事象の概要
事象の発生条件
以下の条件全てに当てはまる場合のみ、本事象の影響を受けます。
- NVWE 2.x または 3.xを利用している
- [ポリシー施行]-[ポリシー]画面のいずれかのポリシーにて、[ポリシー施行の設定]で「ウイルス対策バージョンの検索」にチェックが入っている
- [ネットワークプロトコルのみを使用して、トレンドマイクロ製品を診断します]のチェックが外れている
- [アップデート]-[手動アップデート]の画面で、[ウイルス対策製品検出用エンジン]の[現在のバージョン]が3.5.8065よりも低いバージョンになっている
NVWE 1200 / 2500 2.x では、トレンドマイクロのアップデートサーバ上にウイルス対策製品検出用エンジン3.5.8065が公開されておりませんので、こちらの画面からアップデートする事ができません。NVWE 1200 / 2500 2.x で[利用可能なバージョン]が"2.5.1018"になっているのは正常です。
対処方法
- NVWE 1500i / 3500i 3.xの場合:
[アップデート]-[手動アップデート]の画面で、[ウイルス対策製品検出用エンジン]のアップデートを実行します。[現在のバージョン]が3.5.8065以上であれば本事象が改善できます。 - NVWE 1200 2.xの場合:
以下のいずれかの対策を行います。
- [ポリシー施行]-[ポリシー]画面にある、ウイルス対策バージョンの検索が有効化されているポリシーにて、[ポリシー施行の設定]で「ウイルス対策バージョンの検索」のチェックを外すか、隣のプルダウンメニューから「エンドポイントを監視」を選択してポリシーを保存します。
検出対象となるウイルス対策製品がウイルスバスター クラウド (201x)の場合、NVWEのバージョンに関わらずこの方法のみが現状の回避策となります。ウイルスバスター クラウド (201x)のパターンを識別可能なウイルス対策製品検出用エンジンが公開され次第、本製品Q&Aを更新する予定です。
- 「ウイルス対策製品の検索」欄にある[ネットワークプロトコルのみを使用して、トレンドマイクロ製品を診断します]のチェックを入れてポリシーを保存ます。
「ウイルス対策バージョンの検索」のチェックを外した場合、ウイルス対策製品のインストール状況のみが確認可能となり、[ネットワークプロトコルのみを使用して、トレンドマイクロ製品を診断します]のチェックを入れた場合には、検出対象となるウイルス対策製品がウイルスバスター クラウド (201x)を除くトレンドマイクロ製品に限定されます。
また、[ネットワークプロトコルのみを使用して、トレンドマイクロ製品を診断します]のチェックを入れてウイルスバスター コーポレートエディション(以下、ウイルスバスター Corp.)の検出を実施する場合、[ポリシー施行]-[ウイルス コーポレートエディションの設定]画面でウイルスバスター Corp.クライアントの待受ポートを登録する必要があります。
- NVWE 2500 2.xの場合:
2013 年 7 月 10 日公開の Critical Patch (Build 1093) を適用します。関連リンクの最新版ダウンロードページより入手してください。