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Client Packager を用いたクライアントのアップグレード手順  

Client Packager を用いたクライアントのアップグレード手順

    • 更新日:
    • 16 Feb 2023
    • 製品/バージョン:
    • Apex One 2019
    • Apex One 2019.0
    • ウイルスバスター コーポレートエディション 11.0
    • ウイルスバスター コーポレートエディション XG.All
    • OS:
    • Windows すべて
概要
Client Packagerを用いた Apex One エージェントのアップグレード手順について教えてください。
詳細
Public
本FAQでは、Client Packagerを用いた下記アップグレード方法についてご説明いたします。

 

Client Packager の使用方法は以下の製品Q&Aをご参照ください。

エージェントパッケージャを使用したエージェントのインストール方法

通常、Client Packagerを用いてアップグレードを行う際、ウイルスバスターCorp.サーバのIPアドレスやホスト名が同一である必要がありますが、本FAQの手順にてアップグレードならびに別サーバへの移行を実施する場合、IPアドレスやホスト名が同一である必要はございません。

Apex One エージェントのアップグレード、別サーバへ移行を同時に行う手順について

はじめに

本FAQでは、例として下記サーバを用意します。

 移行前サーバ(A):Apex One 2019 Patch6
 移行先サーバ(B):Apex One 2019 SP1

 

Step 1

移行先のサーバ(B)にて、Apex One サーバのインストールフォルダ配下のofcscan.iniを開きます。
 
※初期設定の場合、インストールフォルダは下記パスとなります。
▼32bit版ご利用の場合、
"C:\Program Files\Trend Micro\OfficeScan" の直下 または
"C:\Program Files\Trend Micro\Apex One\PCCSRV\"の直下

▼64bit版ご利用の場合、
"C:\Program Files (x86)\Trend Micro\OfficeScan" の直下 または
"C:\Program Files (x86)\Trend Micro\Apex One\PCCSRV\"の直下

 

Step 2

開いたofcscan.iniの中で、[INI_CLIENT_SETUP_SECTION]セクション配下の以下パラメータ値を変更します。
パラメータが存在しない場合は追加します。

ForceRefresh=1
BypassServerChecking=1
BypassUpgradePrivilegeChecking=1

 

補足

 

「ForceRefresh」


パッケージ内の 管理サーバ情報に上書きするかどうかを制御します。
値を「1」に設定いたしますと、クライアントが接続する管理サーバ情報をパッケージ内の設定ファイルに記載されている管理サーバ情報を書き換え、クライアントは新しい管理サーバと通信します。

 

「BypassServerChecking」


クライアントが所属している管理サーバとは異なる管理サーバで作成されたパッケージを実行するかどうかを制御します。
値を「1」に設定いたしますと、異なる管理サーバで作成されたパッケージを実行します。

 

「BypassUpgradePrivilegeChecking」


クライアントへのプログラム配信禁止設定を確認するかどうかを制御します。
値を「1」に設定いたしますと、設定が有効であっても、プログラムのアップデート・アップグレードを実行します。


 

 

Step 3

移行先のサーバ(B)でClient Packagerのパッケージを作成します。
その後、作成したClient Packager のパッケージを 移行前のサーバ(A)に所属している Apex One エージェントに適用します。
 
 
上記手順により、Apex One エージェントが移行先のサーバに移動し、アップグレードも完了します。
 
  • [msi]のClient Packager を作成し移行バージョンアップを実施する場合は、
    コマンドプロンプトを「管理者として実行」し、管理者権限で作業を行う必要があります。
 

 

異なる Apex One サーバで作成した Client Packager を使用し、アップグレードする手順について

はじめに

本FAQでは、例として下記サーバを用意します。

 接続先サーバ(A):Apex One 2019 Patch6
 Client Packager 生成元サーバ(B):Apex One 2019 SP1

 

Step 1

Client Packager 生成元サーバ(B) にて、Apex One サーバのインストールフォルダ配下のofcscan.iniを開きます。
※初期設定の場合、インストールフォルダは下記パスとなります。
▼32bit版ご利用の場合、
"C:\Program Files\Trend Micro\OfficeScan" の直下 または
"C:\Program Files\Trend Micro\Apex One\PCCSRV\"の直下

▼64bit版ご利用の場合、
"C:\Program Files (x86)\Trend Micro\OfficeScan" の直下 または
"C:\Program Files (x86)\Trend Micro\Apex One\PCCSRV\"の直下

 

Step 2

開いたofcscan.iniの中で、[INI_CLIENT_SETUP_SECTION]セクション配下の以下パラメータ値を変更します。
パラメータが存在しない場合は追加します。

ForceRefresh=0
BypassServerChecking=1
BypassUpgradePrivilegeChecking=1

 

Step 3

Client Packager 生成元サーバ(B)で以下のパスの ClientPackager フォルダに移動し、
"ClnPack.ini" のバックアップを取得します。
<サーバインストールフォルダ>\Admin\Utility\ClientPackager

 

Step 4

"ClnPack.ini" を開き、以下の例のように "OfcNTCer.dat" が含まれるパラメータの値を削除します。
※File の番号は異なる場合がございます。
例:
・削除前
-----
File67=PCCNT\COMMON\OfcNTCer.dat
-----
 
・削除後
-----
File67=
-----

 

Step 5

Client Packager 生成元サーバ(B)で Client Packager のパッケージを作成します。
パッケージの作成時にパッケージタイプを「セットアップ」で選択し、
バージョンアップ用のパッケージを作成してください。

 

Step 6

作成したパッケージを接続先サーバ(A)に所属している Apex One エージェントに適用し、
バージョンアップをご実施ください。

 

Step 7

バージョンアップ完了後、生成元サーバ(B)で編集した"ClnPack.ini"を Step 3 で 取得した"ClnPack.ini" のバックアップに置き換えてください。

 

上記手順により、Apex One エージェントが接続先サーバを維持したまま、Apex One エージェントのアップグレードが可能です。
 
  • [msi]のClient Packager を作成しバージョンアップを実施する場合は、
    コマンドプロンプトを「管理者として実行」し、管理者権限で作業を行う必要があります。
 
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評価:
カテゴリ:
操作方法/設定; 移行
Solution Id:
1097756
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