また、本Patch 2 (5.8 Build 1443)の適用前にServerProtect for EMC 5.8 マスタープログラムがインストールされている必要があります。
ServerProtect for EMC Celerra 5.8 マスタープログラム | ||||
プロダクト | バージョン | サイズ | 日付 | ユーザガイド |
5.8 (VSAPI 8.950) | 236MB | 2012/06/28 |
ServerProtect for EMC Celerra 5.8 用 Patch 2 (build 1443) | ||||
プロダクト | バージョン | サイズ | 日付 | ユーザガイド |
5.8 build 1443 | 20.1 MB | 2015/04/21 |
※本Patch適用に伴う、OSの再起動は発生いたしません。
※本Patch適用に伴い、インフォメーションサーバおよび一般サーバのサービスが、自動的に再起動いたします。
■システム要件
■インストール手順
本Patchの適用手順は以下の通りです。
【警告】 管理下の一般サーバを段階的アップグレードしている途中で、バージョン5.31/5.58の一般サーバが残っている場合、すべての一般サーバのアップグレードが完了してからPatch 2を適用してください。 Patchを適用すると無条件でファイルが置き換えられるため、ServerProtect 5.31/5.58でバージョン5.8のコンポーネントを使うことになります。これにより、プログラムの配信やインフォメーションサーバによる管理ができなくなる恐れがあります。 |
- Patchのインストーラを実行する前に、次のフォルダ内にファイル/フォルダが存在している場合は、バックアップの後、削除してください。(以前、Patchを適用したことがある場合、"HotFix"フォルダ内にファイルが存在します。)
C:\Program Files\Trend\SProtect\HotFix\ 配下
-
spemc_580_win_en_patch2.exeをダウンロードし、実行します。
- 使用許諾書に同意します。
- [インストール]ボタンを押します。
- 「TMI Control ManagerエージェントをMCP Control Managerエージェントにアップグレードします」 という内容のメッセージが表示されるので、[はい]ボタンを押します。
[いいえ]ボタンを押すと、インストールが中断されます。
- インストールが開始されます。
- TMI Control Managerエージェントが削除されます。
- 「MCP Control Managerエージェントをインストールすることを強くお勧めします。」という内容のメッセージが表示されるので、インストールする場合には、[はい]ボタンを押します。
あとでインストールする場合には、[いいえ]ボタンを押します。
- インストールが成功したら[OK]を押して画面を閉じてください。
【注意】 本Patchの適用後は、TMI Control Managerエージェントはサポートされなくなります。 |
■インストールの確認手順
インストールおよびアップデートの確認手順は次の通りです。
本 Patch が適用されたかどうかについて確認するには、Readmeの「9. ファイル一覧」に記述されているファイルのプロパティを表示します。ビルド番号が正しければ、新しいファイルが適用されています。
■インストールの後に
パターン/エンジンアップデート
インストールを行なった後に、ウイルスパターンファイルおよびウイルス検索エンジンのアップデートを行なうことを強くお勧めします。最新のウイルスに対応するために、ウイルス検索エンジン、ウイルス検索パターンファイルを、常に最新の状態に保っていただく必要があります。
本Patchの適用後に新規でローカルインストールされた一般サーバには本Patchが未適用の状態でインストールされます。
その場合、新規インストールした一般サーバに本Patchを再配信する必要があります。
関連製品Q&A:
一般サーバへPatchやHotFixを再配信する手順について
また、本Patchの適用後にControl Managerエージェントを再インストールした場合、本Patchを再度適用する必要があります。
CMエージェントの設定
Control Managerと連携する場合は、インストール後に、CMエージェントの設定が必要になります。
設定方法については、こちらをご覧ください。
古いエンティティの削除
Control Managerと連携していた場合は、古いエンティティが残ってしまいます。
Control Managerの管理コンソール上から古いエンティティの削除を実施してください。
■アンインストール (ロールバック)手順
インフォメーションサーバ/一般サーバ
本Patchをアンインストールして、以前のビルドにロールバックするには、次の手順に従ってください。
- 一般サーバで、次のシェルコマンドを実行してServerProtectの一般サーバのサービスを停止します。
net stop spntsvc。
- インフォメーションサーバにMCP Control Managerエージェントをインストールしている場合は、管理コンソールから手動で削除するか、次の手順に進みます。
- インフォメーションサーバで、次のシェルコマンドを実行してServerProtectのインフォメーションサーバのサービスを停止します。
net stop earthagent
- ServerProtectのインストールフォルダ内の拡張子が「bak」であるファイルがバックアップファイルです。バックアップファイル名を書き換えて、現在使用しているファイルと置き換えます。
- インフォメーションサーバで、インフォメーションサーバのホームディレクトリ開き、「.\backup\filegroup10」フォルダ中のファイルを現在開いているホームディレクトリへコピーします。
- 一般サーバで、次のコマンドを実行してServerProtectの一般サーバのサービスを開始します。
net start spntsvc
- インフォメーションサーバで、次のコマンドを実行してServerProtectのインフォメーションサーバのサービスを開始します。
net start earthagent
管理コンソール
管理コンソールのみがインストールされているコンピュータの場合は、次の手順に従ってください。
- 管理コンソールを閉じます。
- インフォメーションサーバがインストールされているコンピュータの、ServerProtectのインストールフォルダに移動し、次のファイルを任意の場所にコピーします。
admin.exe
Adm_enu.dll
AgentClient.dll
ADM_ENU.chm
spuninst.exe
spuninstrc.DLL
- 上記でコピーしたファイルを管理コンソールがインストールされているフォルダへコピーします。
【注意】 本Patchの適用後は、TMI Control Managerエージェントはサポートされなくなります。 |
■修正されるファイル一覧
ファイル名 | ビルド番号 |
管理コンソール | |
AgentClient.dll | 5.80.0.1443 |
Admin.exe | 5.80.0.1443 |
Adm_enu.dll | 5.8.0.1443 |
ADM_ENU.chm | n/a |
spuninst.exe | 5.80.0.1443 |
Spuninstrc.dll | 5.8.0.1443 |
インフォメーションサーバ | |
AgentClient.dll | 5.80.0.1443 |
ADM_ENU.chm | n/a |
CheckEVC.dll | 5.80.0.1443 |
DeployTool.exe | 5.80.0.1443 |
Earthagent.exe | 5.80.0.1443 |
EventMsg2.dll | 5.80.0.1443 |
GetRemoteVer.dll | 5.80.0.1443 |
Notification.dll | 5.80.0.1443 |
RemoteInstall.exe | 5.80.0.1443 |
StRpcCln.dll | 5.80.0.1443 |
Spuninst.exe | 5.80.0.1443 |
Spuninstrc.dll | 5.80.0.1443 |
StCommon.dll | 5.80.0.1443 |
StUpdate.exe | 5.80.0.1443 |
TmNotify.dll | 5.80.0.1443 |
BIFSender.exe | 5.80.0.1443 |
libcurl.dll | 7.17.1.0 |
libeay32.dll | 1.0.0.1 |
ssleay32.dll | 1.0.0.1 |
zlib.dll | 1.2.2.0 |
一般サーバ (32ビット) | |
AgRpcCln.dll | 5.80.0.1443 |
AgRpcCln.dll | 5.80.0.1443 |
CheckEVC.dll | 5.80.0.1443 |
DCE.dll | 5.80.0.1443 |
eng50.dll | 5.80.0.1443 |
EventMsg2.dll | 5.80.0.1443 |
GetRemoteVer.dll | 5.80.0.1443 |
LogDb.dll | 5.80.0.1443 |
LogDBTool.dll | 5.80.0.1443 |
LogMaster.dll | 5.80.0.1443 |
Notification.dll | 5.80.0.1443 |
Quarantine.exe | 5.80.0.1443 |
SpntSvc.exe | 5.80.0.1443 |
spuninst.exe | 5.80.0.1443 |
StCommon.dll | 5.80.0.1443 |
StRpcCln.dll | 5.80.0.1443 |
StRpcSrv.dll | 5.80.0.1443 |
StUpdate.exe | 5.80.0.1443 |
TmNotify.dll | 5.80.0.1443 |
TmOpp.dll | 5.80.0.1443 |
一般サーバ (64ビット) | |
AgentClient.dll | 5.80.0.1443 |
AgRpcCln.dll | 5.80.0.1443 |
CheckEVC.dll | 5.80.0.1443 |
DCE.dll | 5.80.0.1443 |
eng50.dll | 5.80.0.1443 |
EventMsg2.dll | 5.80.0.1443 |
GetRemoteVer.dll | 5.80.0.1443 |
LogDb.dll | 5.80.0.1443 |
LogDBTool.dll | 5.80.0.1443 |
LogMaster.dll | 5.80.0.1443 |
Notification.dll | 5.80.0.1443 |
Quarantine.exe | 5.80.0.1443 |
SpntSvc.exe | 5.80.0.1443 |
spuninst.exe | 5.80.0.1443 |
Spuninstrc.dll | 5.80.0.1443 |
StCommon.dll | 5.80.0.1443 |
StRpcCln.dll | 5.80.0.1443 |
StRpcSrv.dll | 5.80.0.1443 |
StUpdate.exe | 5.80.0.1443 |
StUpadte_32.exe | 5.80.0.1443 |
TmNotify.dll | 5.80.0.1443 |
TmOpp.dll | 5.80.0.1443 |
SPConfig.ini | n/a |
Control Managerエージェント | |
libEN_Product.dll | 5.80.0.1443 |
Uninst.dll | 5.80.0.1443 |
Entitymain.exe | 2.5.0.1411 |
EN_Utility.dll | 2.5.0.1411 |
LibEN_Conf.dll | 2.5.0.1411 |
LibEN_Logger.dll | 2.5.0.1411 |
libEN_SendLog.dll | 2.5.0.1411 |
data1.cab | n/a |
data1.hdr | n/a |
setup.ilg | n/a |
setup.inx | n/a |
MCP_CMAgent.exe | 12.0.0.58849 |
MigrationToolEn.exe | 12.0.0.58849 |
Patchファイル | |
Tmpatch.exe | 2.2.0.1008 |
readme.txt | n/a |
hotfix.ini | n/a |
license.txt | n/a |
■Patch 2で追加される新機能
項目番号 | 製品Q&A | 機能 |
1 | - |
一般サーバのビルド番号を定期的に確認し、インフォメーションサーバ上の最新のHotFixやPatchのビルド番号より古い場合、最新のHotFixやPatchをダウンロードおよび適用するためのコマンドを一般サーバに自動的に送信するように、インフォメーションサーバを設定できるようになります。
|
2 | - |
Trend Micro Management Communication Protocol (MCP) がサポートされるようになり、ServerProtect for EMC CelerraをServerProtectの管理コンソールからTrend Micro Control Manager (以下、Control Manager) に登録できるようになります。
|
3 | - |
■Patch 2で修正される既知の問題
項目番号 | 製品Q&A | 問題内容 |
1 | - |
ServerProtect for EMC Celerraがスパイウェアパターンファイルをバージョン0.9xx.00からバージョン 1.xxx.00以降にアップデートできない問題
|
2 | - | 「SpntSvc.exe」でハンドルリークが発生する問題 |
3 | - | 管理コンソールの [Last time signature updated] フィールドに、誤った情報が表示される問題 |
4 | - |
Trend Micro Management Infrastructureサービスのモジュール「mrf.exe」に脆弱性が存在し、ServerProtect用Control Managerエージェントがインストールされているコンピュータ上で、攻撃者により任意のコードが実行される可能性がある問題
|
5 | - |
予約配信が実行された後に、予約配信タスクの [Next Schedule] 設定の日時がアップデートされない問題
|
6 | - |
エンジンファイルが、Control Managerから複数の一般サーバに同時に配信されないことがある問題
|
7 | - |
Microsoft Windows Server 2012プラットフォーム上のインフォメーションサーバおよび一般サーバのオペレーティングシステム名が、Control Manager上に正しく表示されない問題
|
8 | - |
TmNotifyがSMTPサーバに「EHLO」コマンドまたは「HELO」コマンドのどちらを送信するか決定する方法が、RFC 2821に準拠しない問題
|
9 | - |
「EHLO」コマンドに対するSMTPサーバからの応答メッセージが2つに分割されて送信される場合、TmNotifyで応答メッセージが正しく処理されない問題
|
10 | - |
TmNotifyによるサマータイムゾーンの処理が正しく行われず、インターネットメール警告に誤った時刻が表示される問題
|