およびスマートスキャンクライアントのアップデート元を設定する方法について教えてください。
2019年7月31日に、「ウイルスバスター コーポレートエディション」の後継となる新製品「Trend Micro Apex One」が公開されました。
本製品Q&Aにて、ウイルスバスター コーポレートエディション(以下、ウイルスバスター Corp.) として記載のあるものは、 基本的には、Trend Micro Apex One(以下、Apex One)でも同様となります。
アップデート元の種類
【A】 ウイルスバスター Corp.サーバ(統合Smart Protection Server)をアップデート元にする
【B】 アップデートエージェントをアップデート元にする
【C】 Active Update サーバをアップデート元にする
【D】 Trend Micro Smart Protection Server をアップデート元にする
(※スマートスキャンを利用の場合)
【A】 ウイルスバスター Corp.サーバをアップデート元にする
- Web コンソールを開きます。
-
トップページ上側メニューから次をクリックします。
[アップデート]→[クライアント]→[アップデート元] - 「標準アップデート元(ウイルスバスター Corp.サーバからのアップデート)」を
クリックします。
- [すべてのクライアントへ通知]ボタンをクリックします。
以降の作業はウイルスバスター Corp. サーバ/クライアント間にプロキシが存在する場合に実施します。ご利用環境によって不要な場合もあります。
◆自動プロキシ設定を有効にする
-
トップページ上側メニューから次をクリックします。
11.0の場合、[クライアント]→[グローバルクライアント設定]
XGの場合、[クライアント]→[グローバルクライアント設定]→[ネットワーク]
- [プロキシ設定]項目にて、必要に応じてチェックボックスにチェックを入れ、
画面最下部の[保存]ボタンをクリックします。
◆内部プロキシを有効にする
- トップページ左側メニューから次をクリックします。
[管理]→[設定]→[プロキシ]
- 画面上部で[内部プロキシ]タブになっていることを確認し、
「ウイルスバスター Corp.サーバとのクライアント接続」項目にて必要情報を入力し、画面最下部の[保存]ボタンをクリックします。
【B】アップデートエージェントからアップデートする
今回、以下のような設定を例にご説明します。ご利用環境に置き換えてご確認ください。
***********************************************************
ウイルスバスター Corp.サーバ
(IPアドレス:192.168.1.1)
↓
この部分のネットワーク帯域の負荷を軽減します。
↓
アップデートエージェントに設定したウイルスバスター Corp.クライアント
(IPアドレス:192.168.1.5)
↓
一般のウイルスバスター Corp.クライアント
(192.168.1.2 ~ 192.168.1.4、192.168.1.6 ~ 192.168.1.10)
***********************************************************
- Web コンソールを開きます。
- トップページ上側メニューから次をクリックし、クライアントツリーを開きます。
[クライアント]→[クライアント管理]
- アップデートエージェントとして機能させるクライアント(例では192.168.1.5)を
クライアントツリーから探します。
そのクライアントを選択した状態で、画面上部の[設定]ボタンをクリックし、
[アップデートエージェント設定]をクリックします。
- アップデートエージェントとして機能させたい項目にチェックを入れ、
[保存]をクリックします。
- トップページ上側メニューから次をクリックします。
[アップデート]→[クライアント]→[アップデート元]
- [ユーザ指定アップデート元]を選択します。
何らかの原因でアップデートエージェントに接続できない状況が発生した場合に備え、
ウイルスバスター Corp.サーバからアップデートさせたい場合は、次の項目にチェックを入れます。
「利用できるユーザ指定アップデート元が見つからない場合、ウイルスバスター Corp.サーバから次のデータをアップデートする:」
□コンポーネント
□ドメイン設定
□ウイルスバスター Corp.クライアントプログラムとHotFix
- アップデートエージェントがウイルスバスター Corp.サーバから最新のコンポーネントをアップデートする場合は、次の項目にチェックを入れます。
□アップデートエージェントの場合は、ウイルスバスター Corp.サーバからのみアップデートを実行する (コンポーネント、ドメイン設定、クライアントプログラム、およびHotFixのアップデート)
- ユーザ指定アップデート元設定画面の[追加]ボタンをクリックします。
- 開始IPアドレスと、終了IPアドレスおよびアップデート元を入力します。
[開始IPアドレス-終了IPアドレス]の間に、アップデートエージェントのIPアドレス(192.168.1.5)を含めることはできません。
そのため、以下のように2つの設定を作成する必要があります。
・「開始IPアドレス 192.168.1.2」
「終了IPアドレス 192.168.1.4」
「アップデート元 アップデートエージェント」
・「開始IPアドレス 192.168.1.6」
「終了IPアドレス 192.168.1.10」
「アップデート元 アップデートエージェント」
- [アップデートエージェント]にチェックを入れて、[保存]ボタンをクリックします。
【C】 Active Update サーバをアップデート元にする
- Web コンソールを開きます。
- トップページ上側メニューから次をクリックします。
[クライアント]→[クライアント管理]→
トレンドマイクロのActive Update サーバへ接続してアップデートさせたいクライアントまたはグループを選択 →[設定]→[権限とその他の設定]
- 画面上部の、[その他の設定]タブに移動します。
- [ウイルスバスター Corp.クライアントがトレンドマイクロのアップデートサーバからアップデートをダウンロード]に
チェックを入れ、[保存]ボタンをクリックします。
また、ご利用環境によって不要な場合もございます。
◆自動プロキシ設定を有効にする
- トップページ上側メニューから次をクリックします。
11.0の場合、[クライアント]→[グローバルクライアント設定]
XGの場合、[クライアント]→[グローバルクライアント設定]→[ネットワーク]
- [プロキシ設定]項目にて、必要に応じてチェックボックスにチェックを入れ、
画面最下部の[保存]ボタンをクリックします。
【D】 Trend Micro Smart Protection Server をアップデート元にする
※こちらの方法は、スマートスキャンパターンとスマートクエリフィルタパターンのみの
アップデート元としてご指定いただけます。
- Web コンソールを開きます。
- コンピュータの位置を設定します。
[クライアント]→[エンドポイントの位置]をクリックします。
クライアントの接続状態によって内部/外部の判定をしたい場合は「参照サーバリスト」、
ゲートウェイIPアドレスによって内部/外部の判定をしたい場合は「ゲートウェイIPアドレス」の設定をしてください。
設定し終えたら、[保存]ボタンをクリックします。
- トップページ上側メニューから次をクリックします。
[管理]→[Smart Protection]→[Smart Protectionソース]
- 画面上のタブで[内部クライアント]をクリックします。
- [標準リスト (すべての内部クライアント用のリスト) を使用する]または[クライアントのIPアドレスに基づいたカスタムリストを使用する]を選択します。
(※1)
全てのクライアントが同じ Trend Micro Smart Protection Server を利用する場合は標準リスト、
IPアドレスによって各クライアントが使用する Trend Micro Smart Protection Server を設定する場合はカスタムリストを利用します。
(※2)
入力するアドレスは以下の通りです。
HTTPで指定されたい場合 : http://x.x.x.x/tmcss
HTTPSで指定されたい場合: https://x.x.x.x/tmcss
事前に接続可能かどうか、[接続テスト]ボタンで確認することを推奨します。
- いずれかのリストを設定し終えたら、画面下部の[すべてのクライアントへ通知]ボタンをクリックします。