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Trend Micro Email Securiryでのメール配送における注意・制限事項  

Trend Micro Email Security のメールサーバがメッセージを受信する基本的条件

    • 更新日:
    • 4 Sep 2023
    • 製品/バージョン:
    • Trend Micro Email Security
    • OS:
    • SaaS
概要

Trend Micro Email Security (TMEmS) のメールサーバでは独自にリレー制限等を設けています。ここでは TMEmS のメールサーバがメッセージを受信する基本的条件について説明します。

詳細
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まず始めに、Trend Micro Email Security (TMEmS) は一般的に次のようにメッセージの配送経路上に配置されます。

受信保護 (外部から内部宛)
送信者のメールサーバ → TMEmS → ユーザのメールサーバ → メールボックス
送信保護 (内部から外部宛)
メールクライアント → ユーザのメールサーバ → TMEmS → 受信者のメールサーバ

外部から内部ドメイン宛 (管理ドメイン宛) のメッセージは送信者のメールサーバが管理ドメインの MX レコードを参照し、受信保護のメールサーバのホスト (通常 <会社 ID>.in.tmems-jp.trendmicro.com) にメッセージをリレーします。

一方、送信保護が有効な場合、内部から外部宛のメッセージはユーザのメールサーバが自身の配送設定にしたがって送信保護のメールサーバのホスト (通常 <会社 ID>.relay.tmems-jp.trendmicro.com) にメッセージをリレーします。

TMEmS の 受信保護送信保護 のメールサーバには以下の制限が設けられており、受信保護と送信保護で一部仕様が異なります。

上記制限を踏まえ、受信保護送信保護 のメールサーバにおいてメッセージを受信する基本的な条件は以下となります。

  • 「送信者」「受信者」とはここでは エンベロープ の送信者と受信者を意味します。From ヘッダや To ヘッダなどメッセージヘッダに指定されているものではありません。

  • 管理ドメイン とは管理コンソールの ドメイン メニュー に登録されているドメインです。

  • メッセージサイズなどの上限値は 2023/8/23 時点での情報となり、今後、変更される可能性があります。また、ユーザは上限値を任意に変更できません。

受信保護のメールサーバ

受信保護のメールサーバがメッセージを受信するには、メッセージは以下の条件を満たしている必要があります。

上記条件をすべて満たしていたとしても、ユーザの設定状況に応じて受信者フィルタや 送信者フィルタIPレピュテーションTLS チェック などにより ステージ1 のタイミングでメッセージの受信が拒否される可能性があります。

送信保護のメールサーバ

送信保護のメールサーバがメッセージを受信するには、メッセージは以下の条件を満たしている必要があります。

上記条件をすべて満たしていたとしても、ユーザの設定状況に応じて TLS チェック により ステージ1 のタイミングでメッセージの受信が拒否される可能性があります。

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