概要
ServerProtect for EMC Celerra 5.8 Patch 2 (以下、ServerProtect for EMC Celerra)以降では、管理コンソール上からTrend Micro Control Manager (以下、Control Manager)への登録が可能となりました。ここでは、管理コンソール上からのControl Managerへの登録手順を解説します。
詳細
管理コンソール上からControl Managerへ登録する手順:
- ServerProtect for EMC Celerra の管理コンソールへログインします。
- [CM Agent Setting]をクリックします。
- 各設定項目を入力してください。下図の赤枠の部分が必須入力項目となります。
Connection Settings:
Server name or IP address : デフォルトでServerProtect for EMC Celerra サーバのコンピュータ名が入力されます。
Group Folder name : Control Managerの製品ディレクトリ上で、ServerProtect for EMC Celerra エンティティが登録されるフォルダ名を入力します。
Entity display name : Control Managerの製品ディレクトリ上に表示されるServerProtect for EMC Celerra エンティティ名 を入力します。
Control Manager (CM) Server Settings:
CM Server name or IP address : Control Managerサーバの完全修飾ドメイン名(FQDN)またはIPアドレスを入力します。完全修飾ドメイン名(FQDN)を入力する場合、ServerProtect for EMC Celerra がインストールされているコンピュータから正常に名前解決ができることをご確認ください。
CM Server port : Control Manager側のWebサーバの待ちうけポートを指定します。httpsポートを指定する場合、[Connect using HTTPS]をチェックします。
※ Control Manager側で、Webサーバのセキュリティレベルが「高」に指定されていると、httpでの通信が拒否されます。その場合にはhttpsのポートを指定し、[Connect using HTTPS]をチェックしてください。
Web Server authentication : Control Manager側でWebサーバ認証が必要な場合、認証のためのユーザ名とパスワードを入力します。
■注意事項
上記はControl Manager にて、初期設定である「HTTP/80」「HTTPS/443」 ポートを使用する前提にて説明しております。※ServerProtect for EMC Celerra ではControl Manager 6.0 Patch 2 以前の環境の場合、HTTPSを使用した配信がサポートされておらず、Control Manager に対して「HTTPS/443」を用いて 登録を行っている場合、ServerProtect for EMC Celerra の管理コンソールからの手動・予約アップデートが失敗する事象がございましたが、ServerProtect for EMC Celerra でMCPエージェントを扱う場合はControl Manager 6.0 SP1以降が必須であり、その問題はSP1で改善されております為、現在は問題ございません。
Proxy Settings :
ServerProtect for EMC Celerra から Control Manager へのhttp(s)通信がプロキシ経由で行われる環境では、[Use a proxy server for communication with Control Manager server]にチェックして必要な情報を入力します。 - 必要な項目を全て入力したら、[Register]をクリックします。
- 登録が完了すると、登録ステータスの表示が下図のようになります。