原因
該当のイベントは、監視対象のログエントリのメッセージ本文が856バイトを超過している場合に通知されます。
Syslogプロトコルは、RFC 3164によってメッセージ全体が1024バイト以下と定義されており、メッセージ本文が856バイトを超過していれば、コンピュータ名や日付等のヘッダー情報と合わせて1024バイトを超過すると考えられるため、該当ルールのしきい値が856バイトに固定されています。
対処法
該当のイベント発生を抑止するには、セキュリティログ監視ルール「1002831 - Unix - Syslog」のプロパティ画面から[設定]タブの「1003 - Non standard syslog message (size too large)」を初期設定の[Default - Critical(13)] から [Ignore] へ変更します。
該当のイベントが多発している環境では、Syslogにログを出力している一部のアプリケーションがRFC 3164に準拠していないと考えられます。
syslogを/var/log/messages等のローカルファイルのみに保存している場合では問題にはならない可能性が高いものの、syslog転送等を行う場合、1024バイトを超過した部分が切り捨てられる等の問題が懸念されますので、長文のログを出力しているアプリケーション側での調整等を推奨します。