ウイルスバスター コーポレートエディション(以下、ウイルスバスター Corp.) XG Service Pack 1 Critical Patch (ビルド 5427) にて確認された問題について
■発生条件について
下記のすべての条件に合致する場合、事象の発生を確認しています
- - ウイルスバスター Corp. XG Service Pack 1 Critical Patch (ビルド 5427) 以降のビルドをお使いの環境
- - 統合 Smart Protection Server をご利用中の環境
- - 以下のプロキシ設定を有効にしている環境
- [管理]>[設定]>[プロキシ]>[サーバ]タブ
- [トレンドマイクロのサーバに接続してパターンファイル、エンジン、およびライセンスをアップデートする際に、次のプロキシ設定を使用する]
■確認されている事象について
"Trend Micro Smart Protection Query Handler サービス" がクラッシュする場合がある事が確認されています。
その結果、”Trend Micro Smart Protection Query Handler サービスは予期せぬ原因により終了” した旨のログが、 イベントログに繰り返し記録されます。
その場合、ウイルスバスター Corp. クライアントがインターネット上の弊社Smart Protection Network(以下、SPN)へ直接クエリを行います。
接続ができない場合、機械学習型検索が正常動作しない影響や、挙動監視にて過検知が発生するなどの影響が出る可能性があります。
■根本的な回避策について
ウイルスバスター Corp. XG Service Pack 1 Critical Patch (ビルド 5427) リパック版を適用してください。
インストール手順などの詳細につきましては下記製品 Q&A をご確認ください。
製品Q&A: ウイルスバスター Corp. XG Service Pack 1 Critical Patch (ビルド 5427) リパック版のインストール手順
※下記の [■暫定的な回避策について]に記載の回避策を実施の環境でも、リパック版の適用に問題はありません。
■暫定的な回避策について
ウイルスバスター Corp. サーバ上で下記手順を実行してください。
1.「OfficeScan Master Service」サービスを手動で停止します。2.下記ファイルをリネームします。
<ウイルスバスター Corp. サーバインストールフォルダ>\PCCSRV\SRS\SRService.exe
例)
<ウイルスバスター Corp. サーバインストールフォルダ>\PCCSRV\SRS\SRService.exe_rename
※ ウイルスバスター Corp. サーバの初期設定のインストールフォルダは、以下の通りです。
32 bit OS : C:\Program Files\Trend Micro\OfficeScan
64 bit OS : C:\Program Files (x86)\Trend Micro\OfficeScan
3.その後、Critical Patch 5427 適用時に作成された下記のコピー元に存在する「SRService.exe」をコピー先に配置します。
コピー元:
<ウイルスバスター Corp. サーバインストールフォルダ>\PCCSRV\Backup\CriticalPatch_B5427\SRS\
コピー先
<ウイルスバスター Corp. サーバインストールフォルダ>\PCCSRV\SRS\
4.「OfficeScan Master Service」サービスを手動で開始します。
※こちらの回避策を実施いただいても、 本Critical Patch (ビルド 5427) に含まれる脆弱性への対応に影響はありません。ご安心ください。
■製品サポート情報
ご不明な点がございましたら、弊社サポートセンターまでお問合せください。
お問合せ方法については、こちらをご確認ください。