- ファイアウォールを使用している場合、ウイルスバスターCorp.XG へのバージョンアップ時にネットワークの断線などが発生する場合があります。その他、バージョンアップ前の注意事項については、インストールガイドP90をご確認ください。
本バージョンアップ手順では、前バージョンの設定をそのまま引き継ぎます。
そのため、設定の引き継ぎについて、操作を実施する必要はありません。
掲載しているバージョンアップ対策ページも合わせてご確認ください。
作業手順
- Step 1システム要件を確認する
- Step 2既存のバージョンの最新Patchを適用する
- Step 3ウイルスバスター Corp. サーバのバックアップを取得する
- Step 4HotFix配信禁止機能の有効(重要)
- Step 5ウイルスバスター Corp. サーバを上書きバージョンアップする
- Step 6配下のクライアントへ最新プログラムを配信する
Step 1 システム要件を確認する
Apacheをご利用の場合、ウイルスバスター Corp. XG 以降では、Apacheから IISに自動的に切り替えが行われます。
Step 2 既存のバージョンの最新Patchを適用する
ウイルスバスターCorp.10.6をご使用の場合
Critial Patchの適用後、全てのウイルスバスターCorp. クライアントへ配信されたことを確認してください。適用手順 、配信確認方法は下記FAQを参照してください。
ウイルスバスターCorp.10.6 Service Pack 3をご使用の場合
ウイルスバスターCorp.11.0をご使用の場合
ウイルスバスターCorp.11.0 をご使用の環境の場合、アップグレードをスムーズに行うために、可能な限り最新のService Pack、Patchを適用後にウイルスバスターCorp.XGへバージョンアップする事をご検討ください。
最新のService Pack、Patchの適用後、全てのウイルスバスターCorp. クライアントへ配信されたことを確認してください。適用手順 、配信確認方法は下記FAQを参照してください。
Step 3 ウイルスバスター Corp. サーバのバックアップを取得する
バックアップの取得方法については、以下の2通りからどちらかを選択してください。
- Server Migration Tool を使用する方法
- 本手順では、バージョンアップに失敗した場合、最新バージョンのサーバを新規でインストールし、取得した移行可能な設定を適用することができます。
取得可能な設定ならびにその取得方法については以下の製品Q&Aをご参照ください。
次に、サーバ認証証明書のバックアップを行います。
バックアップ方法ついては、以下の製品Q&Aをご参照ください。 - 手動で、全ての設定/ログのバックアップを取得する方法
- 本手順では、既存の設定/ログを全て取得することができます。
しかしながら、バージョンアップに失敗した場合、既存のバージョンのサーバを再インストールし、設定をリストアした後に再度バージョンアップを実施いただく必要があります。
取得可能な設定ならびにその取得方法については、以下の製品Q&Aをご参照ください。 - 本手順では、既存の設定/ログを全て取得することができます。
Step 4 HotFix配信禁止機能の有効(重要)
ウイルスバスター Corp.サーバをXG へ上書きバージョンアップを実施する場合、以下の理由より本設定を有効にすることを強くお勧めします。
- 管理しているクライアントの台数やサーバのスペックによっては、バージョンアッププログラムが一斉に配信されることにより、ネットワークトラフィックの過多やサーバの過負荷を引き起こす場合があります。
- 電源がOFFなどの理由で、Webコンソール上にオフラインで登録されているクライアントに対しても本設定は有効です。
コンピュータの起動時、プログラムの配信より先に本設定が配信される為です。
Step 5 ウイルスバスター Corp. サーバを上書きバージョンアップする
- ウイルスバスター Corp. XG の本体プログラムを、以下の最新版ダウンロードページより取得し、適当な場所(デスクトップ等)に解凍します。
- OSを再起動します。
不要なトラブルを未然に防ぐ為に、可能であればOSを再起動することをお勧めします。
- 解凍したフォルダ内の「setup.exe」をダブルクリックします。
- インストールの画面が開きますので、[次へ]をクリックします。
- 使用許諾契約書をよく読み、同意する場合は [使用許諾契約の内容に同意します] を選択し、[次へ] をクリックします。
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次のいずれかをクリックして、ウイルスバスター Corp. サーバのアップグレード先を選択します。
・このエンドポイント(コンピュータ)
・1つ以上のリモート先エンドポイント(コンピュータ)
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以下のいずれかを選択し、インストール先のコンピュータのウイルスチェックを行なうかどうかを選択し、[次へ] をクリックします。
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機械学習型検索を有効にする場合は、[はい] をクリックします。
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バージョンアップの場合には、以下警告画面が表示されます。
※対象エンドポイントにウイルスバスターCorp.クライアントプログラムがインストールされていない場合にも、以下の警告画面が表示されます。
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以前のバージョンでWebサーバにApacheを使用していた場合、ApacheがXGではサポートされなくなったため、ApacheをアンインストールしIISへ切り替える旨のポップアップが表示されます。
「はい」を選択し、次へ進みます。
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最新のバージョンにバージョンアップする前にウイルスバスター Corp.のデータベースと設定をバックアップすることができます。バックアップを実施することで、バージョンアップに失敗した場合、設定を元に戻すことができます。
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各スキャン方式における、クライアント1台あたりのおおよその配信データ量が表示されます。[次へ]をクリックします。
- [インストール] をクリックし、インストールを開始します。
- インストール完了画面が表示されたらインストールは完了です。[完了] をクリックして終了します。
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以下の製品Q&Aページより、ウイルスバスターCorp.サーバのバージョンアップが正常に完了したことをご確認ください。
Step 6 配下のクライアントへ最新プログラムを配信する
"サーバの配信量(負荷)を調整する手順(STEP4)" を実施していない場合、配下のウイルスバスターCorp. クライアントは自動的にバージョンアップされます。
"サーバの配信量(負荷)を調整する手順(STEP4)" を実施した場合、以下の製品Q&Aの "任意のクライアントにクライアントプログラムを配信する(STEP4)"をご参照ください。
また、以下の製品Q&Aページより、ウイルスバスターCorp. クライアントのバージョンアップが正常に終了したことをご確認ください。