どのように対応したらよいでしょうか。
- 「ログオン中にエラーが発生しました。ログオンし直してください。」 というエラーが表示され、Webコンソールにログオンできない。
- 管理コンソールの画面遷移ができない。
なお、一般的な RDBMS では、レコードを削除(DELETE)しただけではディスク領域は解放されません。データベースよって一度確保された領域を解放するためには、別途、データベース側で「データベースの圧縮(未使用領域の解放)」作業を行う必要があります。
【データベースの圧縮(未使用領域の解放)】
本手順では SQL Server を利用されている環境を例にしています。
SQL Serverは、SQL Server Management Studioを使用して UI上の操作からデータベースの圧縮を行う方法が用意されていますが、その他のデータベースは、コンソール上で SHRINKコマンド(Oracle DB) や VACUUMコマンド(PostgreSQL) を実行いただく必要があります。
「データベースの圧縮」は、データベース側の一般的な保守作業のため、SQL Server以外での詳細な手順については、ご利用のデータベースのベンダーへ直接お問合せください。
なお、データベースの圧縮によってデータベースのサイズが小さくなった以降も問題が続く場合は、Deep Security Managerサービスの再起動もお試しください。
- Deep Security Managerサービスを停止します。
- 下記のマイクロソフト社のサイトから、SQL Server Management Studio をダウンロードし、SQLサーバがインストールされているマシンにインストールします。
- SQL Server Management Studio (SSMS) のダウンロード
※マイクロソフト社のサイトへ移動します
- SQL Server Management Studio (SSMS) のダウンロード
- SQL Server Management Studio を開きます。
- 画面左、[オブジェクトエクスプローラ] で [データベース] から Deep Security Manager で利用しているデータベースを選択します。
- 右クリックで [タスク] [圧縮] [データベース] を選択します。
- データベースの圧縮を行います。
- 画面左、[オブジェクトエクスプローラ] で [データベース] から Deep Security Manager で利用しているデータベースを選択します。
- 右クリックで [タスク] [圧縮] [ファイル] を選択します。(手順3 で選択したデータベースの下)
- ファイルの圧縮を行います。
- Deep Security Managerサービスを開始します。
事象が再発することを回避するため、作業後は 管理コンソール > [管理] > [システム設定] > [ストレージ] からイベントのデータ削除間隔を調整してください。
【イベントのデータ削除】
- コマンドプロンプトを開きます。
- Deep Security Manager インストールディレクトリに移動します。
Windowsの場合: C:\Program Files\Trend Micro\Deep Security Manager
Linux版の場合: /opt/dsm - 下記削除コマンドを実行します。
(コマンド実行時、Deep Security Managerサービスが自動的に再起動します。)dsm_c -action resetevents -type [パラメータ]
all: 不正プログラム検索、WEBレピュテーション、ファイアウォール、侵入防御、変更監視、ログ監視のイベントが削除されます。
am : 不正プログラム検索のイベントが削除されます。
wrs: WEBレピュテーションのイベントが削除されます。
fw : ファイアウォールのイベントが削除されます。
dpi: 侵入防御のイベントが削除さます。
im : 変更監視のイベントが削除されます。
li : ログ監視のイベントが削除されます。
例) dsm_c -action resetevents -type am変更監視のイベントを削除した場合、全てのコンピュータにてベースラインの再構築を実施する必要があります。
- 【データベースの圧縮(未使用領域の解放)】の手順を行います。
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