2019年7月31日に、「ウイルスバスター コーポレートエディション」の後継となる新製品「Trend Micro Apex One」が公開されました。
本製品Q&Aにて、ウイルスバスター コーポレートエディション(以下、ウイルスバスター Corp.) として記載のあるものは、 基本的には、Trend Micro Apex One(以下、Apex One)でも同様となります。
- ウイルスバスターCorp.クライアントのアップグレード、別サーバへ移行を同時に行う手順について
- 異なるウイルスバスターCorp.サーバで作成したクライアントパッケージャを使用し、アップグレードする手順について
- ウイルスバスターCorp.11へバージョンアップした場合は、ウイルスバスターCorp.クライアントの再起動もしくは再読み込みを実施してください。詳細は下記をご確認ください。
- ※通常、Client Packagerを用いてアップグレードを行う際、ウイルスバスターCorp.サーバのIPアドレスやホスト名が同一である必要がありますが、本FAQの手順にてアップグレードならびに別サーバへの移行を実施する場合、IPアドレスやホスト名が同一である必要はございません。
- 本手順でウイルスバスターCorp.クライアントをウイルスバスターCorp.11へバージョンアップする場合、
全てのウイルスバスターCorp.11サーバのサーバ認証で使用する証明書が同一である必要がございます。
ウイルスバスターCorp.クライアントのアップグレード、別サーバへ移行を同時に行う手順について
はじめに
移行前サーバ(A):ウイルスバスターCorp. 10.0
移行先サーバ(B):ウイルスバスターCorp. 10.6SP2
Step 1
<C:\Program Files\Trend Micro\OfficeScan\PCCSRV>の直下
▼64bit版ご利用の場合、
<C:\Program Files(x86)\Trend Micro\OfficeScan\PCCSRV>の直下
Step 2
ForceRefresh=1
BypassServerChecking=1
補足
「ForceRefresh」
パッケージ内の 管理サーバ情報に上書きするかどうかを制御します。
値を「1」に設定いたしますと、クライアントが接続する管理サーバ情報をパッケージ内の設定ファイルに記載されている管理サーバ情報を書き換え、クライアントは新しい管理サーバと通信します。
「BypassServerChecking」
クライアントが所属している管理サーバとは異なる管理サーバで作成されたパッケージを実行するかどうかを制御します。
値を「1」に設定いたしますと、異なる管理サーバで作成されたパッケージを実行します。
「BypassUpgradePrivilegeChecking」
クライアントへのプログラム配信禁止設定を確認するかどうかを制御します。
値を「1」に設定いたしますと、設定が有効であっても、プログラムのアップデート・アップグレードを実行します。
※バージョン10.6までのClient Packagerで作成したMSI形式のパッケージを使用してクライアントプログラムのアップデート・アップグレードを実行する場合に「BypassUpgradePrivilegeChecking」パラメータを参照します。
Step 3
- [msi]のClient Packager を作成し移行バージョンアップを実施する場合は、
コマンドプロンプトを「管理者として実行」し、管理者権限で作業を行う必要があります。
異なるウイルスバスターCorp.サーバで作成したクライアントパッケージャを使用し、アップグレードする手順について
接続先を維持したまま、異なるCorp.サーバで作成したクライアントパッケージャを使用し、アップグレードする方法については下記のとおりです。
はじめに
接続先サーバ(A):ウイルスバスターCorp. 10.0
クライアントパッケージャ生成元サーバ(B):ウイルスバスターCorp. 10.6SP3
Step 1
<C:\Program Files\Trend Micro\OfficeScan\PCCSRV>の直下
▼64bit版ご利用の場合、
<C:\Program Files(x86)\Trend Micro\OfficeScan\PCCSRV>の直下
Step 2
ForceRefresh=0
BypassServerChecking=1
Step 3
- [msi]のClient Packager を作成しバージョンアップを実施する場合は、
コマンドプロンプトを「管理者として実行」し、管理者権限で作業を行う必要があります。