目次
Service Pack 1とは
本Service Pack 1は、インストールプログラム+Service Pack1を含んでいます。
このためアップグレード、及び新規インストールのどちらにもご利用いただけます。
システム要件
ISWM 8.5 のインストール要件に準じます。詳細はreadmeファイルを参照してください。
最新版ダウンロード
インストール手順
本Service Pack 1 のインストール手順は次の通りです。詳細については、readme、クイックスタートガイドまたは管理者ガイドを参照してください。
1. インストール手順(Windows版)
ISWMをインストールするには、CD-ROMをCD-ROMドライブに挿入し「setup.exe」を
実行します。または、弊社Webサイトにアクセスし、「最新版ダウンロード」から
圧縮されたインストールプログラムをダウンロードし、任意のフォルダに
解凍します。インストールには、Windowsの管理者権限が必要です。
・Windows版の場合
<CD-ROM>:\program\windows\setup.exe
* インストールファイルをCD-ROMからディスク上にコピーしてインストールを実行
する場合は、CD-ROMのprogram\windowsフォルダ内のすべてのファイルを同一の
ディレクトリにコピーしてください。
2. インストール手順(Solaris/Linux版)
ISWMをインストールするには、CD-ROMをマウントし、圧縮されたインストールファイルをハードディスクにコピーしてください。または、弊社Webサイトにアクセスし、「最新版ダウンロード」から圧縮されたインストールプログラムをダウンロードします。解凍後に、「setup.sh」を実行します。スーパーユーザ権限でインストールを実行してください。
・圧縮されたインストールファイル
<CD-ROM>/program/solaris/setup.tgz (Solaris版の場合)
<CD-ROM>/program/linux/setup.tgz (Linux版の場合)
・解凍方法とインストーラの起動方法(Solaris版の場合)
# gzip -d setup.tgz
# tar xf setup.tar
# cd Solaris
# ./setup.sh
・解凍方法とインストーラの起動方法(Linux版の場合)
# tar xzf setup.tgz
# cd Linux
# ./setup.sh
ISWMの自動起動を選択した場合は、以下のランレベルで起動します。
Solaris版: ランレベル 3
Linux版: ランレベル 3、5
3. すでにVer.5.0~8.5がインストールされている場合
Ver.7.0~8.5がすでにインストールされている場合は、設定を引き継いで
上書きインストールを行います。環境がv8.5SP1の対応環境と異なる場合は、
設定ファイルをエクスポートして新たな環境に設定を引き継いでインストール
することができます。
Ver.5.0~6.5がすでにインストールされている場合は、設定ファイルを
エクスポートして新たな環境に設定を引き継いでインストールすることができます。
Ver.8.5 SP1をインストールする前に次の作業を実行してください。
* 設定を引き継がないでインストールしたい場合は、一度アンインストールしてからインストールしてください。
1) ISWMのWeb管理画面を開いている場合、管理画面を閉じます。
2) Ver.8.5 SP1のインストールによっていくつかのファイルが更新されます。
念のため、次のディレクトリに存在する設定ファイルとログファイルを
事前にバックアップしてください。
設定ファイル:
<インストールディレクトリ> \conf (Windows版)
<インストールディレクトリ> /conf (Solaris版/Linux版)
ログファイル:
<インストールディレクトリ> \logs 以下のファイル(Windows版)
<インストールディレクトリ> /logs 以下のファイル(Solaris版/Linux版)
3) ISWMのサービス(管理サービス、拡張Webサービス、フィルタリングサービス)をすべて停止します。
* 詳細は管理者ガイドの「サービスの起動と停止」を参照してください。
4) 1または2の「インストール手順」に従いインストールしてください。
4. すでにVer.8.5 SP1がインストールされている場合
Ver.8.5 SP1がすでにインストールされている場合は、設定を引き継いで上書きインストールを行います。
1) ISWMのWeb管理画面を開いている場合、管理画面を閉じます。
2) ISWMのサービス(管理サービス、拡張Webサービス、フィルタリングサービス)を
すべて停止します。詳細はv8.5 SP1 管理者マニュアル「ISWMの起動と停止」を
ご参照ください。
3) Ver.8.5 SP1のインストールによって、conf,logs以外のフォルダが削除され、
ファイルが更新されます。
念のため、次のディレクトリに存在する設定ファイルとログファイルを事前に
バックアップしてください。
・設定ファイル:
<インストールディレクトリ> \(/)confディレクトリ以下のファイル全て
・ログファイル:
<インストールディレクトリ> \(/)logsディレクトリ以下のファイル全て
* Ver8.5 SP1インストール後に修正したファイルが存在する場合、それらのファイルも
バックアップしてください。
4) Ver.8.5 SP1のインストールファイルを実行します。
・Windows版の場合
\program\windows\setup.exe
・Solaris版の場合
/program/solaris/setup.tgz
・Linux版の場合
/program/linux/setup.tgz
圧縮されたインストールファイルは、ハードディスクにコピー後、解凍してから
実行してください。
5) ISWMのサービス(管理サービス、拡張Webサービス、フィルタリングサービス)を
すべて起動します。詳細は管理者ガイド「ISWMの起動と停止」を
ご参照ください。
予想適用時間
平均5分
検証環境における修正プログラム適用に要した時間を記載したものです。ネットワーク環境や適用するコンピュータの性能などによって適用時間は異なります。あくまでも目安としてご利用ください。
インストールの確認手順
インストール後の確認手順は次の通りです。
- ISWMの管理画面にログインします。
- ログインすると画面上部に[動作モード],[製品バージョン番号],[ビルド番号],[プラットフォーム]の順で情報を確認できます。[ビルド番号]が下図のように"Build0876"となっていることを確認してください。
インストールの後に
本リリースで追加されたそのほかの任意の設定については、管理者ガイドにてご確認ください。
本Service Pack 1 適用後に、URLデータベースのアップデートを実行することをお勧めします。
アンインストール手順
本Service Pack 1 を適用前の状態にロールバック(アンインストール)する手順は以下のとおりです。
ISWMのサービス(管理サービス、拡張Webサービス、フィルタリングサービス)をす
べて停止してから実行してください。アンインストールには管理者権限が必要です。
Windowsのコントロールパネルから、ISWMをアンインストールします。
1) Windowsの [スタート]から [設定]-[コントロールパネル] を選択します。
2) コントロールパネルで [プログラムの追加と削除] をダブルクリックします。
3) [現在インストールされているアプリケーション] から、[InterScan WebManager Ver8.5]を選択します。
4) [変更と削除] ボタンをクリックして、アンインストールを実行します。
(Solaris版/Linux版)
ISWMをアンインストールするには、次の手順に従ってください。
スーパーユーザ権限でアンインストールを実行してください。
1)次のコマンドを実行して、管理サービスを停止します。
<インストールディレクトリ>/bin/amsadmin stop
2)次のコマンドを実行して、拡張Webサービスを停止します。
<インストールディレクトリ>/bin/amsweb stop
3)次のコマンドを実行して、フィルタリングサービスを停止します。
<インストールディレクトリ>/bin/amsproxy stop
4)uninstall.shを実行します
<インストールディレクトリ>/bin/uninstall.sh
* ISWMのアンインストール手順の詳細については、「管理者ガイド」を参照してください。
新機能
本Service Pack 1 の新機能は以下のとおりです。
設定方法の詳細については、管理者ガイドを参照してください。
| 項目番号 | 製品Q&A | 機能内容 |
|---|---|---|
| 1 | - | 条件付き上位プロキシの指定機能(Proxy版のみ) |
| 2 | - | ケルベロス認証によるアカウント認証(Proxy版のみ) |
| 3 | - | 特定リクエストを対象としたProxy処理の迂回(Proxy版のみ) |
| 4 | - | LDAPサーバの冗長構成 |
| 5 | - | SNMPエージェント機能 |
修正履歴
本Service Pack 1 で修正された内容は以下のとおりです。
| 項目番号 | 製品Q&A | 修正の内容 |
|---|---|---|
| 1 | - | スタンドアロン版で、Kerberos認証によるシングルサインオンに対応しました。 |
| 2 | - | SNMPエージェント機能により、ISWMの稼働ステータスを取得出来るようになりました。 |
| 3 | - | スタンドアロン版で、上位プロキシの指定を宛先、送信元別に指定出来るようになりました。 |
| 4 | - | 管理画面から以下の設定が出来るようになりました。 ・セーフサーチロック ・HTTP接続禁止ポート番号 ・HTTPS接続許可ポート番号 ・フィルタリングサービスクライアントIPアドレス制限 ・Google Apps機能設定 ・保存復旧設定の最大保存件数 ・ディスク残量警告設定 ・認証除外User-Agent ・認証除外宛先ホスト |
| 5 | - | ICAP版で、IE8以降、FirefoxおよびGoogle Chrome ブラウザでHTTPSサイトの規制画面を表示した場合に、規制理由を表示するようになりました。 |
| 6 | - | スタンドアロン版で、HTTPSデコード機能において、特定のホストに対しデコードを行うことが出来るようになりました。 |
| 7 | - | スタンドアロン版で、特定のHTTP/HTTPSリクエストに対しフィルタリングを行わない機能を追加しました。 |
| 8 | - | 連携するLDAPサーバの冗長化を行えるようになりました。 |
| 9 | - | ICAP版で、規制画面のサーバ指定をマスター、スレーブそれぞれに対し設定できるようになりました。 |
| 10 | - | NTLM認証時のLDAPサーバ設定において、デフォルトドメイン指定の項目を削除しました。 |
| 11 | - | 例外URLで登録したURLが優先カテゴリに対応できるようになりました。 |
| 12 | - | グループ作成時に、親グループが適用しているルールをコピー出来るようになりました。 |
| 13 | - | cache.log の設定が、管理画面のログファイル名の内容と連動するようになりました。 |
| 14 | - | アクセスログに出力するコンテンツタイプの判定方法を見直しました。 |
| 15 | - | CLIからのスケジュール追加時に、スケジュールルール名に一部の記号を使用された場合に追加を行うことができない問題を修正しました。 |
| 16 | - | Apache Struts のclassパラメーターを利用したClassLoaderの操作を許してしまう脆弱性(CVE-2014-0094)に対応しました。 |
| 17 | - | 管理サービスがフィルタリングサービスの状態を確認できない場合、フィルタリングサービスの再起動を実施するようになりました。 |
| 18 | - | (Build0872 での変更点) ごく稀にISWMが停止する問題を修正しました。 |
| 19 | - | (Build0874 での変更点) SSL3.0の脆弱性(CVE-2014-3566)に対応しました。 |
| 20 | - | ICAP版で、プロキシでHTTPSリクエストのデコードを行った場合に、例外URL設定の「許可カテゴリ > 閲覧のみ許可」が動作するように修正しました。 |
| 21 | - | proxy.inf の「AUTHORIZED_HOST」に「*」が使用されていた場合に、Ver.8.5 SP1にアップデートすると「*」前に「\」が追加される問題を修正しました。 |
|
22 | - | Windows 64bit版で、ログ出力するメモリ表示が2047MBで頭打ちになってしまう問題を修正しました。 |
| 23 | - | (Build0875 での変更点)Red Hat Enterprise Linux 7に対応しました。 |
| 24 | - | (Build0876 での変更点)Windows Server 2012 R2 へインストールできない不具合を修正しました。 |
既知の制限事項
本リリースによる既知の制限事項は以下のとおりです。
| 項目番号 | 製品Q&A | 問題の内容 |
|---|---|---|
| 1 | - | Windows版で、setup.exeを複数回ダブルクリックすると、インストーラが複数起動することがあります。正常なインストールの妨げとなるため、複数回のダブルクリックは行わないでください。 |
| 2 | - | Windows版のアンインストール時に設定ファイル、およびログファイルを削除しないように選択した場合、保存対象のファイルが他のプロセスによって使用されているとアンインストーラは異常と検知し、アンインストールの実行を中止ます。他に開いているアプリケーションをすべて閉じてから再度アンインストーラを起動してください。 |
| 3 | - | 管理サービスが起動している状態で、設定ファイル「proxy.inf」で管理サービス用のポート「ADMIN_PORT」を変更すると、管理サービスが二重に起動し、正常に動作しなくなります。必ず管理サービスを終了してから、管理用のポートを変更してください。 |
| 4 | - | Solaris版/Linux版でインストール時に指定するユーザ/グループ名に大文字を含む場合は、OSの制限によって異常終了することがあります。その場合は小文字の英数字で入力してください。 |
| 5 | - | マルチパートリクエスト規制を有効にしている場合、Webメールサービスやファイルのアップロードを実行するときに、規制画面が正常に表示されないことがあります。 |
| 6 | - | chromeブラウザに、FTPプロキシを設定しても適切に動作しないという問題があるため、chromeブラウザを使用してのFTPサイトアクセスに対してフィルタリング処理は行われません。 |
| 7 | - | Windows Server 2012 R2 IE11.0にてビルトインadministrator権限でのjavascript挙動に問題があるため、管理画面操作を行うと不具合が発生します。 |
