ウイルスバスターコーポレートエディション(以下、ウイルスバスターCorp.)サーバのバージョンアップ前に、設定を実施することで、ウイルスバスターCorp. クライアントを段階的にバージョンアップすることができます。
これにより、ネットワークにかかる負荷を軽減/抑制することができます。
実施手順は以下の通りです。
作業手順
Step 1クライアントプログラムのアップグレードとHotFixの配信を禁止する
以下の手順を実施します。
バージョンアップ前がウイルスバスター Corp. 10.x の場合
- ウイルスバスターCorp.サーバの管理コンソールにログインします。
- [ネットワーク上のコンピュータ] > [クライアント管理] より、ルートドメインを
選択します。(各クライアントまたは各ドメインを選択することもできます。)
- [設定]より、[権限とその他の設定]を選択します。
- [権限とその他の設定] のポップアップが表示されます。
- [その他の設定] タブより、以下の設定にチェックを入れ [保存] ボタンをクリックします。
保存後、設定がウイルスバスターCorp.クライアントへ配信されます。
バージョンアップ前がウイルスバスター Corp. 11.0、XG の場合
- ウイルスバスターCorp.サーバの管理コンソールにログインします。
- [クライアント] > [クライアント管理] より、ルートドメインを
選択します。(各クライアントまたは各ドメインを選択することもできます。)
- [設定]より、[権限とその他の設定]を選択します。
- [権限とその他の設定] のポップアップが表示されます。
- [その他の設定] タブより、以下の設定にチェックを入れ [すべてのクライアントに適用] ボタンをクリックします。
保存後、設定がウイルスバスターCorp.クライアントへ配信されます。
XG SP1以降では、「パターンファイル」、「パターンファイル、エンジン、ドライバ」を選択します。
Step 2サーバのバージョンアップを実施する
サーバのバージョンアップ方法については、以下の製品Q&Aのページをご参照ください。
既存のサーバにてバージョンアップを実施する場合、以下の製品Q&Aをご参照ください。
新しいサーバに最新バージョンのウイルスバスターCorp. を適用し、設定/クライアントの移行を実施しバージョンアップする場合、以下の製品Q&Aをご参照ください。
本バージョンアップの方法を実施する場合、新しいサーバに最新バージョンを適用後、 新しいサーバにてSTEP1を実施いただく必要があります。
Step 3任意のクライアントにクライアントプログラムを配信する
Step 2の操作により、ウイルスバスターCorp.サーバはバージョンアップされます。
しかしながら、ウイルスバスターCorp.クライアントには、 「クライアントプログラムのアップグレードとhotfixの配信を禁止」 の設定が反映されているため、バージョンアップされていません。
以下の手順にて、任意のウイルスバスターCorp.クライアントまたはドメイン (複数可能) から段階的にバージョンアップを開始します。
ウイルスバスター Corp. 11.0 にバージョンアップする場合
- ウイルスバスターCorp.サーバの管理コンソールにログインします。
- [アップデート] > [クライアント] > [自動アップデート] に移動して、
次のオプションが有効であることを確認します。
- ウイルスバスター Corp. サーバが新しいコンポーネントをダウンロード後、
ただちにクライアントのコンポーネントのアップデートを開始する
- 再起動時、またはウイルスバスター Corp. サーバへの接続時にコンポーネント
アップデートの開始を許可する (スタンドアロンモードのクライアントを除く)
- [クライアント] > [クライアント管理] より、任意のウイルスバスターCorp.クライアント
またはドメイン (複数可能)を選択します。
- [設定]より、[権限とその他の設定]を選択します。
- [権限とその他の設定] のポップアップが表示されます。
- [その他の設定] タブより、以下の設定のチェックを外し、
[保存] ボタンをクリックします。
保存後、設定がウイルスバスターCorp.クライアントへ配信されます。
- ウイルスバスターCorp. サーバ/クライアント間で
アップデートを実施したタイミングで、バージョンアップが開始されます。
ただし、以下の条件をすべて満たす場合は、手順6の操作を実行した後、
自動的にバージョンアップが開始されます。- [アップデート] > [クライアント] > [自動アップデート] 内の
以下オプションが有効
ウイルスバスター Corp. サーバが新しいコンポーネントをダウンロード後、
ただちにクライアントのコンポーネントのアップデートを開始する - 手順3にて、ドメインまたはルートドメインを選択
- 選択したドメイン内のウイルスバスター Corp. クライアントのステータスが
オンライン
詳細については、ウイルスバスターCorp.11のインストールガイドP101の手順7
「バージョンアップの結果をチェックします。」 をご確認ください。
- [アップデート] > [クライアント] > [自動アップデート] 内の
- ウイルスバスターCorp. クライアントのバージョンアップ確認後、別のクライアントまたはドメインのバージョンアップを同様の手順(手順3から)実施します。
- バージョンアップが行われていないウイルスバスター Corp.クライアンが存在する場合、最新バージョンのPatchやCritical Patchを適用することができないため、セキュリティリスクがございます。
そのため、以前のバージョンのウイルスバスター Corp. クライアントについては、可能な限り短期間で移行いただけるようお願いいたします。 - パターンファイルについては、以前のバージョンのウイルスバスター Corp.クライアントにも配信が行われるため、一時的なセキュリティは保たれます
- また、以下の製品Q&Aページより、ウイルスバスターCorp. クライアントの
バージョンアップが正常に終了したことをご確認ください。
ウイルスバスター Corp. XG にバージョンアップする場合
- ウイルスバスターCorp.サーバの管理コンソールにログインします。
- [アップデート] > [クライアント] > [自動アップデート] に移動して、
次のオプションが有効であることを確認します。
- ウイルスバスター Corp. サーバが新しいコンポーネントをダウンロード後、
ただちにクライアントのコンポーネントのアップデートを開始する
- 再起動時、またはウイルスバスター Corp. サーバへの接続時にコンポーネント
アップデートの開始を許可する (スタンドアロンモードのクライアントを除く)
- [クライアント] > [クライアント管理] より、任意のウイルスバスターCorp.クライアント
またはドメイン (複数可能)を選択します。
- [設定]より、[権限とその他の設定]を選択します。
- [権限とその他の設定] のポップアップが表示されます。
- [その他の設定] タブより、以下の設定のチェックを外し、
[保存] ボタンをクリックします。
保存後、設定がウイルスバスターCorp.クライアントへ配信されます。
XG SP1以降では、「すべてのコンポーネント(HotFixとクライアントプログラムを含む)」を選択します。 - ウイルスバスターCorp. サーバ/クライアント間で
アップデートを実施したタイミングで、バージョンアップが開始されます。
ただし、以下の条件をすべて満たす場合は、手順6の操作を実行した後、
自動的にバージョンアップが開始されます。- [アップデート] > [クライアント] > [自動アップデート] 内の
以下オプションが有効
ウイルスバスター Corp. サーバが新しいコンポーネントをダウンロード後、
ただちにクライアントのコンポーネントのアップデートを開始する - 手順3にて、ドメインまたはルートドメインを選択
- 選択したドメイン内のウイルスバスター Corp. クライアントのステータスが
オンライン
詳細については、ウイルスバスターCorp. XG のインストールガイドP101の手順7
「バージョンアップの結果をチェックします。」 をご確認ください。
- [アップデート] > [クライアント] > [自動アップデート] 内の
- ウイルスバスターCorp. クライアントのバージョンアップ確認後、別のクライアントまたはドメインのバージョンアップを同様の手順(手順3から)実施します。
- バージョンアップが行われていないウイルスバスター Corp.クライアンが存在する場合、最新バージョンのPatchやCritical Patchを適用することができないため、セキュリティリスクがございます。
そのため、以前のバージョンのウイルスバスター Corp. クライアントについては、可能な限り短期間で移行いただけるようお願いいたします。 - パターンファイルについては、以前のバージョンのウイルスバスター Corp.クライアントにも配信が行われるため、一時的なセキュリティは保たれます
- また、以下の製品Q&Aページより、ウイルスバスターCorp. クライアントの
バージョンアップが正常に終了したことをご確認ください。