DDI はバージョンを下げる (ロールバックする) 機能が無いため、バージョンアップ中またはバージョンアップ後に切り戻しが必要となった場合には DDI を再インストールしていただく必要がございます。
設定のバックアップ、再インストール、設定の復元 (リストア) 手順をご案内いたします。

なお、各内容に関する詳細は、弊社の Download Center で公開しているインストールガイドおよび管理者ガイドからもご確認いただけます。

　Download Center：Deep Discovery Inspector

 

設定ファイル (バックアップファイル) の取得

DDI では一部のアプライアンス設定を設定ファイル (バックアップファイル) にエクスポートおよびインポート (復元) する機能があります。
設定ファイルの取得手順は以下の通りです。

　1.DDI の管理コンソールにログインします。
　2.メニューより [管理]→[システムのメンテナンス] を選択します。
　3.サイドメニューより [バックアップ/復元] を選択します。
　4.[バックアップ] ボタンをクリックし、設定ファイルをダウンロードします。

なお、設定ファイルを取得するバージョンと、その設定ファイルを復元 (インポート) 可能なバージョンには制限がございます。
 

設定ファイル取得元バージョン (DDI 5.0 以降のみ記載)	復元先バージョン
5.0	5.0
5.0 / 5.1	5.1
5.0 / 5.1 / 5.5	5.5
5.0 / 5.1 / 5.6	5.6
5.5 / 5.6 / 5.7	5.7
5.7 / 5.7 SP3	5.7 SP3
5.6 / 5.7 / 5.7 SP3 / 5.8 SP1	5.8 SP1
5.6 / 5.7 / 5.7 SP3 / 5.8 SP1 / 5.8 SP2	5.8 SP2
5.7 / 5.7 SP3 / 5.8 SP1 / 5.8 SP2 / 6.0	6.0
5.8 SP1 / 5.8 SP2 / 6.0 / 6.2	6.2
6.0 / 6.2 / 6.5	6.5

また、一部の設定項目については設定ファイルに含まれません。
詳細につきましては各バージョンの管理者ガイド 第6章：管理「システムのメンテナンス」内の「バックアップ/復元」をご参照ください。

対象の設定項目のうち、再インストール前の DDI で設定している項目がある場合には事前にスクリーンショットやテキストメモ等として控えていただき、再インストール後に手動で設定いただく必要がございますのでご注意ください。

※DDI にインポートした仮想アナライザイメージは設定ファイルに含まれません。
　また、DDI から仮想アナライザイメージをエクスポートする機能も無いため、
　再インストール後に仮想アナライザイメージのインポートが必要な場合は
　インポート時に使用したイメージファイルを手元にご用意ください。
 

2.DDI の再インストール

DDI の再インストールでは DDI のインストール DVD を使用するため、インストール DVD をご用意いただく必要がございます。

DDI ご購入時に付属していたものをご使用いただくか、法人カスタマーサービス＆サポートサイトより新規インストール用の ISO ファイルをダウンロードし、お手持ちの DVD を用いてご使用ください。
※法人カスタマーサービス&サポート にログインの上、
　ダウンロードカテゴリ[最新プログラム・各種ドキュメント]から Deep Discoveryを選択し、
　任意の DDI バージョンの新規インストール用 ISO ファイルをダウンロードいただけます。

詳細なインストール手順については、各バージョンのインストールガイド (第4章：設置「Deep Discovery Inspector のインストール」) をご参照ください。
 

※DDI を再インストールすると、ログや仮想アナライザイメージ等、すべてのデータが削除されます。

 

3. 設定の復元

DDI の再インストール完了後、設定ファイルをインポートして設定を復元する手順は以下の通りです。

　1.DDI の管理コンソールにログインします。
　2.メニューより [管理]→[システムのメンテナンス] を選択します。
　3.サイドメニューより [バックアップ/復元] を選択します。
　4.[参照] ボタンをクリックし、予め取得しておいた設定ファイルを指定します。
　5.[設定の復元] ボタンをクリックします。
　6.ダイアログが表示されるため [OK] ボタンをクリックします。
　7.設定が復元され DDI が自動的に再起動しますので、再起動が完了するまで待機します。

設定ファイルからの復元後、設定ファイルに含まれていない項目については手動で設定します。