概要
ウイルスパターンファイルの表記が、一部の製品で「*.***.80」から「*.***.00」になっていますが違いがありますか?
詳細
2012年11月以降に公開された一部製品でウイルスパターンファイルの表記を変更しております。
パターンファイルの表記が「*.***.80」から「*.***.00」へ変わった理由は、製品で使用するパターンファイルをグローバル共通パターンファイルへ変更した為です。
Q1. 法人製品の従来型スキャンで使用するパターンファイルにはどのような種類がありますか。
–弊社で提供している従来型スキャンのバターンファイルには以下の2種類があります。
•グローバル共通パターンファイル: パターンファイル番号表記 x.xxx.00
•日本語版法人製品用パターンファイル: パターンファイル番号表記 x.xxx.80
Q2. 2種類の従来型スキャン用パターンファイルが存在している理由と経緯を教えてください。
–脅威の急激な増加、検出回避手法の巧妙化などの状況を踏まえ、2009年当時弊社では積極的に
検出パターンの強化を実施し、脅威に対抗していく施策を世界的に実施していく事を決定しました。
しかし、同時にパターンファイルサイズの増加、誤検出リスクの増大などのデメリットを孕んでいたため、日本のお客様の一般的な運用環境を鑑み、日本のみ従来と同様のパターンファイルの提供を継続しました。
Q3. 新製品よりグローバル共通パターンファイルを採用している理由を教えてください。
–以下の2点の理由により、今回より検出力の優れたグローバル共通パターンを採用することになりました。
•誤検出低減の取り組みを続けてきた結果、グローバル共通パターンにおいて積極的な検出力強化を継続しつつも、その誤検出は日本語版法人製品用パターンファイルと同等レベルまで低減しています。
•海外では旧バージョンにおいてもグローバル共通パターンファイルを使用した数年に渡る動作実績があり、新バージョンの動作要件を満たすサーバでの運用を想定すると、グローバル共通パターンファイルを使用しても運用上の問題はありません。