当該機能を使用すると「特定のWebサイトアクセス時に特定のHTTPヘッダを付与する」といった処理が可能になるため、クラウドサービスが提供するテナント制御の実現に役立ちます。
一方で、当該機能の利用にあたっては、TMWSが実際にクラウドサービスフィルタ適用対象のリクエストを実際に処理できる必要があります。
そのため、以下の点にご注意ください。
- 対象のURLのサイトが、ご利用のWebブラウザのプロキシ除外ホストに含まれていないことをご確認ください。
- TMWS管理画面の[管理] > [サービス配信] > [PACファイル]のPACファイルをご利用の場合、対象のURLのサイトが"次のホストとドメインのプロキシをバイパスする:"に含まれていないことをご確認ください。"Microsoft 365トラフィックのプロキシをバイパスする:"をオンにしている場合、バイパス対象のURLではないことをご確認ください。バイパス対象のURLは、TMWS管理画面の[管理] > [サービス配信] > [PACファイル]でPACファイルを選択し、"詳細モードで編集"をクリックした際に表示される変数数"Office365Hosts"のリストから確認可能です。
- 対象のURLのサイトがTMWS管理画面の[ポリシー] > [承認済み/ブロックするURL]の[承認済みURL]または[ブロックするURL]に含まれていないことをご確認ください。
- 対象のURLがHTTPSサイトの場合、当該サイトに対しHTTPSインスペクションが適用される設定となっていることをご確認ください。HTTPSインスペクションについては、以下も併せてご参照ください。
・HTTPSインスペクション機能が有効な場合と無効な場合とでのフィルタリング機能の差分について
・HTTPSインスペクション用CA証明書のインストールについて