き保存します。

    2. 管理コンソールから、予約アップデートのスケジュールを「毎時」に設定します。

    3. 下記コマンドを使ってInterScan MSSのサービスを再起動します。
    # opt/trend/imss/script/S99ISIMSS restart

    4. パケットデータを採取します。
    例えば、Linux の環境では下記のコマンドを使用します。
    # tcpdump -vvvX -s 1500 -w packet.dat

    5. 下記コマンドを使って予約アップデートを実行します。
    # /opt/trend/imss/scripts/S99update

    6. アップデートが終わったら、下記の情報を採取してください。
    ・/opt/trend/imss/bin/aphost.log
    ・/opt/trend/imss/log/log.imss.yyyymmdd.0001
    ・/opt/trend/imss/log/updatelog.debug
    ・/opt/trend/imss/lib/AU_Log/TmuDump.txt
    ・packet.dat
    ・InterScan MSSの設定ファイル
    　/opt/trend/imss/imss.ini
    　/opt/trend/imss/eMan_db.xml
    ・ネットワーク構成図（IPアドレスが記載されたもの）
    ・下記コマンドの結果
    　# ps -elf > ps.txt
    　# ls -laR /opt/trend/imss > ls.txt
    　# uname -a > uname.txt
    　# cat /proc/meminfo > meminfo.txt
    　# cat /proc/cpuinfo > cpuinfo.txt