データベース(HTTPDB)をお使いの場合、自動データベースバックアップはデフォルトで有効に設定されています。
ウイルスバスター Corp.サーバによってファイルが使用されているため、バックアップの取得に失敗する場合があります。
はじめに データベース(HTTPDB)について
HTTPDBとは、ウイルスバスター Corp. サーバが配下に管理しているクライアント情報を保持するデータベースファイルを格納したフォルダです。
- 32bit の場合:
C:\Program Files\Trend Micro\Officescan\PCCSRV/
- 64bit の場合:
C:\Program Files(x86)\Trend Micro\Officescan\PCCSRV/
また、本フォルダには、以下の設定が含まれたデータベースファイルが格納されています。
- クライアントの登録情報
- 任意グループや任意クライアントPC 毎に設定されているクライアントの権限情報
- 任意グループや任意クライアントPC 毎に設定されているウイルス検索の詳細設定情報
- ウイルスカウント情報
- ウイルス/不正プログラムログ
- スパイウェアログ
- ファイアウォールログ
- Webレピュテーションログ
- スパイウェア/グレーウェア復元ログ
- デバイスコントロールログ
- システムイベントログ
作業手順
Step 1 データベースファイルのバックアップ方法
- バックアップパスとバックアップスケジュールを設定する際は、以下の点を踏まえお客様自身の判断/運用ポリシーに応じて設定してください。
- データベースファイルが破損した際に備えて、どこまでデータを復元したいか
- バックアップ先のハードディスクの空き容量 - データベースファイルの容量は、管理するクライアント台数、発生するイベント(ログの容量に関連)に依存します。
現在のHTTPDBフォルダのファイルサイズを参考にスケジュールを指定ください。
- バックアップパスは、初期設定ではウイルスバスター Corp. のインストールフォルダ内が指定されていますが、それ以外を指定することも可能です。
- ウイルスバスター Corp. の管理Webコンソールを開き、[管理] → [設定]
→ [データベースバックアップ] をクリックします。
- バックアップを保存するパスを [バックアップパス] に入力します。
ウイルスバスター Corp.サーバの完全パスまたはUNCパスを入力して下さい。
初期設定では、下記パスが入力されております。
- 32bit の場合:
C:\Program Files\Trend Micro\Officescan\DBBackup - 64bit の場合:
C:\Program Files(x86)\Trend Micro\Officescan\DBBackup
また、バックアップを保存するフォルダが存在しない場合、
[フォルダが存在しない場合フォルダを作成する] にチェックを入れます。
UNCパスを使用してリモートコンピュータ上にあるフォルダを指定する場合、
適切なアカウント名とパスワードを入力します。
- 32bit の場合:
- データベースバックアップスケジュールにて、定期的にバックアップを取得するように
設定できます。
-
[保存] をクリックし、設定を保存します。
その後、[バックアップ] をクリックし、手順2で指定したパスにデータベースファイルの
バックアップファイルが作成されていることを確認します。
Step 2 データベースファイルの復元方法
- [スタート] → [ファイル名を指定して実行] をクリックします。
- 開いたウインドウで、[services.msc] を入力します。
- [OfficeScan Master Service] を右クリックし、サービスを停止します。
- <サーバのインストールフォルダ>\PCCSRV\HTTPDB配下のすべてのファイルと
フォルダをデスクトップなどの別ディレクトリへ移動させ、空の状態にします。
<サーバのインストールフォルダ>の初期設定は、以下の通りです。
- 32bit環境:
C:\Program Files\Trend Micro\OfficeScan
- 64bit 環境:
C:\Program Files (x86)\Trend Micro\OfficeScan
-
設定したフォルダにバックアップデータが存在するか確認します。
【確認方法】
a. ウイルスバスター Corp. の管理Webコンソールを開き、[管理] → [設定]
[データベースバックアップ] をクリックします。
b. [データベースバックアップ] の [バックアップパス] に記載されているパスに
バックアップファイルがあるか確認をします。
初期設定では、下記パスが入力されております。
- 32bit の場合:
C:\Program Files\Trend Micro\Officescan\DBBackup
- 64bit の場合:
C:\Program Files(x86)\Trend Micro\Officescan\DBBackup
- 上記フォルダ内に、「バックアップを実行した日時」名のフォルダがございましたら、直近のフォルダを開き、中にあるすべてのファイルとフォルダをコピーします。
- 手順4.で確認いただいた [HTTPDBフォルダ] へ、 手順6. でコピーしたすべてのファイルとフォルダを貼り付けます。
- [OfficeScan Master Service] を 開始します。