InterScan Messaging Security Suite(以下IMSS)及びInterscan Messaging Security Virtual Appliance(以下IMSVA)ではメール件名などのキーワード検索を行うことができます。
ここではキーワード検索を行う際の、正規表現を利用した検索キーワードの範囲指定方法について、具体例を交えて解説致します。
検索キーワード\の範囲を指定する際には、以下3つの考え方があります。
ここでは"test"というキーワードを検索する場合の指定方法を例として記載いたします。
・全体一致:指定したキーワードと検索対象が全く同じ内容となります。
※正規表現で"^"は行頭、"$"は行末を意味します。
^test$ |
・完全一致:指定するキーワードと完全に一致するフレーズが検索対象となります。
※正規表現で"\s"は空白文字(半角スペース、\t、\n、\r、\f)を意味します。
\stest\s |
・部分一致:指定したキーワードを文字列に含むフレーズが検索対象となります。
test |
上記設定を使用した場合のキーワード検索結果例は以下の様になります。
test | test mail | testmail | tetsmail | |
全体一致:
^test$ |
○一致
| ×不一致 |
×不一致
|
×不一致
|
完全一致: \stest\s
|
○一致
|
○一致
|
×不一致
|
×不一致
|
部分一致: test
|
○一致
|
○一致
|
○一致
|
×不一致
|