注意事項
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Patch 適用時にサーバ認証証明書の手動バックアップを推奨する確認画面が表示されます。
これはセキュリティ強化の観点から、 本 Patch 適用後より OS 側の「証明書マネージャ」による証明書エクスポートおよび、以下製品 Q&A に記載の「CertificateManager」による証明書のエクスポートが実施できなくなるためです。
サーバ認証機能の概要および証明書の更新(変更)/バックアップ方法について
これに伴い、バックアップパスワードを再設定したサーバ認証証明書をエクスポートすることができなくなります。
今後サーバ移行や再構築の際にサーバ認証証明書を再利用する可能性があり、インストール時に下記画面で設定したバックアップのパスワードにご懸念がある場合は、 本 Patch 適用前に上記製品 Q&A に記載の手順で必ずサーバ認証証明書をバックアップしてください。
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本修正プログラムを適用する際に「個人情報を含まない情報の収集」について許可するかの判断を求めるポップアップ画面が表示される場合があります。
詳細については以下の製品 Q&A をご参照ください。
Patchの適用時に "個人情報を含まない情報の取集許可" の判断を求められる
ウイルスバスター Corp. XG Service Pack 1 Patch 4 (ビルド 6029) 概要
ウイルスバスター Corp. クライアントにて、Microsoft Windows 10 Update (バージョン 20H2) がサポートされるようになります。
その他、本 Patch で提供される修正、新機能については付属の Readme ファイルをご確認ください。
適用対象
ウイルスバスター Corp. XG Service Pack 1 (ビルド 4638) 以降のビルドがインストールされている必要があります。
最新版ダウンロード
本 Patch は「最新版ダウンロード」からダウンロードできます。
インストール手順
本 Patch のインストール手順は次の通りです。
- 任意の場所で、osce_xg_sp1_win_ja_patch4_b6029.zip を解凍します。
- osce_xg_sp1_win_ja_patch4_b6029.exe をダブルクリックします。
- ファイルの解凍が完了するまで、しばらく待ちます。
- 使用許諾契約書の確認を行います。
- Patch をインストールする場合は、[インストール] をクリックします。
- 「インストール成功」と表示されれば作業は完了です。
サーバ側のバージョン確認方法
Web管理コンソールの[ヘルプ]>[バージョン情報] を選択し、表示されるビルド番号が「6029」であることを確認します。
クライアント側のバージョン確認方法
ウイルスバスター Corp. クライアントコンソールの「?」マークをクリックし、[バージョン情報] を選択してクライアントのバージョンが 「12.0.6029」であることを確認します。
ロールバックについて
サーバ側のロールバックにつきましてはロールバック機能についてをご確認ください。
プログラムアップデート確認ロジックの更新に伴い、クライアント側のロールバック機能は使用できません。詳細はプログラムアップデート確認ロジックの強化並びに確認されている動作についてをご確認ください。
予想適応時間
約 10 分
検証環境における修正プログラム適用に要した時間を記載したものです。
ネットワーク環境や適用するコンピュータの性能などによって適用時間は異なります。
あくまでも目安としてご利用ください。
クライアントへの配信サイズ(ご参考)
- 32ビット環境エージェントへの配信量 = 105.1 MB
- 64ビット環境エージェントへの配信量 = 148.8 MB
※パッケージサイズは、含まれるコンポーネントによって異なる可能性があります。
本Patch適用後の、ウイルスバスター Corp. サーバのOS再起動の必要性
必要ありません。
本Patch適用後の、ウイルスバスター Corp. クライアントのOS再起動の必要性
管理コンソールの[エージェント]>[エージェント管理]にて対象のクライアントの[再起動が必要]のカラムを確認するか、対象クライアントのコンソールにて再起動の必要の有無をご確認ください。
インストールの後に
本 ウイルスバスター Corp. XG Service Pack 1 Patch 4 (ビルド 6029) 適用後に、パターンファイルや検索エンジンのアップデートを実行することをお勧めします。
以下すべての条件に合致する環境の場合、本Patch に含まれる”高度な脅威検索エンジン ATSE 11” が、Patch の修正より前にウイルスバスター Corp. クライアントに配信される事により、Microsoft Officeファイルを保存できない問題が発生する可能性があります。
事象発生の可能性がある条件:
- ウイルスバスター Corp. XG Service Pack 1 (ビルド 4638) 以降、 Ciritical Patch (ビルド 5294) 未満の環境である。
- 機械学習型検索を有効にしている。
- 高度な脅威検索エンジン11 (2019/11/19 にアクティブアップデートサーバで公開済み) を使用していない環境
条件に合致する環境では、事象発生の可能性を避けるために、事前に以下の設定を行うなどして、”高度な脅威検索エンジン ATSE 11” が、Patch の修正より前にウイルスバスター Corp. クライアントに配信される事態を回避してください。
設定例:
- ルートドメインレベルで、Web管理コンソールの[クライアント管理]、[設定]>[権限とその他の設定]タブを開く。
- [アップデート設定]セクションの[ウイルスバスター Corp. クライアントがするコンポーネント:]にて[パターンファイル]を選択する。
- 本 Patch の適用をCorp. サーバで行う。
- 本 Patch の配信を行いたいドメイン、あるいはマシン毎に、手順②の設定を以下に変更してゆく。
[ウイルスバスター Corp. クライアントがするコンポーネント:すべてのコンポーネント(HotFixとクライアントプログラムを含む)]
※[ウイルスバスター Corp. クライアントがするコンポーネント:]にて[パターンファイル、エンジン、ドライバ]の選択は避ける。