・新しいアカウントでプロファイルを作成すると、以下のエラーが出力される問題
「Microsoft Exchangeへの接続が利用できません。この処理を完了するには、Outlookをオンラインで使用するか、Microsoft Exchangeに接続する必要があります。」
これらは、IIS CGI役割サービスがインストールされると発生するExchange Server 2016の問題です。このCGI役割サービスはISME12をインストールに必須のサービスです。一方でOutlook2013 SP1およびOutlook 2016は、共にExchange Server 2016への接続にMAPI over HTTPSを使用しています。
ISME12をインストールするためにCGI役割をインストールするため、OutlookがExchange Server へ接続できなくなる問題を引き起こします。
【対処方法】
この問題は、Exchange Server 2016 cumulative update 1で修正されております。そのため、問題回避には、CU1以降を適用いただくことをご検討下さい。
もし、Exchange Server 2016にCUを当てていない場合、以下のワークアラウンドがMicrosoft社から提示されております。
これにより、CGIがインストールされていても、Exchange Server 2016に接続できます。
2-1. インターネットインフォメーションサービス マネージャにアクセスし、サーバ名をクリックします。
2-2. 「モジュール」をダブルクリックします。
2-3. 「CgiModule」をクリックし、「ロック解除」を選択します。
2-4. 同様に「FastCgiModule」をクリックし、「ロック解除」を選択します。
2-5. 上記の手順により、Outlook 2016は、MAPI Over HTTPSでExchangeに接続できるようになります。