目次
- 概要
CPU の脆弱性対応と共に、マイクロソフト社のセキュリティ更新プログラムに追加された新しい仕組みについて - トレンドマイクロ製品の互換性テスト実施状況
CPUの脆弱性に対応したマイクロソフト社のセキュリティ更新プログラムとの互換性テストの結果について - トレンドマイクロ製品に特定モジュールを適用する方法
マイクロソフト社のセキュリティ更新プログラムに追加された新しい仕組みに対応する製品モジュールの状況について - Windows Updateを自動的に実行するためのレジストリキーを手動で作成または配布する方法
対応モジュールの公開前に、手動でレジストリキーを設定する方法について - よくあるご質問
概要
マイクロソフト社の2018年1月3日(US時間)以降の新しいセキュリティ更新プログラムについては、以下情報も併せてご確認ください。
トレンドマイクロ製品の互換性テスト実施状況
マイクロソフト社の2018年1月3日(US時間)以降に公開された、「Meltdown」と「Spectre」のCPUの脆弱性に対応するためのセキュリティ更新プログラムに対して、 互換性の確認が必要だと想定された弊社製品においては互換性テストを実施しております。
実施状況については下記表を確認ください。
製品名 | 対象 バージョン | テスト結果 |
---|---|---|
ウイルスバスター コーポレートエディション | 11.0 以降 | 問題なし |
ウイルスバスター ビジネスセキュリティ | 9.0以降 | 問題なし |
ウイルスバスター ビジネスセキュリティサービス
| 6.2以降 | 問題なし |
ServerProtect for Storage
| 6.0 | 問題なし |
ServerProtect for Windows
| 5.8 | 問題なし |
ServerProtect for EMC Celerra
| 5.8 | 問題なし |
ServerProtect for NetApp
| 5.8 | 問題なし |
Deep Security (Agent / Virtual Appliance)
| 9.0,9.5, 9.6,10.0 以降 | 問題なし |
Trend Micro Safe Lock
| 2.0 | 問題なし |
Trend Micro Virtual Patch for Endpoint
| 2.0 | 問題なし |
Trend Micro Endpoint Sensor
| 1.6 | 問題なし |
トレンドマイクロ製品に特定モジュールを適用する方法
このため、Windows Update を適用するためにはこのレジストリキーの追加が必要となります。
他のセキュリティソフトとの併用、同居を想定していない製品については、各製品毎でレジストリキーを追加するためのモジュールを準備しています。
モジュールの対応状況については下記表をご確認ください。
製品名 | バージョン | 備考 |
---|---|---|
ウイルスバスター コーポレートエディション | 11.0 以降 | XG Critical Patch (ビルド 1820) および 11.0 Service Pack 1 Critical Patch (ビルド 6496) で対応済み |
ウイルスバスター ビジネスセキュリティ | 9.0 | |
9.5 | 9.5 Patch 1 (ビルド 1448)で対応済み | |
ウイルスバスター ビジネスセキュリティサービス
| 6.2以降 | 1/13 対応モジュール配信済み (配信されるまで、1週間程度かかる場合があります。) |
ServerProtect for Storage
| 6.0 | ServerProtect for Storage 6.0 Critical Patch (ビルド 1165)で対応済み |
ServerProtect for Windows
| 5.8 | ServerProtect for Windows 5.8 Critical Patch (ビルド 1517)で対応済み |
ServerProtect for EMC Celerra
| 5.8 | ServerProtect for EMC Celerra 5.8 Critical Patch (ビルド 1516)で対応済み |
ServerProtect for NetApp
| 5.8 | ServerProtect for NetApp 5.8 Critical Patch (ビルド 1246)で対応済み |
Deep Security (Agent / Virtual Appliance) | 9.0 | Deep Security 9.0 Service Pack 1 Patch 5 Critical Patchで対応済み |
9.5 | Deep Security 9.5 Service Pack 1 Patch 3 Update 8 Critical Patchで対応済み | |
9.6 | Deep Security 9.6 Service Pack 1 Patch 1 Update 14 Critical Patchで対応済み | |
10.0 | Deep Security 10.0 Update 6 Critical Patchで対応済み | |
Trend Micro Safe Lock
| 1.0 1.1 2.0 | Trend Micro Safe Lock Critical Patchで対応済み |
Windows Updateを自動的に実行するためのレジストリキーを手動で作成または配布する方法
[トレンドマイクロ製品に特定モジュールを適用する方法]セクションに記載のある通り、他のセキュリティソフトとの併用、同居を想定していない製品については、製品側で順次、対応パッチを用意する予定ですが、[トレンドマイクロ製品の互換性テスト実施状況]セクションの表において互換性テストが完了済みの製品 / バージョンにおいては、下記レジストリキーを手動で登録することも可能です。
お急ぎの場合は、下記キーを手動で追加する事をご検討ください。
また、Active Directoryをご使用の環境においては、グループポリシーを使用して配信することも可能です。配信方法については、Active Directoryの管理者もしくはマイクロソフト社へご確認ください。
- レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースです。レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
- 弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。
- レジストリの編集前に必ずバックアップを作成することを推奨いたします。バックアップ方法の詳細は、ご使用のWindowsのヘルプをご参照ください。
- レジストリーキー="HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\QualityCompat"
- 値の名前 ="cadca5fe-87d3-4b96-b7fb-a231484277cc"
- 種類= DWORD (32ビット) 値
- 値のデータ=0x00000000
よくあるご質問
Q: マイクロソフト社が実施したWindows Update によって、トレンドマイクロの製品がインストールされている環境にどのような事が発生するのでしょうか?
A: Windows Update の適用ができなくなりますが、当社製品そのものの動作に影響がでないことは確認済みです。
各製品の対応状況につきましては[トレンドマイクロ製品の互換性テスト実施状況]セクションをご参照ください。
お急ぎの場合は、手動でWindows Updateカタログから直接セキュリティ更新プログラムをダウンロードして適用する事もご検討ください。手順の詳細については マイクロソフト社へご相談ください。
- マイクロソフトサポート技術情報:Windows Update カタログからドライバーや修正プログラムを含む更新プログラムをダウンロードする方法
Q: 今後公開予定の対応モジュールはどのような目的で公開されるのでしょうか?
A: Windows Update の自動実行ができるようにするための対応モジュールを公開予定です。
Q: 対応モジュールの公開予定はいつになりますか?
A: 各製品の公開予定については、[トレンドマイクロ製品に特定モジュールを適用する方法]セクションをご確認ください。
随時、本製品Q&Aの情報を更新させていただきます。
Q: これはトレンドマイクロ製品の不具合ですか?
A: いいえ。 マイクロソフト社の仕様更新による影響です。
Windows Update を自動的に適用するために、特定のレジストリキーを必要とする要件がOS側に新たに加えられました。
これは、PC にインストールされているセキュリティソフトとWindows の更新プログラムとの互換性を確認することを目的としています。
詳細については マイクロソフト社へご相談ください。
Q: 対象となるOSはなんですか?
A: Windows Update の配信対象に依存します。
詳細については マイクロソフト社へご相談ください。
Q: Windows Update の自動実行ができなくなるとは具体的にどのような状態になるのでしょうか?
A: マイクロソフト社にご相談ください。
Q: WSUS(Windows Server Update Services)経由での配信も対象ですか?
A: 対象になると考えられますが Windows Update での配信動作に関連する内容となるため、詳細については マイクロソフト社へご相談ください。
Q: 2018/1/3以降に配信されるWindowsの修正プログラムすべてが、レジストリを追加しないと配信されないのでしょうか?
A: Windows Update での配信動作に関連する内容となるため、詳細については マイクロソフト社へご相談ください。
Q: トレンドマイクロの製品を使用していますが互換性の問題は発生しますか?
A: 互換性の問題は確認されていません。
[トレンドマイクロ製品の互換性テスト実施状況]セクションをご参照ください。
Q: 対応モジュール未適用環境では、Windows Update の実施には何が必要ですか?
A: 以下のいずれかをご検討ください。
- レジストリキーの手動での追加。(Windows Update が自動的に実行されるための操作です)
手順については[Windows Updateを自動的に実行するためのレジストリキーを手動で作成または配布する方法]セクションをご参照ください。 - 手動でWindows Updateカタログから直接セキュリティ更新プログラムをダウンロードして適用する。
詳細についてはマイクロソフト社へご相談ください。