Deep Security Manager(以下、DSM)でメモリ不足(OutOfMemoryError)が出る場合の対応方法を教えてください。
原因
メモリ不足エラー(OutOfMemoryError)はDSMのプロセスが使用するJVMプロセスメモリ(Javaヒープメモリ)が不足している場合に出力されます。
このエラーが発生した場合、DSMの稼働中や「dsm_cコマンド」の実行時に処理が失敗する可能性があります。
この場合、JVMプロセスの割り当てメモリを増やすことで事象を回避できます。
設定変更手順
DSMのログやシステムイベントにメモリ不足エラー(OutOfMemoryError)が出る場合
- Deep Security Managerのメモリ使用量の設定
※リンク先の画面左上のリストから対象バージョンを選択してください。※10.0未満のバージョンをご利用の場合は、10.0の手順をご参照ください。
- サイジング
※リンク先の画面左上のリストから対象バージョンを選択してください。
dsm_cコマンド実行時にメモリ不足エラー(OutOfMemoryError)が出る場合
・本手順は、「dsm_cコマンド」を実行した際にのみ有効な設定になります。そのため、「dsm_cコマンド」を実行時に「java.lang.OutOfMemoryError」が出るなど、メモリ不足によりコマンドが失敗する場合にのみ設定いただくことを推奨いたします。
・本手順は、DSMのバージョンが9.6 Service Pack1 Patch1 Update7以降と、10.0以降の場合に使用できます。
- DSMのインストールディレクトリを開きます。
- インストールディレクトリ直下に「dsm_c.vmoptions」ファイルを作成します。
※どのプラットフォームであっても、同じファイル名になります。 - ファイルに「-Xmx*g」という行を追加します。(この指定により、dsm_cコマンドで利用する最大メモリが*GBに制限されます。)
- ファイルを保存します。
※本手順では、DSMのサービス再起動は不要です。
※本手順による変更は、DSMの管理画面上から確認することはできません。