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予約検索の完了までに時間を要する  

予約検索の完了までに時間を要する

    • 更新日:
    • 18 Jul 2019
    • 製品/バージョン:
    • Trend Micro Deep Security 10.0
    • Trend Micro Deep Security 11.0
    • Trend Micro Deep Security 12.0
    • Trend Micro Deep Security 20.0
    • Trend Micro Deep Security 9
    • Trend Micro Deep Security 9.5
    • Trend Micro Deep Security 9.6
    • OS:
    • Linux すべて
    • Windows すべて
概要
 Deep Securityの予約タスク機能を利用して、特定の時間に多数の不正プログラム検索を予約しています。
しかし、検索は全てのコンピュータで同時には実行されず、順次開始されていくため、全体の検索が完了するまでに長時間を要します。
全台の検索を同時に開始する事はできませんか。
 
詳細
Public
Deep Security Manager (DSM) の仕様上、タスクは対象コンピュータ1台毎開始され、その間にハートビートやステータスの変更等、エージェントからの通信が発生した場合には、そちらの処理が優先されます。
なお、同時に実行可能な処理数に関しましてはこちらを参照ください(リンク先の画面左上のリストから対象バージョンを選択してください)。
そのため、予約された時間で一斉に全台の不正プログラム検索を開始する事はできません。
しかし、管理下のコンピュータの台数が多く、それに比例してエージェントからの通信も頻繁に発生するような環境では、全台の不正プログラム検索が開始されるまで数時間のタイムラグが発生する可能性もあります。
そのような極度のタイムラグを許容できない場合、パフォーマンスプロファイルの編集によってタイムラグを短縮する事は可能です。

パフォーマンスプロファイルの編集方法

  1. [DSMインストールフォルダ]/installfiles/nonssa.pp ファイルを任意のフォルダへコピーし、任意のファイル名(拡張子は*.pp)に変更します。
    DSMの初期設定のインストールフォルダ:
    Windows : C:\Program Files\Trend Micro\Deep Security Manager
    Linux : /opt/dsm
  2. *.ppファイルをメモ帳やvi等のテキストエディタで開き、以下のパラメータを編集します。

    パラメータ初期値推奨最大値
    JOBWEIGHTMAX_CONSTANT.CPU506000
    JOBWEIGHTMAX_CONSTANT.DB1004000
    JOBWEIGHTMAX_CONSTANT.NETWORK1004000
    JOBWEIGHTMAX_NUMCORE_FACTOR.CPU25100
    JOBWEIGHTMAX_NUMCORE_FACTOR.DB0100
    JOBWEIGHTMAX_NUMCORE_FACTOR.NETWORK0100
    MAXACTIVE_MANAGERINITIATED_CONSTANT1001000
  • 上述の各値は、同時処理可能な最大タスク数を算出するためのベースとなる数値に過ぎず、数値そのものがCPU使用率やクロック数等を示すものではありません。
  • 大まかな計算式としては、[JOBWEIGHTMAX_CONSTANT.*]+([JOBWEIGHTMAX_NUMCORE_FACTOR.*]×[CPUコア数])となりますので、DSMが仮想マシン上で稼働している場合、仮想マシンのCPUコア数を増加する事によって同時処理可能な最大タスク数が増加します。
  • MAXACTIVE_MANAGERINITIATED_CONSTANT値は、処理待ちキューに登録可能なDSMから開始される最大のタスク数ですが、実際の同時処理数は他の値によって算出されますので、この値だけを引き上げてもタイムラグの短縮は期待できません。
  • システム全体で著しいパフォーマンスの低下を招く恐れがありますので、各値を「推奨最大値」以上に設定する事はお勧めできません。
  • 各値の引き上げによってタイムラグの短縮が期待できるのは、予約タスク実行時にDSMのシステムリソースにゆとりがある場合に限定されます。他のタスクと予約が重複している場合や、タスク実行時にシステム全体のパフォーマンスが低下している場合では、リソースの増強、 データベースを別サーバへ移行、 タスクスケジュールの分散等の対処をご検討ください。
  1. DSMのWeb管理コンソールにログインし、[管理]-[Managerノード]画面からDSMホストのプロパティを開きます。
  2. 「パフォーマンスプロファイル」のプルダウンメニューから「インポート...」を選択します。
  3. インポートウィザード画面が開きますので、「参照」をクリックして編集した*.ppファイルを選択します。
  4. インポートが完了すると、パフォーマンスプロファイルが${all.performanceProfile.ファイル名}として選択されますので、「OK」をクリックします。
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カテゴリ:
操作方法/設定
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