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Patch 1とは

本Patch 1は、ISLD 5.5 Windows版で発生する問題を修正するためのプログラムです。詳細は"修正される既知の問題"をご参照ください。

システム要件

ISLD 5.5 のインストール要件に準じます。
本Patch 1は、ISLD 5.5 Windows版の環境に適用することができます。


最新版ダウンロード

本Patch 1は「最新版ダウンロード」からダウンロードできます。


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インストール手順

本Patch 1 のインストール手順は次の通りです。

      1. Dominoサーバを終了します。

      2. isld_55_winXX_jp_patch1.exe

      3. 手順2でコピーしたファイルを実行します。セットアップ画面が表示されます。

      4. [インストール]をクリックしてインストールを開始します。

      5. 画面のインストール結果を参照し、インストールが問題なく完了したことを確認します。

      6. [OK]をクリックしてインストールを終了します。

      7. Dominoサーバを起動します。





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予想適用時間

平均10分
検証環境における修正プログラム適用に要した時間を記載したものです。ネットワーク環境や適用するコンピュータの性能などによって適用時間は異なります。あくまでも目安としてご利用ください。


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インストールの確認手順

インストール後の確認手順は次の通りです。

    1. インストール後のビルドはInterScanデータベースの概要より確認いただけます。




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インストールの後に

本Patch 1 適用後に、パターンファイルや検索エンジンのアップデートを実行することをお勧めします。


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アンインストール手順

本Patch 1 を適用前の状態にロールバック(アンインストール)する手順は以下のとおりです。

      1. Lotus Notesで使用中のクライアントおよびアカウントのセッションを全て終了します。

      2. 次のディレクトリに移動します。
        {root}:\Program Files\Trend Micro\ScanMail for Domino\Hotfix\B3186
      3. uninstall.batを実行します。
      4. [アンインストール]をクリックします。
      5. [OK]をクリックします。



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新機能

本Patch 1 の新機能は以下のとおりです。

項目番号製品Q&A機能内容
1-InterScanでDomino 9、Windows Server 2012およびWindows Server 2012 R2プラットフォームがサポートされます。



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修正される既知の問題

本Patch 1 で修正された既知の問題は以下のとおりです。

項目番号製品Q&A問題の内容

複数のSMDrealプロセスが同時に実行されている場合、InterScanが使用可能なCPU リソースをすべて消費してしまうことがある問題 この問題は、シングルコアCPUの環境で顕著に発生していました。 

本Patchの適用後は、複数のSMDrealプロセスが同時に実行されている場合でも、 使用可能なCPUリソースがすべて消費されないようになります。 

トレンドマイクロのアップデートサーバから、新しいパターンファイルおよび検索 エンジンをダウンロードできない問題 この問題は、ダウンロードされたパターンファイルおよび検索エンジンの妥当性を 確認するためのデジタル証明書が期限切れになっていたために発生していました。 

本Patchの適用後は、期限切れの証明書データベースが新しいデータベースで置き 換えられ、この問題が修正されます。  

 データベース検索が予期せず停止した際、「smvlog.nsf」にデータベース検索の履歴ログが重複して表示される問題

本Patchの適用後は、データベース検索の履歴ログが、「smvlog.nsf」に重複して表示されないようになります。

1つの添付ファイルに一定回数以上ファイル感染型ウイルスが感染した場合、 InterScanで一部が駆除されない場合があり、ウイルスが含まれたままメールが 配信されてしまう問題

本Patchの適用後は、添付ファイルに一定回数以上ファイル感染型ウイルスが感染 した場合、配信前にそのメールから添付ファイルが削除されるようになります。 「駆除不能なウイルスへの処理:」を隔離にしている場合は、処理前のファイル が添付されたメールのコピーが隔離データベースに保存されます。

 パターンファイルのアップデート中にSMDreal処理が予期せず停止することがある問題

本Patchの適用後は、アップデート完了後にすべてのSMDreal処理が再起動するように設定できるようになります。

検索エンジンの呼び出し中に、SMDreal処理が停止することがある問題 この問題は、検索エンジンにおける無効なパラメータが原因で発生していました。

本Patchの適用後は、検索エンジンの呼び出し処理が改善され、この問題が修正さ れます。

 

ウイルス検索エンジンやスパムメール検索エンジン (TMASE) を含むすべてのパ ターンファイルにおいて、増分アップデート機能が正常に動作しない問題 この問題は、高度な脅威検索エンジン (ATSE) がアップデートされた際、 「pattern」フォルダを含むディレクトリが誤って削除されてしまい、増分アップ デートに古いパターンファイルが使用されていたために発生していました。

本Patchの適用後は、パターンファイルの増分アップデート機能が正常に動作する ようになります。

 

InterScanをDeep Discovery Advisor 3.0サーバに登録できない問題 

本Patchの適用後は、Deep Discovery Advisor 3.0サーバにInterScanを正常に登録 できるようになります。

一部のメールメッセージを処理する際にWebレピュテーションサービスが無限ルー プに陥ることがあり、メールメッセージが「mail.box」に保持されてしまう問題 この問題が発生すると、SMDrealおよびSMDdbsがメールメッセージの検索に大量の CPUリソースを消費してしまいます。

本Patchの適用後は、メールメッセージの処理中にWebレピュテーションサービス の無限ループが発生しないようになります。これにより、メールメッセージが 「mail.box」内に留まらないようになり、SMDrealおよびSMDdbsがメールメッセー ジの検索に大量のCPUリソースを消費しなくなります。

 
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「SMDcm」タスクが正常に開始しないことがある問題 この問題は、「SMDcm」タスクが、InterScanのバイナリフォルダ内ではなく 「C:\WINDOWS\system32」フォルダ内の「ssleay32.dll」ファイルを使用した場合 に発生していました。

本Patchの適用後は、「SMDcm」タスクが開始時にInterScanのバイナリフォルダ内 にある「ssleay32.dll」ファイルを使用するようになり、この問題が修正されま す。

 



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既知の制限事項

本リリースによる既知の制限事項はありません。


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変更されるファイル一覧

本Patch 1 インストールにより次のファイルが変更されます。

ファイル名ビルド番号
nSMDreal.dll5.5.0.3186
nSMDdbs.dll5.5.0.3186
nSMDupd.dll5.5.0.3186
nSMDDTAS.dll5.5.0.3186
nloader.exe5.5.0.3186
nBIFSender.exe5.5.0.3186
cert5.dbN/A



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