概要
NFS経由で共有フォルダ上のファイルへアクセスした場合に、OSがハングアップしてしまいます。
詳細
本事象はリアルタイム検索が有効な環境で発生する可能性があります。
NFS経由で共有フォルダ上のファイルにアクセスがあった場合、リアルタイム検索で利用しているカーネルフックモジュール(KHM)によって、いくつかのプロセスが停止してしまうことに起因しています。
本事象は以下の手順により、関連プロセスをリアルタイム検索の対象から除外することで回避することができます。
- vi コマンド等を使用して、以下の設定ファイルを変更します。
/opt/TrendMicro/SProtectLinux/tmsplx.xml
※設定ファイル変更前には、バックアップを取得頂くことを推奨いたします。 - [RealtimeExcludeCommand] に以下の値が存在しない場合は値を追加します。
khelper:request-key:keyctl:nfsidmap - 変更した内容を保存し、設定ファイルを閉じます。
- SPLXのサービスを再起動します。
#service splx restart - 事象が改善したかを確認します。