2019年7月に、「ウイルスバスター コーポレートエディション」の後継となる新製品「Trend Micro Apex One」が公開されました。
本製品Q&Aにて、ウイルスバスター コーポレートエディション(以下、ウイルスバスター Corp.) として記載のあるものは、 基本的には、Trend Micro Apex One(以下、Apex One)でも同様となります。
2019年7月に、「Trend Micro Control Manager 」の後継となる新製品「Trend Micro Apex Central」が公開されました。
本製品Q&Aにて、Trend Micro Control Manager(以下、TMCM) として記載のあるものは、 基本的には、Trend Micro Apex Central(以下、Apex Central)でも同様となります。
Webブロックリストについて
Webレピュテーションとは
Webレピュテーションとは、WebサイトへのHTTP接続時に、接続先のWebサイトの信頼性をチェックし、アクセス制限をかけることが可能なトレンドマイクロのソリューションです。
トレンドマイクロでは世界中のWebサイトを常時監視し、1日数十億のWebサイトの信頼度を評価し、Web評価データベースへの登録・更新を行っています。膨大なWeb評価データベースには、ドメイン・IPアドレスなどの登録変更履歴やフィッシングサイトやスパム送信元としてデータベースへの登録があるか、不正プログラムの検出履歴など、多面的にそのWebサイトの危険度を採点化したものが蓄積・更新されています。
ウイルスバスター コーポレートエディションでは、Web Security Serviceの機能をアクティベートすることで、このWeb評価データベースにアクセスし、Webサイトにアクセスする前にそのWebサイトの危険度をチェックし、評価が悪い場合には、あらかじめアクセスを拒否する制御機能を提供します。
Webレピュテーションサーバの種類 | 詳細 |
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Smart Protection Network | クラウド上に存在するSmart Protection Serverです。 |
統合Smart Protection Server | ウイルスバスター Corp.サーバプログラムと共存した(統合された)Smart Protection Serverです。 ※ウイルスバスター Corp.サーバをインストール時に併せてインストールする必要があります。 |
Trend Micro Smart Protection Server (スタンドアロン) |
お客様の環境内で、独立してインストール/構築するSmart Protection Serverです。 |
新しいフォーマットのWebブロックリストについて
監視対象となるWebページの増加に伴い、「Webブロックリスト」のファイルサイズ、及びアップデート頻度も増加し、従来のフォーマットのまま使用し続けている環境では、以下の事象が発生しつつあります。
- Webブロックリストを読み込む際のメモリ消費量の増加
- 「Webブロックリスト」のアップデート頻度増加に伴う弊社アップデートサーバとお客様環境の製品間で発生するネットワークトラフィックの増加
そこで、これらの問題を解決した新しいフォーマットの「Webブロックリスト」をダウンロードできるよう、各製品でCritical Patch、Patchを適用していただく必要があります。(適用後の設定などは特に必要ありません)
※各製品でCritical Patch、Patchを適用後も、名称の名前はこれまでと変わらず、「Webブロックリスト」のままです。
Trend Micro Control Manager 6.0 Patch 4からは、
「Webブロックリスト (2.0)」に名称変更されました。