概要
InterScan Messaging Security Suite(以下、InterScan MSS)、および InterScan Messaging Security Virtual Appliance(以下、IMSVA) の検索方法に、「従来型スキャン」と「スマートスキャン」があります。
どのような違いがあるのでしょうか。
詳細
IMSVA、および InterScan MSS シリーズにおいてスマートスキャン機能を実装しているバージョンは以下のとおりです。
・ IMSVA8.5 以降
・ InterScan MSS 7.1 Linux版 SP1 以降
2種類の検索方法
InterScan MSS、IMSVA では次の2種類の検索方法を提供しています。
- 従来型スキャン
InterScan MSS、IMSVA サーバに保存されているパターンファイルを使用して、検索を実行します。 - スマートスキャン
InterScan MSS、IMSVA サーバに保存されているパターンファイルと、クラウド上のスマートスキャンサーバに保存されているパターンファイルを使用して検索を実行します。
スマートスキャンのメリット
- 最新の防御
■スマートスキャン
クラウド上のスマートスキャンサーバのパターンファイルは頻繁にアップデートされます
このサーバへ問い合わせを行うことにより、常に最新の防御を実現します。
■従来型スキャン
InterScan MSS、IMSVA サーバ上に保存されているパターンファイルのみを使用して検索を実行するため、最新のパターンファイルにアップデートされていない場合は、最新の脅威に対応できない可能性があります。 - 長期的なシステム負荷の抑制
■スマートスキャン
パターンファイルの一部をクラウド上のスマートスキャンサーバに配置することにより、InterScan MSS、IMSVA サーバに保存されるパターンファイルのサイズが抑制されます。
これにより、メモリ使用量などのリソースを長期的に抑制、低減できます。
■従来型スキャン
マルウェアの増加に伴いパターンファイルのサイズが継続して大きくなります。
パターンファイルサイズに比例して、メモリ使用量等も増加します。