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データベースの肥大化によって管理コンソールが操作できなくなった場合の対処法  

データベースの肥大化によって管理コンソールが操作できなくなった場合の対処法

    • 更新日:
    • 16 Sep 2020
    • 製品/バージョン:
    • Trend Micro Deep Security 10.0
    • Trend Micro Deep Security 11.0
    • Trend Micro Deep Security 12.0
    • Trend Micro Deep Security 20.0
    • Trend Micro Deep Security 9.5
    • Trend Micro Deep Security 9.5
    • Trend Micro Deep Security 9.6
    • Trend Micro Deep Security 9.6
    • OS:
    • Linux すべて
    • Windows すべて
概要
Deep Security Manager のデータベースが肥大化してしまい、管理コンソールが使用出来なくなりました。
どのように対応したらよいでしょうか。


例)
  • 「ログオン中にエラーが発生しました。ログオンし直してください。」 というエラーが表示され、Webコンソールにログオンできない。
  • 管理コンソールの画面遷移ができない。
詳細
Public
データベースの容量上限によって管理コンソールが使用できなくなった場合は、下記の手順でデータベースのサイズを小さくすることで問題を回避できます。

なお、一般的な RDBMS では、レコードを削除(DELETE)しただけではディスク領域は解放されません。データベースよって一度確保された領域を解放するためには、別途、データベース側で「データベースの圧縮(未使用領域の解放)」作業を行う必要があります。

【データベースの圧縮(未使用領域の解放)】

本手順では SQL Server を利用されている環境を例にしています。

SQL Serverは、SQL Server Management Studioを使用して UI上の操作からデータベースの圧縮を行う方法が用意されていますが、その他のデータベースは、コンソール上で SHRINKコマンド(Oracle DB) や VACUUMコマンド(PostgreSQL) を実行いただく必要があります。
「データベースの圧縮」は、データベース側の一般的な保守作業のため、SQL Server以外での詳細な手順については、ご利用のデータベースのベンダーへ直接お問合せください。

なお、データベースの圧縮によってデータベースのサイズが小さくなった以降も問題が続く場合は、Deep Security Managerサービスの再起動もお試しください。


 
  1. Deep Security Managerサービスを停止します。
  2. 下記のマイクロソフト社のサイトから、SQL Server Management Studio をダウンロードし、SQLサーバがインストールされているマシンにインストールします。
  3. SQL Server Management Studio を開きます。
  4. 画面左、[オブジェクトエクスプローラ] で [データベース] から Deep Security Manager で利用しているデータベースを選択します。
  5. 右クリックで [タスク] [圧縮] [データベース] を選択します。
  6. データベースの圧縮を行います。
  7. 画面左、[オブジェクトエクスプローラ] で [データベース] から Deep Security Manager で利用しているデータベースを選択します。
  8. 右クリックで [タスク] [圧縮] [ファイル] を選択します。(手順3 で選択したデータベースの下)
  9. ファイルの圧縮を行います。
  10. Deep Security Managerサービスを開始します。

事象が再発することを回避するため、作業後は 管理コンソール > [管理] > [システム設定] > [ストレージ] からイベントのデータ削除間隔を調整してください。


 

【イベントのデータ削除】

データベースの圧縮を実施しても、データベースのサイズが変わらない場合は、下記の手順でイベントデータを手動削除したうえで、再度データベースの圧縮を実行してください。

 
  1. コマンドプロンプトを開きます。
  2. Deep Security Manager インストールディレクトリに移動します。

    Windowsの場合: C:\Program Files\Trend Micro\Deep Security Manager
    Linux版の場合: /opt/dsm
  3. 下記削除コマンドを実行します。
    (コマンド実行時、Deep Security Managerサービスが自動的に再起動します。)

    dsm_c -action resetevents -type [パラメータ]

    all: 不正プログラム検索、WEBレピュテーション、ファイアウォール、侵入防御、変更監視、ログ監視のイベントが削除されます。
    am : 不正プログラム検索のイベントが削除されます。
    wrs: WEBレピュテーションのイベントが削除されます。
    fw : ファイアウォールのイベントが削除されます。
    dpi: 侵入防御のイベントが削除さます。
    im : 変更監視のイベントが削除されます。
    li : ログ監視のイベントが削除されます。

    例) dsm_c -action resetevents -type am

    変更監視のイベントを削除した場合、全てのコンピュータにてベースラインの再構築を実施する必要があります。

  4. 【データベースの圧縮(未使用領域の解放)】の手順を行います。

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