説明
IWSS 5.6 Linux 版や IWSVA 6.5 (Service Pack 2 未満) では、DNS キャッシュの保持期間が比較的長いため、DNS レコードの TTL が短く IP アドレスが頻繁に変わる Web サイトのアクセスに失敗することがあります。
この問題が発生した場合、Web サイトにアクセスできないため、ブラウザには HTTP 504 ゲートウェイタイムアウトやブラウザ固有のエラーページが表示されます。
また、DNS キャッシュのクリア手順 (IWSS 5.6 Linux 版) (IWSVA 6.5) を実施することで、一時的に事象が改善されます。
解決策
IWSS 5.6 Linux 版
1. Critical Patch (build 1119) を適用します。
2. /etc/iscan/IWSSPIProtocolHttpProxy.pni を vi で開きます。
3. [http] セクションに enable_sync_dns_ttl パラメータを追加して、値を yes に設定します。
[http]
enable_sync_dns_ttl=yes
[http] セクション内であればどこに追加しても構いません
3. 設定を保存します。
4. 次のコマンドを実行してHTTP検索サービスを再起動します。
# /etc/iscan/S99ISproxy start
上記手順により、DNS キャッシュ保持期間が、実際の Web サーバの DNS レコードの TTL と同期されるようになります。
IWSVA 6.5 (Service Pack 2 未満)
問題を修正した HotFix を用意しています。HotFix をご希望の場合は、サポートセンター までご連絡ください。
※IWSS 6.5 Linux 版、IWSVA 6.5 Service Pack 2 は修正済みです。