ウイルスバスター Corp. クライアントのGUIDをリセットした際に発生する制限事項について
ウイルスバスター Corp. クライアントのGUIDをリセットすると、クライアント個別の設定は全て所属するドメインの設定に同期します。この動作は仕様となります。
ウイルスバスター Corp. では各ウイルスバスター Corp. クライアント毎の設定をそのクライアントのGUIDを一意のキーとしてデータベースに登録し、管理しています。
その為、データベースに登録済みのウイルスバスター Corp. クライアントのGUIDが変更されると、データベース上での関連性がリセットされるため、そのウイルスバスター Corp. クライアントに設定済みの個別設定は全てそのクライアントが所属しているドメインの設定と同期する仕様となります。
※また、各種検出ログなども確認できなくなります。
サーバOSでこれらの設定を有効にしている場合はGUIDのリセット後再度、それぞれのサーバOSで設定を有効にしてください。
無効となる設定は以下となります。
- Web レピュテーション
※本設定についてはHotfixの適用でドメインレベルで変更が可能となります。詳細につきましてはサポートセンターまでお問い合わせください。 - ファイアウォールサービス
- 不審接続監視サービス(不審接続監視で使用)
- 不正変更防止サービス(挙動監視、デバイスコントールで使用)
- 高度な保護サービス(ブラウザ脆弱性対策、挙動監視メモリ検索で使用)
- 情報漏えい対策オプションサービス(情報漏えい対策で使用)
ドメインの設定と同期する設定としては以下となります。
- Corp 10.6
ネットワーク上のコンピュータ>クライアント管理>クライアントを選択>設定 で設定できる項目 - Corp 11.0
クライアント>クライアント管理>クライアントを選択>設定 で設定できる項目
VDIオプションを利用する場合、イメージ展開用のマスターイメージではGUIDをリセットするためにVDIプレスキャンテンプレート作成ツールを使用します。
Provisioning Services(PVS)を使用したネットブート方式のように、1つのイメージを共有して利用するようなVDIの展開方法によっては、クライアントの起動毎にGUIDがリセットされる事象が発生します。
そのような環境においてサーバOSで上記に該当する設定を有効に設定している場合、GUIDのリセットによりこれらの設定は無効となるため、再設定が必要となります。