ウイルスバスター Corp.XG SP1 ビルド 5474以降のビルドでは、パフォーマンス向上のため、デフォルトでは特定のサイトに対してのアップロードのみ監視するように変更が加えられました。お客様環境にてアップロード処理を監視する必要がある場合、あらかじめ、使用が想定されるサイトについて検知の有無をご確認いただき、必要に応じて、監視対象を手動で設定ください。
情報漏えい対策オプションモジュール 6.2.1325以降のビルド(Corp.XG SP1 ビルド 5474以降)では、以下の2つの新しい構成キーを追加して、監視対象のWebサイトをお客様にて手動で設定することができます。
これらの2つのキーは次のとおりです。
PARSER_MONITOR_LIST = site1.com、site2.com
MONITOR_FILE_UPLOAD_WEBSITES = site1.com、site2.com
※Webサイト名は大文字と小文字が区別されますのでご注意ください。
また、情報漏えい対策オプションモジュール 6.2.1385以降のビルド(Corp.XG SP1 ビルド 5519以降)では、構成キーに「*」(アスタリスク)を使用してすべてのWebサイトを監視できます。
PARSER_MONITOR_LIST = *
MONITOR_FILE_UPLOAD_WEBSITES = *
たとえば、ポリシーの監視チャネルでHTTP / HTTPSを設定している場合、次の手順を使用して、任意のWebサイトを監視対象リストに追加してください。
DLPの新しい設定を構成するには:
- DLP 6.2.1325以降のビルドを含むウイルスバスターCorp.の修正プログラム(Corp.XG SP1 ビルド 5474以降)をインストールします。
- ウイルスバスターCorp.サーバの\PCCSRV\Private\フォルダにあるdlp.iniファイルを開きます。
- 「Configure」セクションで、2つのキーを手動で追加し、その値を設定します。カンマで区切られた複数のサイトを使用します。
[Configure]
monitor_file_upload_websites = site1.com,site2.com
parser_monitor_list = site1.com,site2.com - 変更を保存してファイルを閉じます。
- ウイルスバスターCorp. のWeb管理コンソールを開き、[ クライアント ] > [ クライアント管理 ] > [ ドメインまたはクライアントの選択 ] > [ 設定 ] > [ 情報漏えい対策設定 ]をクリックします。
- [ 保存 ]をクリックして、設定をクライアントに展開します。
ウイルスバスターCorp.サーバは設定をウイルスバスターCorp.クライアントに配信し、\Windows\ System32\dgagent\ フォルダのdsa.proファイルに次のキーが追加されていることをご確認ください。
monitor_file_upload_websites = site1.com,site2.com
parser_monitor_list = site1.com,site2.com