概要
InterScan Messaging Security Suite (InterScan MSS) において、特定の宛先にメッセージを配信することができません。「MTAイベント」でログをクエリすると、「ネットワーク通信。」という表示されています。どのような理由が考えられますか。
詳細
InterScan MSS 7.1/7.5 Windows版 の初期設定では、SMTP クライアントとしてメッセージを配送する際のタイムアウト値が 60秒 に設定されています。
そのため、InterScan MSS から宛先のメールサーバに配送する際、なんらかの理由でメッセージの配送に時間がかかると、タイムアウトでメッセージが配信できない可能性があります。その場合、「MTAイベント」のログをクエリすると、次のように表示されます。
そのため、InterScan MSS から宛先のメールサーバに配送する際、なんらかの理由でメッセージの配送に時間がかかると、タイムアウトでメッセージが配信できない可能性があります。その場合、「MTAイベント」のログをクエリすると、次のように表示されます。
<受信者のメールアドレス> : ネットワーク通信エラー。;
対応方法
InterScan MSS がメッセージを配信できるよう、以下の手順でタイムアウト値を引き上げてください。
※ InterScan MSS のインストールフォルダ %IMSS_HOME% は初期設定では C:¥Program Files¥Trend Micro¥IMSS です。
※ InterScan MSS のインストールフォルダ %IMSS_HOME% は初期設定では C:¥Program Files¥Trend Micro¥IMSS です。
1. 設定ファイル tsmtpd.ini にある [SmtpClient] セクションにあるパラメータ「IdleWaitingSecond」を例えば 300秒 (5分) に設定します。
%IMSS_HOME%¥config¥tsmtpd.ini:
[SmtpClient]
IdleWaitingSecond=300
※ [SmtpServer] セクションにある同じ名前のパラメータ「IdleWaitingSecond」と間違わないようにしてください。
2. 設定ファイル編集後、サービス「Trend Micro IMSS SMTP Service」を再起動します。
サービス再起動時にポップアップが表示され、検索サービス「Trend Micro IMSS Scan Service」の再起動を求められるので、[はい] をクリックしてください。