概要
InterScan Messaging Security Suite (InterScan MSS) および InterScan Messaging Security Virtual Appliance (IMSVA) では、メッセージのエンベロープ情報 (MAIL FROM、RCPT TO) と、ポリシールールの「受信者と送信者」(ルート設定) を比較して、どのポリシールールを検索するかを決定します。
説明
受信メッセージを対象としたポリシールールを作成するには、ポリシールールの「受信者と送信者」で「受信メッセージ」を選択し、「宛先 (受信者)」と「差出人 (送信者)」に以下のように設定します。
宛先 (受信者): *@内部ドメイン
差出人 (送信者): すべてのユーザ (*@*)
送信メッセージを対象としたポリシールールを作成するには、ポリシールールの「受信者と送信者」で「送信メッセージ」を選択し、「宛先 (受信者)」と「差出人 (送信者)」に以下のように設定します。
宛先 (受信者): すべてのユーザ (*@*)
差出人 (送信者): *@内部ドメイン
なお、上記の設定はいずれも、内部ドメインから内部ドメイン宛てのメッセージを適用対象に含みます。もし、内部ドメインから内部ドメイン宛てのメッセージを除外するのであれば、「除外設定 (送信者から受信者)」に以下の組み合わせを追加します。
補足
「このルールの適用対象」で指定する「受信メッセージ」と「送信メッセージ」は、あくまでポリシールールの区分を示しているに過ぎず、実際には「宛先 (受信者)」と「差出人 (送信者)」で指定した内容に従って動作します。たとえば、以下のように設定した場合は、すべてのメッセージが対象になります。
宛先 (受信者): すべてのユーザ (*@*)
差出人 (送信者): すべてのユーザ (*@*)