発生条件について
下記条件に合致する場合、「確認されている事象について」に記載の事象の発生を確認しています。
条件に合致する場合、「回避策について」セクションに記載の回避策を実施ください。
- ウイルスバスター Corp. XG Service Pack 1 Critical Patch (ビルド 5261) 未満のビルドをお使いの環境
お使いのビルドの確認方法については、以下製品Q&Aをご参照ください。
確認されている事象について
Patch 5 (ビルド6062)以降の適用を行った場合、デジタル署名のエラーにより、Corp. クライアントのバージョンアップに失敗します。
Corp. サーバのバージョンアップには問題はありません。
Windows イベントログに以下のような警告が記録されます。
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イベントID: 900
ソース: Trend Micro Office Scan
レベル: 警告
説明: ダウンロードされた1つ以上のファイルに有効なデジタル署名が含まれていませんでした (<インストールパス>\Trend Micro\OfficeScan Client\temp\hotfix\tmcomm.sys)
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回避策について
推奨する回避策
Trend Micro Apex One などの後継製品への移行を行う。
本事象は、ウイルスバスター Corp. XG でのみ発生します。他の製品への移行時は、本事象は発生しません。
移行については、以下製品Q&Aをご参照ください。
上記以外には、以下回避策も考えられますが、2022年01月31日(月) に、ウイルスバスター Corp. XG の延長サポートは終了日を迎える点について、ご留意ください。
Trend Micro Apex One などの後継製品への移行をすぐに行う事が難しい場合
Critical Patch (ビルド 5261) 未満の環境に、Critical Patch 6058の適用を行いクライアントに配信した後、Patch 5 (ビルド6062)以降の適用を行う。
Critical Patch 6058 は、最新版ダウンロードセンタより取得ください。。
パッチ適用の順序については、以下製品Q&Aも併せてご参照ください。
ウイルスバスター Corp. クライアントの数が少ない場合
ウイルスバスター Corp. サーバにPatch 5 (ビルド6062)以降の適用を行った後、ウイルスバスター Corp. クライアントについては、クライアントパッケージャでのバージョンアップや、Corp. クライアントの再インストールでのバージョンアップを行う。
すでに事象が発生している場合の回避策について
既に、Critical Patch (ビルド 5261) 未満の環境に、Patch 5 (ビルド6062)以降の適用を行いCorp. クライアントのバージョンアップに失敗する事象が発生している場合、以下回避策をご検討ください。
- ウイルスバスター Corp. Corp. サーバをTrend Micro Apex Oneに上書きアップグレードした後、ウイルスバスター Corp. クライアントもTrend Micro Apex Oneにアップグレードする。
- ウイルスバスター Corp. クライアントの数が少ない場合には、クライアントパッケージャでのバージョンアップや、Corp. クライアントの再インストールで、Corp. クライアントをPatch 5 (ビルド6062)以降へバージョンアップする。