EUQサービスを使用すると、エンドユーザは各自のメールアカウント宛ての、隔離されたスパムメールを管理できます。
エンドユーザはメッセージを再確認して、削除、配信等の作業ができるようになります。
EUQ の使用を開始するには、次の手順を参考にしてください。
作業手順
Step 1 認証サーバの準備
EUQ を使用する場合、エンドユーザを認証するための認証サーバが必要です。
※1 使用できる LDAP サーバの種類については、
システム要件を参照してください。
※2 SMTP認証(AUTH LOGIN, AUTH PLAIN)が可能なサーバが必要です。
Step 2 EUQ 設定を有効にする
管理コンソールにログオンし、EUQ 設定を有効にします。
Step 3 EUQ コンソールへログオン
EUQ コンソールにアクセスし、エンドユーザがログオンできるかどうか確認します。
(1) EUQ コンソールにアクセスし、ユーザ名、パスワードを指定して「ログオン」をクリックします
。
EUQ コンソール URL: https://<IMSVA IP アドレス:8447>
EUQ コンソールにアクセスする時に使用するログオン名の形式は選択した認証タイプにより異なります。
認証タイプ | ログオン名形式 |
---|
IBM Domino | user1/domain |
Microsoft Active Directory |
・ Kerberos を使用しない場合: user1@domain.com (UPN) domain\user1
・ Kerberos を使用する場合: user1@domain.com
|
Open LDAP
| cn=manager,dc=test1,dc=com |
Sun One LDAP | uid=user1,ou=people,dc=domain,dc=com |
SMTP 認証 | ログオン名として有効なメールアドレスを使用する |
(2) 次のような画面が表示されれば、ログオン成功です。
Step 4 (オプション) 動作確認
EUQ コンソールから、隔離されたスパムメール管理の動作をあらかじめテストしたい場合は、次の手順を参考にできます。
(1) 管理コンソールにログオンして、[ポリシー]-[ポリシーリスト]画面を開き、スパムメールルールが有効になっていて、処理が「隔離」になっていることを確認します。
IMSVA 管理コンソール URL: https://IMSVA IPアドレス:8445
(2) 次の FAQ を参考にしてスパムメールのサンプルを作成し、IMSVA に送信します。
(3) 管理コンソールにログオンし、[メール領域とキュー] -[クエリ]画面から、(2)で送信したサンプルメールをクエリし、メールが隔離されたことを確認します。
(4) EUQ コンソールにアクセスし、隔離されたスパムメールの受信者の資格情報でログオンします。
(5) 隔離されたメールが表示されることを確認します。
(6) 「隔離解除」など任意の操作を行います。
以上で操作は完了です。