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ServerProtect for EMC Celerra 5.8 Patch 2 (Build 1443) の概要および適用方法  

ServerProtect for EMC Celerra 5.8 Patch 2 (Build 1443) の概要および適用方法

    • 更新日:
    • 17 Jul 2017
    • 製品/バージョン:
    • ServerProtect for EMC Celerra 5.8
    • OS:
    • Windows すべて
概要
ServerProtect for EMC Celerra 5.8 Patch 2 (Build 1443) の概要および適用方法について教えてください。
詳細
Public
 
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■Patch 2とは
ServerProtect for EMC Celerra 5.8 Patch 2 とは、ServerProtect for EMC Celerra (以下 ServerProtect for EMC) 5.8 のリリース以降にリリースされたすべての修正を含む累積的な修正プログラムです。
■インストールの前に
インストールを行なう前に、付属のReadmeファイルをお読みください。ServerProtectのご利用にあたり重要な情報が記載されています。
また、本Patch 2 (5.8 Build 1443)の適用前にServerProtect for EMC 5.8 マスタープログラムがインストールされている必要があります。

ServerProtect for EMC Celerra 5.8
マスタープログラム
プロダクトバージョンサイズ日付ユーザガイド
5.8
(VSAPI 8.950)
236MB2012/06/28


 
ServerProtect for EMC Celerra 5.8 用
Patch 2 (build 1443)
プロダクトバージョンサイズ日付ユーザガイド
5.8
build 1443
20.1 MB2015/04/21

※本Patch適用に伴う、OSの再起動は発生いたしません。

※本Patch適用に伴い、インフォメーションサーバおよび一般サーバのサービスが、自動的に再起動いたします。

■システム要件

ServerProtect for EMC Celerra 5.8のシステム要件に準じます。

■インストール手順

本Patchの適用手順は以下の通りです。

【警告】
管理下の一般サーバを段階的アップグレードしている途中で、バージョン5.31/5.58の一般サーバが残っている場合、すべての一般サーバのアップグレードが完了してからPatch 2を適用してください。
Patchを適用すると無条件でファイルが置き換えられるため、ServerProtect 5.31/5.58でバージョン5.8のコンポーネントを使うことになります。これにより、プログラムの配信やインフォメーションサーバによる管理ができなくなる恐れがあります。

 

  1. Patchのインストーラを実行する前に、次のフォルダ内にファイル/フォルダが存在している場合は、バックアップの後、削除してください。(以前、Patchを適用したことがある場合、"HotFix"フォルダ内にファイルが存在します。)
     
    C:\Program Files\Trend\SProtect\HotFix\ 配下
     
  2. spemc_580_win_en_patch2.exeをダウンロードし、実行します。 
  3. 使用許諾書に同意します。
     
  4. [インストール]ボタンを押します。
     
  5. 「TMI Control ManagerエージェントをMCP Control Managerエージェントにアップグレードします」 という内容のメッセージが表示されるので、[はい]ボタンを押します。
    [いいえ]ボタンを押すと、インストールが中断されます。
     
  6. インストールが開始されます。
     
  7. TMI Control Managerエージェントが削除されます。
     
  8. 「MCP Control Managerエージェントをインストールすることを強くお勧めします。」という内容のメッセージが表示されるので、インストールする場合には、[はい]ボタンを押します。
    あとでインストールする場合には、[いいえ]ボタンを押します。
     
  9. インストールが成功したら[OK]を押して画面を閉じてください。
     
【注意】
本Patchの適用後は、TMI Control Managerエージェントはサポートされなくなります。

■インストールの確認手順

インストールおよびアップデートの確認手順は次の通りです。
本 Patch が適用されたかどうかについて確認するには、Readmeの「9. ファイル一覧」に記述されているファイルのプロパティを表示します。ビルド番号が正しければ、新しいファイルが適用されています。

■インストールの後に

パターン/エンジンアップデート

 

インストールを行なった後に、ウイルスパターンファイルおよびウイルス検索エンジンのアップデートを行なうことを強くお勧めします。最新のウイルスに対応するために、ウイルス検索エンジン、ウイルス検索パターンファイルを、常に最新の状態に保っていただく必要があります。

本Patchの適用後に新規でローカルインストールされた一般サーバには本Patchが未適用の状態でインストールされます。
その場合、新規インストールした一般サーバに本Patchを再配信する必要があります。

関連製品Q&A:
一般サーバへPatchやHotFixを再配信する手順について

また、本Patchの適用後にControl Managerエージェントを再インストールした場合、本Patchを再度適用する必要があります。

CMエージェントの設定

 

Control Managerと連携する場合は、インストール後に、CMエージェントの設定が必要になります。
設定方法については、こちらをご覧ください。

古いエンティティの削除

 

Control Managerと連携していた場合は、古いエンティティが残ってしまいます。
Control Managerの管理コンソール上から古いエンティティの削除を実施してください。

■アンインストール (ロールバック)手順

インフォメーションサーバ/一般サーバ

 

本Patchをアンインストールして、以前のビルドにロールバックするには、次の手順に従ってください。

  1. 一般サーバで、次のシェルコマンドを実行してServerProtectの一般サーバのサービスを停止します。

    net stop spntsvc。

     
  2. インフォメーションサーバにMCP Control Managerエージェントをインストールしている場合は、管理コンソールから手動で削除するか、次の手順に進みます。
     
  3. インフォメーションサーバで、次のシェルコマンドを実行してServerProtectのインフォメーションサーバのサービスを停止します。

    net stop earthagent

     
  4. ServerProtectのインストールフォルダ内の拡張子が「bak」であるファイルがバックアップファイルです。バックアップファイル名を書き換えて、現在使用しているファイルと置き換えます。
     
  5. インフォメーションサーバで、インフォメーションサーバのホームディレクトリ開き、「.\backup\filegroup10」フォルダ中のファイルを現在開いているホームディレクトリへコピーします。
     
  6. 一般サーバで、次のコマンドを実行してServerProtectの一般サーバのサービスを開始します。

    net start spntsvc

     
  7. インフォメーションサーバで、次のコマンドを実行してServerProtectのインフォメーションサーバのサービスを開始します。

    net start earthagent

     

管理コンソール

 

管理コンソールのみがインストールされているコンピュータの場合は、次の手順に従ってください。

  1. 管理コンソールを閉じます。
     
  2. インフォメーションサーバがインストールされているコンピュータの、ServerProtectのインストールフォルダに移動し、次のファイルを任意の場所にコピーします。

    admin.exe
    Adm_enu.dll
    AgentClient.dll
    ADM_ENU.chm
    spuninst.exe
    spuninstrc.DLL

     
  3. 上記でコピーしたファイルを管理コンソールがインストールされているフォルダへコピーします。
     
【注意】
本Patchの適用後は、TMI Control Managerエージェントはサポートされなくなります。

■修正されるファイル一覧

ファイル名ビルド番号
管理コンソール
AgentClient.dll5.80.0.1443
Admin.exe5.80.0.1443
Adm_enu.dll5.8.0.1443
ADM_ENU.chmn/a
spuninst.exe5.80.0.1443
Spuninstrc.dll5.8.0.1443
インフォメーションサーバ
AgentClient.dll5.80.0.1443
ADM_ENU.chmn/a
CheckEVC.dll5.80.0.1443
DeployTool.exe5.80.0.1443
Earthagent.exe5.80.0.1443
EventMsg2.dll5.80.0.1443
GetRemoteVer.dll5.80.0.1443
Notification.dll5.80.0.1443
RemoteInstall.exe5.80.0.1443
StRpcCln.dll5.80.0.1443
Spuninst.exe5.80.0.1443
Spuninstrc.dll5.80.0.1443
StCommon.dll5.80.0.1443
StUpdate.exe5.80.0.1443
TmNotify.dll5.80.0.1443
BIFSender.exe5.80.0.1443
libcurl.dll7.17.1.0
libeay32.dll1.0.0.1
ssleay32.dll1.0.0.1
zlib.dll1.2.2.0
一般サーバ (32ビット)
AgRpcCln.dll5.80.0.1443
AgRpcCln.dll5.80.0.1443
CheckEVC.dll5.80.0.1443
DCE.dll5.80.0.1443
eng50.dll5.80.0.1443
EventMsg2.dll5.80.0.1443
GetRemoteVer.dll5.80.0.1443
LogDb.dll5.80.0.1443
LogDBTool.dll5.80.0.1443
LogMaster.dll5.80.0.1443
Notification.dll5.80.0.1443
Quarantine.exe5.80.0.1443
SpntSvc.exe5.80.0.1443
spuninst.exe5.80.0.1443
StCommon.dll5.80.0.1443
StRpcCln.dll5.80.0.1443
StRpcSrv.dll5.80.0.1443
StUpdate.exe5.80.0.1443
TmNotify.dll5.80.0.1443
TmOpp.dll5.80.0.1443
一般サーバ (64ビット)
AgentClient.dll5.80.0.1443
AgRpcCln.dll5.80.0.1443
CheckEVC.dll5.80.0.1443
DCE.dll5.80.0.1443
eng50.dll5.80.0.1443
EventMsg2.dll5.80.0.1443
GetRemoteVer.dll5.80.0.1443
LogDb.dll5.80.0.1443
LogDBTool.dll5.80.0.1443
LogMaster.dll5.80.0.1443
Notification.dll5.80.0.1443
Quarantine.exe5.80.0.1443
SpntSvc.exe5.80.0.1443
spuninst.exe5.80.0.1443
Spuninstrc.dll5.80.0.1443
StCommon.dll5.80.0.1443
StRpcCln.dll5.80.0.1443
StRpcSrv.dll5.80.0.1443
StUpdate.exe5.80.0.1443
StUpadte_32.exe5.80.0.1443
TmNotify.dll5.80.0.1443
TmOpp.dll5.80.0.1443
SPConfig.inin/a
Control Managerエージェント
libEN_Product.dll5.80.0.1443
Uninst.dll5.80.0.1443
Entitymain.exe2.5.0.1411
EN_Utility.dll2.5.0.1411
LibEN_Conf.dll2.5.0.1411
LibEN_Logger.dll2.5.0.1411
libEN_SendLog.dll2.5.0.1411
data1.cabn/a
data1.hdrn/a
setup.ilgn/a
setup.inxn/a
MCP_CMAgent.exe12.0.0.58849
MigrationToolEn.exe12.0.0.58849
Patchファイル
Tmpatch.exe2.2.0.1008
readme.txtn/a
hotfix.inin/a
license.txtn/a

■Patch 2で追加される新機能

項目番号製品Q&A機能
1-
一般サーバのビルド番号を定期的に確認し、インフォメーションサーバ上の最新のHotFixやPatchのビルド番号より古い場合、最新のHotFixやPatchをダウンロードおよび適用するためのコマンドを一般サーバに自動的に送信するように、インフォメーションサーバを設定できるようになります。
2-
Trend Micro Management Communication Protocol (MCP) がサポートされるようになり、ServerProtect for EMC CelerraをServerProtectの管理コンソールからTrend Micro Control Manager (以下、Control Manager) に登録できるようになります。
3- 

■Patch 2で修正される既知の問題

項目番号製品Q&A問題内容
1-
ServerProtect for EMC Celerraがスパイウェアパターンファイルをバージョン0.9xx.00からバージョン 1.xxx.00以降にアップデートできない問題
2-「SpntSvc.exe」でハンドルリークが発生する問題
3-管理コンソールの [Last time signature updated] フィールドに、誤った情報が表示される問題
4-
Trend Micro Management Infrastructureサービスのモジュール「mrf.exe」に脆弱性が存在し、ServerProtect用Control Managerエージェントがインストールされているコンピュータ上で、攻撃者により任意のコードが実行される可能性がある問題
5-
予約配信が実行された後に、予約配信タスクの [Next Schedule] 設定の日時がアップデートされない問題
6-
エンジンファイルが、Control Managerから複数の一般サーバに同時に配信されないことがある問題
7-
Microsoft Windows Server 2012プラットフォーム上のインフォメーションサーバおよび一般サーバのオペレーティングシステム名が、Control Manager上に正しく表示されない問題
8-
TmNotifyがSMTPサーバに「EHLO」コマンドまたは「HELO」コマンドのどちらを送信するか決定する方法が、RFC 2821に準拠しない問題
9-
「EHLO」コマンドに対するSMTPサーバからの応答メッセージが2つに分割されて送信される場合、TmNotifyで応答メッセージが正しく処理されない問題
10-
TmNotifyによるサマータイムゾーンの処理が正しく行われず、インターネットメール警告に誤った時刻が表示される問題
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評価:
カテゴリ:
バージョンアップ
Solution Id:
1109673
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