概要
InterScan Web Security Suite (以下、IWSS) および InterScan Web Security Virtual Appliance (以下、IWSVA) では、いくつかのトレンドマイクロ提供のサーバへの通信が発生するかと思います。通信に失敗する場合の IWSS / IWSVA への影響について教えてください。
詳細
IWSS / IWSVA では、以下5つの機能でトレンドマイクロ提供のサーバとの通信が発生いたします。通信に失敗する場合の影響は、それぞれ以下の通りです。
IWSS 5.6 Windows版:
[管理] > [IWSS設定] > [検索方法の設定]
1. Web レピュテーション
Web アクセスに対するフィルタリング処理の一環として、トレンドマイクロ提供の Web レピュテーションサービス用サーバへの通信が発生します。
【通信失敗時の影響】
Web アクセスに対するフィルタリング処理で一部遅延が発生いたします。
その他の IWSS / IWSVA の機能に影響はありません。
その他の IWSS / IWSVA の機能に影響はありません。
Web アクセスのフィルタリング処理中に、Web レピュテーションサーバからの応答待ちでタイムアウトが発生するためです。
タイムアウト時間は以下の通りです。タイムアウトした場合、Webレピュテーションの結果はスコア"0"、カテゴリ"未分類"として扱われます。
タイムアウト時間は以下の通りです。タイムアウトした場合、Webレピュテーションの結果はスコア"0"、カテゴリ"未分類"として扱われます。
IWSS 6.5 Linux版 / IWSVA 6.5: 0.5秒
IWSS 5.6 Windows版: 10秒
IWSS 5.6 Windows版: 10秒
Web レピュテーションでタイムアウトしても、現在のフィルタリングルールに従ってフィルタリング処理は続行されます。
【事象解消後に必要な作業】
事象解消後に必要な作業はありません。
2. Web レピュテーションフィードバック
Web レピュテーション結果のフィードバックのため、トレンドマイクロ提供の Web レピュテーションフィードバック用サーバへの通信が発生します。
この処理は、Web アクセスのフィルタリング処理とは独立しており、5分毎に実施されます。
フィードバック結果は、Web レピュテーションの判定精度向上のための参考情報として使用されます。
この処理は、Web アクセスのフィルタリング処理とは独立しており、5分毎に実施されます。
フィードバック結果は、Web レピュテーションの判定精度向上のための参考情報として使用されます。
【通信失敗時の影響】
一時的にフィードバック処理に失敗いたします。
フィードバック処理は Web アクセスに対するフィルタリング処理とは独立しているため、
Web アクセスに対するフィルタリング処理には影響はありません。
また、その他の IWSS / IWSVA の機能に影響はありません。
フィードバック処理は Web アクセスに対するフィルタリング処理とは独立しているため、
Web アクセスに対するフィルタリング処理には影響はありません。
また、その他の IWSS / IWSVA の機能に影響はありません。
【事象解消後に必要な作業】
事象解消後に必要な作業はありません。
3. スマートスキャン
Web アクセスに対するフィルタリング処理の一環として提供している機能です。
未知の脅威の検索のため、必要に応じて、トレンドマイクロ提供の Smart Protection Server への通信が発生します。
未知の脅威の検索のため、必要に応じて、トレンドマイクロ提供の Smart Protection Server への通信が発生します。
【通信失敗時の影響】
以下2つの影響があります。その他の IWSS / IWSVA の機能に影響はありません。
1)
Web アクセスに対するフィルタリング処理で一部遅延が発生することがあります。
Web アクセスのフィルタリング処理中に、Smart Protection Server からの応答待ちでタイムアウトが発生するためです。タイムアウトは IWSS / IWSVA 共通で1.5秒となります。
Web アクセスに対するフィルタリング処理で一部遅延が発生することがあります。
Web アクセスのフィルタリング処理中に、Smart Protection Server からの応答待ちでタイムアウトが発生するためです。タイムアウトは IWSS / IWSVA 共通で1.5秒となります。
タイムアウトした場合、スマートスキャン処理はスキップされます。
現在のフィルタリングルールに従ってフィルタリング処理は続行されます。
現在のフィルタリングルールに従ってフィルタリング処理は続行されます。
2)
脅威検索方式が"従来型検索"に自動的に切り替わります。
脅威検索方式が"従来型検索"に自動的に切り替わります。
IWSS / IWSVA は、Smart Protection Server への通信可否を5分毎にチェックします。
こちらに3回連続で失敗すると、自動的にスマートスキャンを無効化し、脅威検索方式を"従来型検索"に切り替えます。"従来型検索"となった場合は、上述のタイムアウトは発生いたしません。
こちらに3回連続で失敗すると、自動的にスマートスキャンを無効化し、脅威検索方式を"従来型検索"に切り替えます。"従来型検索"となった場合は、上述のタイムアウトは発生いたしません。
【事象解消後に必要な作業】
脅威検索方式が"従来型検索"に戻っているかをご確認いただき、スマートスキャンを再度有効化してください。
管理画面の以下から確認と設定が可能です。
管理画面の以下から確認と設定が可能です。
IWSS 6.5 Linux版 / IWSVA 6.5:
[管理] > [一般設定] > [検索方法]
[管理] > [一般設定] > [検索方法]
IWSS 5.6 Windows版:
[管理] > [IWSS設定] > [検索方法の設定]
4. アップデート
パターンファイルや検索エンジンの更新のため、アップデートサーバへの通信が発生いたします。
【通信失敗時の影響】
一時的に最新のパターンファイルや検索エンジンの取得が行われなくなります。
Web アクセスに対するフィルタリング処理を含めた、その他の IWSS / IWSVA の機能に影響はありません。
フィルタリング処理は、現在のパターンファイル/検索エンジンを使用して実施されます。
Web アクセスに対するフィルタリング処理を含めた、その他の IWSS / IWSVA の機能に影響はありません。
フィルタリング処理は、現在のパターンファイル/検索エンジンを使用して実施されます。
【事象解消後に必要な作業】
事象解消後に必要な作業はありません。
事象解消後の次回のアップデート処理で、最新のパターンファイルや検索エンジンのチェック/取得が行われます。
事象解消後の次回のアップデート処理で、最新のパターンファイルや検索エンジンのチェック/取得が行われます。
5. 製品ライセンス
管理画面の以下から、製品のアクティベーションコード(ライセンス)に対して、
オンラインでの詳細情報の確認と、アクティベーションコードの更新が行えます。
これらの操作で、ライセンスサーバへの通信が発生いたします。
オンラインでの詳細情報の確認と、アクティベーションコードの更新が行えます。
これらの操作で、ライセンスサーバへの通信が発生いたします。
IWSS 6.5 Linux 版 / IWSVA 6.5:
[管理] > [管理コンソール] > [製品ライセンス]
[管理] > [管理コンソール] > [製品ライセンス]
IWSS 5.6 Windows 版:
[管理] > [製品ライセンス]
[管理] > [製品ライセンス]
【通信失敗時の影響】
上記管理画面から、オンラインでの詳細情報の確認と、アクティベーションコードの更新が行えなくなります。
Web アクセスに対するフィルタリング処理を含めた、その他の IWSS / IWSVA の機能に影響はありません。
Web アクセスに対するフィルタリング処理を含めた、その他の IWSS / IWSVA の機能に影響はありません。
【事象解消後に必要な作業】
事象解消後に必要な作業はありません。
事象解消後に、管理画面から再操作の実施をお願いします。
事象解消後に、管理画面から再操作の実施をお願いします。